ログの統合と分析のためにご自身の環境でVMware vRealize Log Insightを使用しているお客様は、Veeamからコンテンツ・パックを取得して、バックアップ管理者に権限を与えることができるようになりました。コンテンツ・パックにより、管理者はLog Insightにアクセスしたまま、より有用な情報を参照できます。これによりバックアップ管理者は、バックアップの問題が実際はネットワークの問題であるか、またはストレージの問題であるかをより容易に確認できるようになります。Veeamは、Log Insight Marketplaceで最初にコンテンツ・パックを提供するデータ保護企業であると確信しています。
Log Insightについてもう少しご説明しましょう。Log Insightはログ統合ツールであり、vCenterイベントとすべてのESXiホストのログをLog Insightに転送するように設定できます。さらに、ストレージとネットワークのログもLog Insightに転送するように設定できるため、すべてを一か所にまとめることができます。これらの作業はすべて、syslogで行います。エージェントを使用してWindowsのイベント・ログをLog Insightに転送することもできます。つまり、同じ時間枠のログをすべて参照できます。そのため、タイムアウトという言葉を入力してSCSIタイムアウト・エラーを確認し、SCSIタイムアウトがいつ、どこで起きたかだけでなく、何が影響を受けたかも把握できるかもしれません。コンテンツ・パックを作成することで、ベンダーはすべての情報を確認し、バックアップ・ジョブのエラーなど、その情報の価値を見いだすことができるようになります。同じ時にほかに何が発生していたかを検索して把握できるということを理解していれば、問題をより迅速に解決できる可能性があります。
Log Insightは警告にも使用できることに留意してください。非常に強力な警告機能により、ソースにかかわらず、何が重要であるかに基づくクエリを基に、警告を作成できます。
図1:[Overview]画面
図2:[Backup jobs]画面 — 特定のバックアップ・ジョブの状態を表示
図3:[System]画面 — Veeam関連のシステム情報を表示
これらのラボのサンプル画面を見てお分かりのように、さまざまなダッシュボードとウィジェットで非常に有用な多数の情報が提供されます。貴社のラボでは失敗に終わったジョブのウィジェットが空白であることを願っています。
有益な情報を具体的に見ていきましょう。図3を見ると、このラボのVeeamインフラストラクチャで接続が切断されていたことが分かります。バックアップに影響を及ぼす可能性のある問題がVeeamインフラストラクチャにあることがこの画面によって判明したため、バックアップ問題の解決策を見いだせるかもしれません。
図4:[Dropped Connections]ウィジェット
図4では、さらなる情報を表示する[i]に注目してください。表示される画面を図5に示します。[Interactive Analytics]を開く矢印が表示されていますか。Log Insightでのアクセス権に応じて、図4の上部に表示されているCOG(歯車)が表示される場合と表示されない場合があります。矢印をクリックすると、以下の図6に示すような情報が表示されます。
図5:ウィジェットのさらなる情報
図6:[Interactive Analytics]画面
先ほども述べたように、コンテンツ・パックでは警告が提供されますが、その数は相当な数に上ります。一部の興味深い警告を以下に示します。
- バックアップ・ジョブのエラー
- バックアップ・コピー・ジョブのエラー
- 削除されたジョブ
- ライセンスの期限切れ
- 確認されたReFSイベント
- レプリケーション・ジョブのエラー
上記の警告はすべて(もしくはその他多数の警告はすべて)、特定の条件が満たされた場合に常に警告を発して電子メールを送信するように設定できます。
この機能を利用するには、MarketplaceからVeeamコンテンツ・パックをインストールする必要があります。以下はインストールを行う際に役立つ情報です。
図7:[Admin]メニュー→[Content Packs]
[Content Packs]を選択すると、すでにインストールされているコンテンツ・パックが表示されますが、これをMarketplaceのコンテンツ・パックに変更する必要があります。画面の左上をご覧ください。以下の図7のような内容が表示されます。
図8:[Marketplace]を選択して別のコンテンツ・パックを表示
スクロール・ダウンしてVeeam Backup & Replicationコンテンツ・パックに移動します。
図9:オンラインのMarketplaceでVeeamを確認
コンテンツ・パックは、タイトルをクリックするだけでインストールされます。インストールが完了すると、上記の図8のような画面が表示されます。
ファイアウォールの背後にいるために、インターネットやLog Insight Marketplaceにアクセスできない場合は、VMware Solution Exchangeでコンテンツパックを検索することもできます。
コンテンツパックがインストールされると、(コンテンツ・パックのほかの情報とともに)エージェントのインストールと構成に役立つリンク(一般的なヘルプおよびエージェントの構成に関するヘルプ)が提供されます。エージェントは、メインのバックアップ・サーバーにのみインストールする必要があります。ほかのサーバー(リポジトリ・サーバーやプロキシ・サーバー)にインストールする必要はありません。
エージェントがインストールおよび構成されると、Log Insight Veeamダッシュボードに情報が表示されます。バックアップや、リストア、SureBackup、レプリケーション、バックアップ・コピー・ジョブが行われると、さらに多くの情報が表示されます。
ほかにもコンテンツ・パックに対するご要望があれば以下にコメントを入力してお知らせください。初期バージョンであるため、改善のために皆様のフィードバックを必要としています。また、次はどのVeeamアプリケーションにコンテンツ・パックを提供すべきかについても是非お知らせください。
The post Veeam Backup & ReplicationにVMware vRealize Log Insightのコンテンツ・パックが登場 appeared first on Veeam Software オフィシャル ブログ.