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Channel: Veeam公式ブログ –仮想化技術に関する最新情報
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Veeam Backup & ReplicationがvSANで認定

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これが何を意味しているのかと誰かに聞かれ、この質問を基に説明を始めるのが良いかもしれないと考えました。VMware vSANは、Software-Defined Storageを提供する、VMware vSphereの素晴らしい機能の1つです。この機能ではESXiとvCenterをインストールできます。ホストがSSDとHDDを組み合わせている場合やSSDのみの場合、数クリックするだけでvSANが有効化され、すべてのホストで共有できるストレージを手にすることができます。ストレージをプロビジョニングするという従来型のプロセスとは全く異なります。別のホストを追加して、プロセッサ、RAM、ストレージを増加させることもできます。vSANがVMwareでもっとも早いペースで売れている製品の1つである主な理由は、ストレージのプロビジョニングと管理が容易であるという点です。

Veeamは2014年6月にvSANのサポートを開始しました。それ以前も、実際にVeeamのお客様は、仮想マシン(VM)をバックアップし、さらにはvSANでホストされているVMを問題なくリストアできましたが、サポートの開始によって、洗練された重要なロジックが追加されました。この洗練されたロジックにより、VeeamプロキシがVMとして同じホストにある場合に、別のホストの別のプロキシではなく、確実にそのプロキシがバックアップを行うようになります。つまり、ネットワーク・トラフィックがより少なくなり、バックアップの速度が向上します。VMがホストAにあるにもかかわらず、ホストCのプロキシがバックアップを行えば、ネットワークを横断するトラフィックは増加します。

Veeamはまた、仮想マシンと関連するストレージ・ポリシーのバックアップとリストアもサポートしています。リストアでは、同じポリシーがデフォルトでひも付けされていますが、適宜別のポリシーを選択することもできます。以下の図を参照してください。

Veeam Backup & Replication is now certified on vSAN

図1:vSANでバックアップされたVMのリストア

ストレージ・ポリシーにより、VMが必要とする適切なストレージ・パフォーマンスとその他の要件が提供されるため、これは非常に重要です。リストアでは、VMに確実に同じポリシーが適用される必要があり、Veeamはそのように対応しています。また、ポリシーの変更を選択することも有用です。

Veeamは、vSANが普及し、より多くのお客様がvSANを使用していることを認識したため、Veeam Management Pack for Microsoft System Center v8にvSANのサポートを追加しました。約70以上のモニターがこのサポートに含まれ、各モニターには、モニターにいつ警告が表示されるかを説明するナレッジ・ベースの記事が付属します。重要なクラスタの状態をリアルタイムに可視化でき、さらには極めて有用なVeeam Morning Coffee Dashboardの一部となります。vSANに関連する警告の例を以下に示します。

Veeam Backup & Replication is now certified on vSAN

図2:Veeam SCOM MPの一部のvSAN警告リスト

Veeamは最近、VMware vSAN 6.5の発売に伴い開始されたVMware Ready for vSANプログラムへの参加を招待されました。Veeam Backup & Replicationは徹底的に検査され、データ保護カテゴリ内のVMware Ready for vSANとして認定されました。この最近の開発について詳しくは、こちらのKB記事、およびvSAN HCLのVeeamのリストをご覧ください。

これは何を意味しているのでしょう。vSANでVeeamのソフトウェアを使用すれば、VeeamのソフトウェアはvSANを認識し連携して動作します。つまり、お客様はいつでもVMをリストアできるのです。

 

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デジタル・トランスフォーメーション戦略の危機的状況

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私たちが生きるデジタル世界では、あらゆる年齢のユーザーが、家庭においても職場においても、情報とサービスに常時アクセスできる状態を求めています。目的を問わず、シームレスな体験が期待されているため、企業は信頼性の高いサービスを顧客に提供できるように運用を再考しています。しかし、そのような運用を目指す多くの企業が、苦戦を強いられているように思えます。その原因となっているのが、不十分なアベイラビリティです。

本日Veeamが発表した調査(2017 Veeam Availability Report)によると、企業は現在もアベイラビリティのギャップに関する課題を抱えています。つまり、ユーザーのニーズとITが提供可能なサービスに差があるのです。実際、全世界の82%の企業がこの問題を抱えていることを認めています。アベイラビリティのギャップによって発生するコストは、平均で年間24億円(約2,180万ドル)。そう、この数字は読み違いではありません!これはダウンタイムとデータ損失によって発生するコストであり、ブランド力の低下や顧客からの信用の失墜といった間接的な影響は含まれていません。世界中のすべての企業にとって重大な問題ですが、その原因は完全に回避することができます。

しかし、今回の調査では、金銭面での影響が甚大であるというだけでなく、不十分なアベイラビリティがイノベーションの足かせになっていることも示されています。調査対象となった24か国の上級意思決定者1,060名のうち69%が、アベイラビリティは各社のデジタル・トランスフォーメーション戦略を支える中核的な要件であると回答しました。にもかかわらず、3分の2以上の回答者は、アベイラビリティが不十分であるためにイノベーションへの取り組みが妨げされ、前進できていないと率直に認めているのです。驚きの調査結果でした。

現在は24時間365日のデジタル・ライフが求められる時代であり、子供たちは(私の子もそうですが)、サービスには自由にアクセスできるものだと期待して育ち、ユビキタスな体験を求めてビジネス社会に入っていくというのに、企業がアベイラビリティの最も基本的な理念を実現できていないというのは、怖ろしいことです。私は1人のビジネス・リーダーとして、この状況を憂慮しています。1人のユーザーとして、不満を感じています。1人の父親として、気がかりです。

競争が激しい現在の市場で成功するには、基盤を強固にして、サービスのアベイラビリティを最大限に高める必要があります。ユーザーは、情報やサービスがどこに保存されていようと、必要な場面で必ず利用できることを望んでいます。企業がクラウドなどの技術を導入して俊敏性、信頼性、シンプルさの改善を図る上で、その基盤となるアベイラビリティは絶対に必要なものです。Veeamの調査から、多くの企業はこのような投資をしていないことが明らかになりました。これは多くのユーザーにとって重大な懸念事項のはずですが、解決することができます。どんな解決策でしょうか?このジレンマを抱える企業のみなさまには、ぜひともVeeamにお問い合わせの上、お確かめいただきたいと思います。Veeamは、ユーザーが求めるAlways-Onアベイラビリティの提供や、デジタル・トランスフォーメーションを成功に導くお手伝いができます。

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Veeam Backup & ReplicationにVMware vRealize Log Insightのコンテンツ・パックが登場

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ログの統合と分析のためにご自身の環境でVMware vRealize Log Insightを使用しているお客様は、Veeamからコンテンツ・パックを取得して、バックアップ管理者に権限を与えることができるようになりました。コンテンツ・パックにより、管理者はLog Insightにアクセスしたまま、より有用な情報を参照できます。これによりバックアップ管理者は、バックアップの問題が実際はネットワークの問題であるか、またはストレージの問題であるかをより容易に確認できるようになります。Veeamは、Log Insight Marketplaceで最初にコンテンツ・パックを提供するデータ保護企業であると確信しています。

Log Insightについてもう少しご説明しましょう。Log Insightはログ統合ツールであり、vCenterイベントとすべてのESXiホストのログをLog Insightに転送するように設定できます。さらに、ストレージとネットワークのログもLog Insightに転送するように設定できるため、すべてを一か所にまとめることができます。これらの作業はすべて、syslogで行います。エージェントを使用してWindowsのイベント・ログをLog Insightに転送することもできます。つまり、同じ時間枠のログをすべて参照できます。そのため、タイムアウトという言葉を入力してSCSIタイムアウト・エラーを確認し、SCSIタイムアウトがいつ、どこで起きたかだけでなく、何が影響を受けたかも把握できるかもしれません。コンテンツ・パックを作成することで、ベンダーはすべての情報を確認し、バックアップ・ジョブのエラーなど、その情報の価値を見いだすことができるようになります。同じ時にほかに何が発生していたかを検索して把握できるということを理解していれば、問題をより迅速に解決できる可能性があります。

Log Insightは警告にも使用できることに留意してください。非常に強力な警告機能により、ソースにかかわらず、何が重要であるかに基づくクエリを基に、警告を作成できます。

vRealize Log Insight Content Pack for Veeam Backup & Replication

図1:[Overview]画面

vRealize Log Insight Content Pack for Veeam Backup & Replication

図2:[Backup jobs]画面 — 特定のバックアップ・ジョブの状態を表示

vRealize Log Insight Content Pack for Veeam Backup & Replication

図3:[System]画面 — Veeam関連のシステム情報を表示

これらのラボのサンプル画面を見てお分かりのように、さまざまなダッシュボードとウィジェットで非常に有用な多数の情報が提供されます。貴社のラボでは失敗に終わったジョブのウィジェットが空白であることを願っています。

有益な情報を具体的に見ていきましょう。図3を見ると、このラボのVeeamインフラストラクチャで接続が切断されていたことが分かります。バックアップに影響を及ぼす可能性のある問題がVeeamインフラストラクチャにあることがこの画面によって判明したため、バックアップ問題の解決策を見いだせるかもしれません。

vRealize Log Insight Content Pack for Veeam Backup & Replication

図4:[Dropped Connections]ウィジェット

図4では、さらなる情報を表示する[i]に注目してください。表示される画面を図5に示します。[Interactive Analytics]を開く矢印が表示されていますか。Log Insightでのアクセス権に応じて、図4の上部に表示されているCOG(歯車)が表示される場合と表示されない場合があります。矢印をクリックすると、以下の図6に示すような情報が表示されます。

vRealize Log Insight Content Pack for Veeam Backup & Replication

図5:ウィジェットのさらなる情報

vRealize Log Insight Content Pack for Veeam Backup & Replication

図6:[Interactive Analytics]画面

先ほども述べたように、コンテンツ・パックでは警告が提供されますが、その数は相当な数に上ります。一部の興味深い警告を以下に示します。

  • バックアップ・ジョブのエラー
  • バックアップ・コピー・ジョブのエラー
  • 削除されたジョブ
  • ライセンスの期限切れ
  • 確認されたReFSイベント
  • レプリケーション・ジョブのエラー

上記の警告はすべて(もしくはその他多数の警告はすべて)、特定の条件が満たされた場合に常に警告を発して電子メールを送信するように設定できます。

この機能を利用するには、MarketplaceからVeeamコンテンツ・パックをインストールする必要があります。以下はインストールを行う際に役立つ情報です。

vRealize Log Insight Content Pack for Veeam Backup & Replication

図7:[Admin]メニュー→[Content Packs]

[Content Packs]を選択すると、すでにインストールされているコンテンツ・パックが表示されますが、これをMarketplaceのコンテンツ・パックに変更する必要があります。画面の左上をご覧ください。以下の図7のような内容が表示されます。

vRealize Log Insight Content Pack for Veeam Backup & Replication

図8:[Marketplace]を選択して別のコンテンツ・パックを表示

スクロール・ダウンしてVeeam Backup & Replicationコンテンツ・パックに移動します。

vRealize Log Insight Content Pack for Veeam Backup & Replication

図9:オンラインのMarketplaceでVeeamを確認

コンテンツ・パックは、タイトルをクリックするだけでインストールされます。インストールが完了すると、上記の図8のような画面が表示されます。

ファイアウォールの背後にいるために、インターネットやLog Insight Marketplaceにアクセスできない場合は、VMware Solution Exchangeでコンテンツパックを検索することもできます。

コンテンツパックがインストールされると、(コンテンツ・パックのほかの情報とともに)エージェントのインストールと構成に役立つリンク(一般的なヘルプおよびエージェントの構成に関するヘルプ)が提供されます。エージェントは、メインのバックアップ・サーバーにのみインストールする必要があります。ほかのサーバー(リポジトリ・サーバーやプロキシ・サーバー)にインストールする必要はありません。

エージェントがインストールおよび構成されると、Log Insight Veeamダッシュボードに情報が表示されます。バックアップや、リストア、SureBackup、レプリケーション、バックアップ・コピー・ジョブが行われると、さらに多くの情報が表示されます。

ほかにもコンテンツ・パックに対するご要望があれば以下にコメントを入力してお知らせください。初期バージョンであるため、改善のために皆様のフィードバックを必要としています。また、次はどのVeeamアプリケーションにコンテンツ・パックを提供すべきかについても是非お知らせください。

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Veeam Backup & Replication 9.5 Update 2のMSP向けリモート・アクセス

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Veeamのサービス・プロバイダの皆様が、Veeam Backup & Replication 9.5 Update 2をダウンロードできるようになりましたことを喜んでお知らせいたします。これは、Veeamの主力製品の最新アップデートです。Veeam Agent for Microsoft Windows 2.0のリリースに対するサポートが追加されているほか、重要な機能強化とバグ修正が含まれています。しかしながら、Veeamのサービス・プロバイダにとって、もっとも注目すべき新機能はVeeam Backup Remote Accessです。この新機能について詳しく見ていきましょう。

BaaS(Backup as a Service)製品の中核を成すのは、データ保護アクティビティとインフラストラクチャの完全な管理です。そのため、BaaSを提供するすべてのサービス・プロバイダは、顧客のVeeam Backup & Replication環境に接続して管理とトラブルシューティングを継続的に実施することが求められます。これまでは、このようなタスクを実行するには、VPN(もしくは類似のテクノロジー)を実装および保守することでクライアント・サイトに接続しなければならなかったため、複雑性、信頼性、コストの面で理想的なソリューションではありませんでした。

新たにCloud Connectインフラストラクチャを使用

今後さらなる機能をCloud Connectフレームワークに追加するため、Veeam Cloud Connectへの投資は将来利益を生み出し続けることを、Veeamは数年前にサービス・プロバイダに約束しました。そしてそれ以来、この約束を果たしてきました。当初、Veeam Backup & Replication v8では、バックアップとバックアップ・コピー・ジョブのみがCloud Connectフレームワークでサポートされていました。しかし、すでにv9で、完全なクラウドベースのDRaaS(Disaster Recovery as a Service)ソリューションに対するレプリケーション・ジョブのサポートと、Veeam Managed Backup Portal(現在のVeeam Availability Console)による基本的なリモート管理が追加されました。

そして9.5 Update 2では、完全なリモート・バックアップ・コンソール操作が可能になるほか、Remote Desktopをテナントのバックアップ・サーバーに接続できるようになります。これらはすべて、Veeam Cloud Connectによって提供される、TLSで保護された既存の単一ポート・トンネルによって実現されます。ようやくVPNの設定が不要になり、テナントのバックアップ・サーバーを透過的に、特別な設定なしに管理できるようになります。

今後さらなる機能が追加され、Cloud ConnectインフラストラクチャによってROIをさらに向上できますのでご安心ください。VeeamON 2017に参加して最新情報を是非ご確認ください。ただし、今はこの記事の本題に戻って以下を紹介します。

Veeam Backup Remote Access

新規および既存のVeeam Cloud & Service Providers(VCSP)パートナーをさらに強化してマネージド・サービスを提供できるようにするために、Update 2には、VCSPのサポート・スタッフが、直接レイヤーの3つのネットワーク接続を最初に確立することなく、Veeam Backup & Replication ConsoleやRemote Desktopクライアントを使用して、既存のCloud Connectトンネル経由でテナントのバックアップ・サーバーにリモートで接続できる新機能を導入しています。この機能により、リモート・サポート、トラブルシューティング、テナントのバックアップ・ジョブとレプリケーション・ジョブの管理、およびバックアップ・サーバーそのものの管理が可能になります。素晴らしいと思いませんか。

Veeam Backup & Replication 9.5 Update 2

Veeam Backup Remote Accessを使用すると、Veeamのバックアップ・コンソールまたはMicrosoft RDPクライアントを既存のCloud Connectトンネル経由で顧客のバックアップ・サーバーに接続できる機能を使用して、顧客のサイトにおけるVeeam Backup & Replicationのインストールを完全にリモートで管理できます。

 

Veeam Backup Remote Accessの機能では、TLSで保護された既存の単一ポートを活用してサービス・プロバイダに接続しています。この接続は、サービス・プロバイダを登録した時点で、テナントのVeeam Backup & Replication環境から確立されます。これにより、サービス・プロバイダのスタッフは、バックアップ・コンソールまたはRemote Desktopコンソールを使用して、サービス・プロバイダのデータセンターであろうと、楽園の島のビーチであろうと、いかなる場所のいかなるワークステーションからも、テナントのバックアップ・サーバーに接続できます。

どちらの選択肢を使用した場合も、サーバー・プロバイダは、リモート管理とトラブルシューティングを実施できます。Remote Consoleを使用してテナントのVeeam Backup & Replicationサーバーに接続すると、ジョブ・ステータスの確認、構成の変更、バックアップ・インフラストラクチャ・コンポーネントの管理、およびコンソールからテナントの代わりに普段実行するほかのあらゆるタスクの実行が可能です。一方、Remote Desktopオプションを使用すると、バックアップ・サーバーそのもののトラブルシューティング、OS設定の変更、パッチのインストールなどが可能です。

どのように機能させますか。

端的に言って、何もしなくても機能します。言うまでもありませんが、セキュリティの理由から、テナントは以下に示す[Allow this Veeam Backup & Replication installation to be managed by the service provider]チェック・ボックスを選択することで、サービス・プロバイダがリモート管理を行うことを承諾する必要があります。

Veeam Backup & Replication 9.5 Update 2

必要な操作はこれだけです。サービス・プロバイダは、Remote ConsoleまたはRemote Desktopのいずれかお好きな方法を使用して、テナントのバックアップ・サーバーに接続できます。

ただし、セキュリティ向上のために、デフォルトでは、いずれかのクライアント・アプリケーションを実行しているコンピュータは、サービス・プロバイダのデータセンターに設置され、サービス・プロバイダのCloud Connectサーバーに直接接続できなければなりません。そのため、サポート・スタッフが出張中に、またはリモートでサポートを行うことになる場合は、Cloud Connectサーバーの[General Options]ダイアログにある[Security]タブの[Accept remote console connection requests originating from the Internet]チェック・ボックスを選択することで、サポート・スタッフがこの機能を使用できるようにする必要があります。

Veeam Backup & Replication 9.5 Update 2

Remote Consoleを使用した接続

サービス・プロバイダのコンソールからリモート・コンソール・セッションを開始するには、[Cloud Connect]の下の[Tenants]メニューでテナントのアカウントを右クリックし、[Remote console]オプションを選択します。

Veeam Backup & Replication 9.5 Update 2

使用中のVeeam Backup & Replicationコンソールは、Cloud Connectサーバーに接続できなければなりません。次の2つの方法でこの設定を行うことができます。

  • [Direct network connection]:コンソールがサービス・プロバイダのデータセンターに設置されている場合は、このオプションを選択し、Cloud Connectのバックアップ・サーバー名とポート番号を入力します。
  • [Through the cloud gateway]:コンソールがインターネット上の任意の場所に設置されている場合は、このオプションを選択し、テナントと同じように、クラウド・ゲートウェイ・アドレスとCloud Connectのポート番号を入力します。ただし、デフォルトのセキュリティ設定では、このような接続はCloud Connectサーバーから拒否されることに留意してください。

いずれの方法を選択してCloud Connectサーバーに接続する場合も、Cloud ConnectサーバーのFull Administratorロールを持つアカウントの情報も入力する必要があります。

Veeam Backup & Replication 9.5 Update 2

接続が確立されると、リモートで管理するテナント、および接続するテナントのバックアップ・サーバー(テナントに複数のバックアップ・サーバーがある場合)をリストから選択できます。最後に、テナントのバックアップ・サーバーのロールを持つアカウントのユーザー名とパスワードを指定します。多くの認証情報を入力する必要があるため、ショートカットを作成できるようにしています。該当のオプションをクリックすると、すべての認証情報が保存され、その認証情報を使用したショートカットがデスクトップに送信されます。

Veeam Backup & Replication 9.5 Update 2

入力された認証情報がすべて正しい場合、サービス・プロバイダのコンソールには、以下のように、テナントのバックアップ・サーバーに接続されていることを表すメッセージが表示されます。

Veeam Backup & Replication 9.5 Update 2

接続が確立されると、Veeam Backup & Replicationコンソールでサポートされるすべての管理タスクを実行できます。ただし、ファイルおよびアプリケーション・アイテムの復元は除きます。現在のところ、このプロセスではバックアップをコンソールにローカルでマウントする必要があるためです。これらの復元は、パフォーマンスを考慮すると、Remote Desktop経由でローカル・コンソールを使用した場合に最適に実行されます。キャパシティについては、次回お話しします。

Remote Desktopクライアントを使用した接続

サービス・プロバイダのコンソールからリモート・デスクトップ・セッションを開始するには、[Cloud Connect]の下の[Tenants]メニューでテナントのアカウントを右クリックして、[Remote desktop]オプションを選択し、続いて接続するテナントのバックアップ・サーバーを選択します。

Veeam Backup & Replication 9.5 Update 2

テナントのVeeam Backup & Replicationサーバーへのリモート・デスクトップ接続が、Cloud Connectトンネル経由で直ちに確立されます。当然ながら、Remote Desktopクライアントは、接続しているバックアップ・サーバーへの管理認証情報を求めてきます。確立されたリモート・デスクトップ・セッションを使用して実行できる操作に制限はありませんが、サービス・プロバイダのコンソールを閉じた場合も、リモート・デスクトップ・セッションは実行され続けることに留意してください。

結論

Veeamは、Veeam Backup Remote Accessの機能追加によって、VCSP向けのサービス機能を強化し続けることで、VCSPが管理とサポート製品を拡張し、より適切にVeeamのアベイラビリティをクライアントに提案できるよう支援します。Veeamは、既存のCloud Connectフレームワークをさらに活用することで、これを実現しました。Cloud Connectフレームワークは、引き続きVeeamのクラウド・アベイラビリティ・プラットフォームの中核を成し、今後もさらなる機能が追加されます。一般的なサービス・プロバイダがほかの投資を行えば、非常に高いROIを実現できます。

 

お試しになる場合は、今すぐダウンロードしてください。

VCSPでないお客様は、VCSPプログラムに登録してVCSPになることができます。

Veeam Cloud Connectを実装していないお客様は、こちらのガイドをご覧ください。

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Veeam VTLからAmazon S3およびGlacierへ:コスト効率に優れたテープの代替手段

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今日、ストレージ・プロバイダ大手の大半が何らかの形態の長期的な物理テープ・ライブラリ・ストレージを提供しており、顧客はコスト効率に優れたコールド・ストレージを選択できます。しかしながら、物理テープ・ライブラリ・ストレージは、いくつかの重要な問題に直面しています。まず、持ち運びと管理が複雑だということです。次に、アップグレードのコストです。古いテープは低速で信頼性に欠けますが、新しいテープは低価格ではありません。テープ・メディアは一定の温度で保管する必要があるため、保管状態が問題になる場合もあります。コールド・ストレージを既存のクラウド・バックアップ・インフラストラクチャに統合できない、または交換さえもできないという問題もあります。オンプレミス・データとクラウド・バックアップ間のシームレスな同期を必要とするITスタッフにとって、仮想テープ・ライブラリ(VTL)に備わるスケーラビリティと管理の容易性が優れているのはこのような点においてです。テープ・インフラストラクチャを最新のクラウドベースのストレージ・システムに交換するという選択肢は、多くの企業にとって魅力的であり、VeeamがVTLテクノロジーに投資している理由はそこにあります。

VeeamにおけるVTLの選択肢

VeeamON 2017では、多くの素晴らしい発表があり、その1つは、Veeamのお客様が、スケーラブルかつコスト効率に優れたテープの代替手段として、Amazon AWSオブジェクト・ストレージでVTLを利用できるようになったことでした。Veeamのお客様にとって、このソリューションが素晴らしい点は、既存のバックアップ・プロセスを全く変更せずに、Veeam Backup & Replicationを利用できる点です。多くの企業は、テープの機能に基づいたルールを使用して、業務手順を構築し、さまざまなリストア・ポイントの場所を予測しているため、プロセスの変更が不要であることは重要なポイントです。Veeam統合のVTLソリューションを使用すると、データは低レイテンシのAWSパブリック・クラウド・ストレージ(Amazon Simple Storage Service S3)に保存されます。データをさらにコスト効率に優れたAmazon Glacier Storageに移行して長期間の保存を可能にするスマートなデステージ機能も利用できます。Veeamでは現在、VTLに対して、AmazonのネイティブVTLまたはStarWind Cloud VTLを利用する2つの選択肢を提供しています。今後さらなる選択肢が発表されます。

どのように機能するか

前述したように、VeeamのバックアップをAWSにオフロードする際、Veeamのお客様にはVTLの選択肢が複数提供されます。VTLは実装すると、仮想マシンまたはオンプレミス・サーバーに置かれ、Veeam Backup & Replicationに表示されます。VTLは物理テープ・デバイスとして表示され、テープ・データを受信できるようになります。その後、迅速な復元機能を利用できる低レイテンシのS3ストレージにデータを移行します。VTLはオンプレミスの物理テープ・ドライブをエミュレートしているため、テープへのバックアップに精通したユーザーは、プロセスを変更する不要はありません。データをS3ストレージに移行した後は、Glacierに移行することを選択できます。Glacierではデータの復旧に24時間かかるのに対して、S3では短時間で済みますが、長期的な保存目的とコスト効率の点ではGlacierが優れています。

Veeam VTL to Amazon S3 & Glacier

 

物理テープをクラウドでオフサイトに移行するメリット

VTLにより、クラウド・ストレージ層を既存のバックアップ・インフラストラクチャに統合する作業が容易になりますが、VTLで実現できるようになった重要な作業がもう1つあります。本番データのコピーをオフサイトに移動することで、3-2-1ルールの最終ステージを完了できるようになったのです。オンプレミスの物理テープ・ストレージのみに依存することは、企業の災害に耐え得る理想的なバックアップ計画とはかけ離れています。古い仕組みを維持し、物理テープをセカンダリ・サイトに輸送することもできます。しかし、輸送コストにいくらかかるでしょうか。また、テープが誤った場所に配置されるのも困ります。また、物理テープをオフサイトに輸送することで、本当に貴社はダウンタイムを最小限に抑えながら最大限の可用性を実現することができるでしょうか。物理テープ・インスタンスを、Veeamの既存の仮想バックアップとともに仮想環境に統合できるようにすることで、災害時にはデータをクラウドに安全に保存し、オフサイトのロケーションから容易に復旧できます。

以下の図では、Veeam Backup & Replication v10(Veeam Availability Suite v10の一部)で使用されているこの新しいVTLテクノロジーと、日次テープ・バックアップのロジックを含む新しいGFSメディア・セット機能をこっそりお見せします。

Veeam VTL to Amazon S3 & Glacier

結論として、バックアップを実行している場合、もしくはバックアップ・ファイルをAWSに転送したいと常々考えていた場合は、以下を実施してください。

  1. テープ・デバイスをご提案したVTLでエミュレートします
  2. 既存のテープ・ジョブを使用するか、新たなジョブを設定します
  3. VTLをAWSに接続します
  4. 準備完了です

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新たなNimbleセカンダリ・フラッシュ・アレイからいかにメリットを得るか

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フラッシュをバックアップ先に追加することを提案したらどうしますか。これはまさに、Nimble Storageがセカンダリ・フラッシュ・アレイの最新リリースで行ったことです。

フラッシュ層を追加すると、バックアップ(主に復元)に関するVeeamの特定の特徴や機能にいくつかの素晴らしいメリットがもたらされる可能性があります。

Veeamは、システムの簡素性と有用性を完全に維持しながら、バックアップ・ウィンドウを短縮し、パフォーマンスが本番ワークロードに及ぼす影響を抑えようと尽力しています。その際、Nimbleセカンダリ・フラッシュ・アレイが重要な役割を果たします。Nimbleセカンダリ・フラッシュ・アレイにより、そのようなバックアップの加速や、このデータを仮想ラボで活用する機能、および複数のインスタントVMリカバリ機能を一度に実行する機能を有効に利用することができます。

Nimbleが発売したこの新しいSANバックアップ・アプライアンスの構成を見てみましょう。

プラットフォーム SF100 SF300
接続性 iSCSIまたはFC
最大書き込みスループット 400 MB/秒 800 MB/秒
必須のフラッシュ条件 8%(高い重複排除率を可能にするため)
物理容量 21 TB~126 TB 42 TB~252 TB
利用可能容量 16 TB~100 TB 30 TB~200 TB
実効容量(8:1) 800 TB 1.6 PB
最大読み取り/書き込みIOPS 20,000 40,000
拡張筐体数 最大2 最大2

Veeamの環境でこの構成が役立つ主な特徴と機能は何でしょうか。

高速リカバリ

インスタントVMリカバリ:インスタントVMリカバリは、VMware vSphereまたはMicrosoft Hyper-V上の仮想化されたあらゆるアプリケーションを、バックアップから直接実行できる機能です。ユーザーは通常、ストレージのプロビジョニング、バックアップの抽出、および本番環境へのコピーが完了するのを待っていなければなりませんが、特許取得済みのVeeamのvPowerテクノロジーを使用すれば、VMを簡単に起動できます。その後、VMware Storage vMotion、Hyper-V Storage Migration、またはVeeam独自のQuick Migrationを使用して、VMを運用ストレージに戻します。

検証済みの復元可能性

SureBackupおよびSureReplica:SureBackupにより、バックアップの復元可能性を検証できる完全に自動化されたプロセスが提供されます。プロセスでは、バックアップ・リポジトリ、つまり圧縮され、重複排除されたバックアップ・ファイルから直接VMが自動的に起動され、続いてハートビートが確認され、カスタム・スクリプトが実行され、レポートが送信されます。すべてが分離された仮想ネットワーク環境で自動的に実行されます。そしてSureReplicaとして知られるSureBackupジョブを使用して、VMレプリカを検証できます。新たなNimble Secondary Flashアレイによってパフォーマンスがさらに向上することを考えると、この自動化された検証プロセスの実行時間はいっそう短縮されます。

データの活用

仮想ラボ:Veeam Backup & Replicationの仮想ラボ機能では、アプライアンス・ストレージへの投資を活用することで、このようなバックアップ・ファイルの検証を自動化し、分離されたネットワークでVMワークロードのテストや開発を行うために使用できる分離された仮想環境を起動できます。仮想ラボでは、余計なリソースをプロビジョニングする必要はありません。また、仮想ラボは仮想環境のいかなるホストにも実装できます。
Nimble Secondary Flash array

このフラッシュ対応のアーキテクチャは、復元においてこのようなメリットをもたらすだけでなく、バックアップ・ウィンドウを短縮させ、インライン重複排除によってデータの効率性を実現します。このようなメリットは、バックアップのパフォーマンスやキャパシティが最適化されたストレージなどのメリットと並んで耳にすることは通常ありません。

VM単位のバックアップ・ファイル・チェーン:デフォルトでは、バックアップ・ジョブは1つの書き込みストリームでVMデータをバックアップ・リポジトリに書き込みます。この場合、リポジトリのストレージ・タイプによっては、もっとも効率的かつ高速ではない方法でVMデータがバックアップ先に書き込まれることがあります。VM単位のファイル・チェーンにより、各VMは独自のチェーンを持つことができます。VMごとにリポジトリに書き込むということは、複数の書き込みストリームが発生するということです。Nimbleセカンダリ・フラッシュ・アレイにより、複数の書き込みストリームを使用するこのような構成で、より優れたパフォーマンスが実現されます。

Nimble Secondary Flash array

調整と圧縮解除:Nimbleセカンダリ・フラッシュ・アレイは、固定されたブロック・サイズを重複排除に使用しており、VeeamはVMデータ・バックアップを4KBのブロック・サイズを限度に調整します。これにより、すべてのバックアップ・ファイルのアレイでより優れた重複排除が可能になります。Veeamバックアップ・プロキシは、リポジトリに保存する前に、バックアップ・データ・ブロックを圧縮解除します。この構成により、圧縮されていないバックアップ・ファイルをバックアップ先に送信できるため、より効率的な重複排除率が実現されます。

Nimble Secondary Flash array

Nimbleのアレイへのオフロード:

上記すべてと、Veeam Backup & Replication 9.5およびNimbleストレージとの統合により、アプリケーションの整合性を維持したスナップショットがストレージ・アレイにオフロードされ、次にそのスナップショットがVeeamバックアップ・プロキシ(ストレージ・スナップショットからのバックアップ)に直接提供されるため、VM環境への影響が低減されます。Nimbleセカンダリ・アレイからバックアップを実行して、Nimbleセカンダリ・アレイへのスナップショット・オーケストレーションを活用することで、VMware環境と本番アレイ(セカンダリ・ストレージ・スナップショットからのバックアップ)の双方で、本番ワークロードへの影響を低減できます。

最後に、アプリケーションの整合性を維持したスナップショットでNimbleのパフォーマンスを活用し、そのスナップショットを複製することで、ストレージ・スナップショットからテストおよび開発サイクル用の自動化されたオンデマンド・サンドボックスを作成できます。

Nimble Secondary Flash array

要約

要約すると、プライマリ・アレイまたはセカンダリ・アレイのNimbleストレージ・スナップショットからのバックアップでは、本番ワークロード上のデータ保護アクティビティによる影響が低減されます。新たなNimbleセカンダリ・フラッシュ・アレイを追加することで、ストレージの効率性と復元のパフォーマンスが向上します。これは、VeeamとNimbleが提供する素晴らしいアベイラビリティの選択肢です。

 

その他の参考資料:

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サービス・プロバイダー向けの特典 - Veeamを仮想、物理、クラウドで!

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2017年に入ってから、VeeamはVeeam Cloud & Servicer Provider(VCSP)パートナーに無償のクラウド・サービスを提供することをお約束しました。これは、顧客がアベイラビリティをクラウドへ拡張するためにまさに比類のないキャンペーンです。しかし、Veeamにとってこれは、2017年にVCSPパートナーを支援する計画の始まりに過ぎません。サービス・プロバイダー対応の新しいソリューションのリリースにより、Veeamは今一度VCSPパートナーに対して、顧客へ特別な価値をもたらす機会を提供いたします。Veeamの新しいキャンペーンにより、VCSPパートナーは投資を抑えつつ、すばやい導入による新しいVeeamのサービスを提供できます。

VCSPパートナー向けキャンペーン — 物理、エンドポイント、クラウドに対応したVeeamの新機能

VCSPパートナーは、クラウドであろうと、物理環境やエンドポイントであろうと、Veeamによる新しいサービスを提供できるようになりました。2017年12月31日まで無制限かつ無償でご利用できます。

無制限のVCSPレンタル・ライセンスは、次の製品で使用できます。

このキャンペーンは既存のVCSPパートナーに加え、VCSPパートナーに関心をお持ちの方もご利用できます。キャンペーンに申し込む.

VCSPパートナーが利用できる新しいVeeam製品

サービス・プロバイダーが利用できるようになったVeeam製品は充実し、まさに一保護戦略を超えています。そして、VCSPパートナーは、顧客の要件が仮想、物理、またはクラウドのどれであってもそのデータを保護できます。また、これにより、パートナーがAlways-On Availabilityを実現するというVeeamの目標が促進されます。サービス・プロバイダーが利用できるようになった新製品についてご紹介しましょう。

Veeam Agents

新しいVeeam Agent for Microsoft Windowsおよび新しいVeeam Agent for Linuxは、物理サーバー、ラップトップおよびデスクトップ、そしてAWSやMicrosoft Azureの仮想サーバーに対してシンプルなバックアップと強力なリカバリ機能を提供します。Veeam Agentsがリリースされたことで、VCSPパートナーは多くのビジネスチャンスを得ることができ、顧客の仮想データの保護に加え、物理データの保護というもう一方の部分にもサービスを拡大できるようになりました。これにより、VCSPパートナーはVeeamの製品を使用して顧客のハイブリッド環境全体を保護することで、顧客に真の価値を提供できます。

Veeam Cloud Connect Backup for Service Providers

Veeam Cloud Connectは、クラウドを利用したオフサイト・バックアップと災害復旧対策を行う、市場でもっとも簡単な方法の1つです。数百ものVCSPパートナーがここ数年Cloud Connectサービスを顧客に提供しており、クラウドへの安全な仮想バックアップにおいて顧客を支援し、大きな成功を収めています。また、Veeamはサーバーおよびワークステーション向けの新しいVeeam Cloud Connect Backup for Service Providersにより、実績あるVMのクラウド・バックアップ技術を物理ワークロードに拡大しました。これは、サービス・プロバイダーがVeeam Cloud Connectを用いてVeeam Agent for Linuxのバックアップをホストし、Windowsベースの物理データをVeeam Agent for Microsoft Windowsを用いてVeeam Cloud Connectへ直接バックアップできるようになったことを意味します。Veeamは、サービス・プロバイダーが顧客にサーバーとワークステーション向けオフサイト・クラウド・バックアップとしての安全なリポジトリを提供できるようになったことにより、Veeam Cloud ConnectによるVMの保護で成功を積み重ねることを期待しています。

Veeam Backup for Microsoft Office 365

まもなく登場のVeeam Backup for Microsoft Office 365のバージョン1.5には、新しいVCSP機能が搭載されます。これにより、VCSPパートナーは、Microsoft Office 365を利用するすべての顧客にマネージド・バックアップ・サービスを提供できるようになります。管理作業の大半はMicrosoft側が行っていますが、それでも顧客は自分の電子メール・データをバックアップしなければなりません。Office 365の採用は増え続けているため、電子メール・データを保護する必要性は大きく、これをVCSPパートナーはVeeamによるOffice 365バックアップ・サービスで実現できます。

Veeam製品でより多くの価値を提供

現在のサービス・プロバイダーが管理すべき目標、優先順位、製品、サービス、およびチームの数は増加していますが、Veeamと提携するこの機会を逃さないでください!Veeamの新しいソリューションはインストールと操作が簡単で、Veeam Backup & Replication、Veeam Cloud Connect、Veeam Availability Console(まもなく登場)とシームレスに統合できます。Veeamは、みなさまがこれらの新しいソリューションを問題なく提供できるよう、精力的に取り組んでまいります。パートナー登録をすることで、顧客により多くの価値を提供しましょう!

キャンペーンに参加する方法

このキャンペーンに参加するには、VCSPプログラムのメンバーになる必要があります。このプログラムの参加にご興味のあるリセラー様も、まだVeeamのパートナーでない方も、キャンペーンに参加して新しいサービスの提供を開始するには今が絶好の機会です!最初の手順は、2017年12月31日まで無制限かつ無償で利用したい製品を登録することです。次のリンクを使用してご登録ください。

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HPE 3PAR StoreServセカンダリ・ストレージ・アレイからのバックアップ方法

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VeeamがHewlett Packard Enterprise(HPE)、Nimble Storage、NetApp、Dell EMC、Cisco HyperFlexとのストレージ統合を利用して、ストレージ・スナップショットからのバックアップ機能を提供していることは皆さんご存知でしょう。この機能によって、データ保護アクティビティによる本番データやパフォーマンスへの影響を抑えることができます。また、Veeamではセカンダリ・ストレージ・アレイからのバックアップ機能によって、Nimble StorageやNetAppの本番環境への影響をさらに抑えることができることもご存知かもしれません。私はHPEを担当するアライアンス・システム・エンジニアですので、HPEの技術者から次のような質問をよく受けます。「この機能を3PARでもサポートしないのですか?」実は、サポートします!少し違いはありますが、機能は似通っています。ここでは、3PARのセカンダリ・アレイからVeeam Backup & Replicationがどのようにバックアップするか見ていきます。

HPE 3PAR StoreServセカンダリ・アレイからのバックアップ

NetAppやNimble Storageの場合、セカンダリ・アレイ・プロセスからのバックアップは非同期で実行されます。最初にストレージ・スナップショットがプライマリ・アレイ上で作成され、次にセカンダリ・ストレージ・アレイにコピーまたはレプリケートされます。その後、セカンダリ・ストレージ・アレイのスナップショットをVeeamプロキシにマウントして実際のバックアップ・ジョブを実行します。したがって、プライマリ・アレイにはアクティブな本番データが保存されます。

How to back up from HPE 3PAR StoreServ secondary storage array

HPE 3PAR StoreServの場合、2つのアレイの間のPeer Persistenceの構成が主な要件になります。この構成によって、ほかのアレイ上にボリュームの同期コピーを保持することができます。この「同期」という点が、ほかのストレージ・システムとの大きな違いです。レプリケートされたボリュームは読み取り専用モードでエクスポートされるため、そのボリュームはパッシブ・ボリュームとして動作します。そのような構成では、両方のアレイがアクティブであり、本番用のプライマリ・ボリュームとセカンダリ・ボリュームの両方が保持されます。そのため、両方のアレイからVMデータをバックアップまたはレプリケートできる点に注意してください。

HPE 3PAR StoreServを利用する場合の2つ目の違いは、バックアップ中のワークフローにあります。Veeam Backup & Replicationがセカンダリ・ボリュームのスナップショットを使用するように構成されている場合、ストレージ・スナップショットはセカンダリ・ボリューム上に直接作成されます。そのため、バックアップ・アクティビティの観点からは、プライマリ・ボリュームは一切負荷が掛かりません。

How to back up from HPE 3PAR StoreServ secondary storage array

 

ただし、これはVeeam Backup & Replicationのデフォルトの動作ではありません。そのように構成しない場合、Veeam Backup & Replicationではストレージ・スナップショットがプライマリ・ボリューム上に作成されます。HPE 3PAR StoreServセカンダリ・ボリュームからのバックアップを有効化するためのバックアップ・サーバーの構成方法は以下のとおりです。

Veeam Backup & Replicationの構成

ほかの多くの機能と異なり、この機能は通常どおりGUIで行うことはできません。この機能は、Veeamバックアップ・サーバーの役割をホストしているマシンのWindowsレジストリによって管理されています。以下のパラメータを使用して、新しいレジストリ・キーを作成する必要があります。

  • 場所:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Veeam\Veeam Backup and Replication\
  • 名前:Hp3PARPeerPersistentUseSecondary
  • 種類:REG_DWORD(0 False、1 True)
  • 既定値:0(無効)

この機能を有効にするには、値を1に設定してください。新しい設定を適用するためには、Veeamバックアップ・サービスを手動で再起動する必要があります。

次に、この構成を実際の本番環境で行っている場合のHPE 3PAR StoreServ Management Consoleを見てみましょう。

以下のスクリーンショットでは、ハイライトされているボリューム「***5-VOL05-DD-RCPP」が「***PHY0015」という名称の3PAR StoreServシステムによって所有されていることがわかります。バックアップ・ジョブが実行されるのは、このボリュームに格納されているVMに対してです。

How to back up from HPE 3PAR StoreServ secondary storage array

 

「***PHY0015」システムと「***PHY009」システムの間に既にPeer Persistence関係があることから、以下のスクリーンショットでは次の3つのことがわかります。

  1. プライマリ・ボリュームのレプリカについて:名称は「REPLI-***5-VOL05-DD-RCPP」で、「***PHY0009」システムが所有している
  2. レプリケート先のボリュームに作成されたストレージ・スナップショットについて:名称は「Veeam_ REPLI-***5-VOL05-DD-RCPP」
  3. 右側の詳細パネルのコメントについて:「This snapshot is used and managed by Veeam Backup & Replication」(このスナップショットはVeeam Backup & Replicationによって使用、管理されています)

How to back up from HPE 3PAR StoreServ secondary storage array

要点

ストレージ・スナップショットからのバックアップは、本番データをより手厚く保護し、さらに高いレベルのアベイラビリティを達成するための優れた機能です。アクティブな本番データがバックアップ・アクティビティによって一切負荷が掛からないように設定できれば、さらに良い状態になります。VeeamがNimble StorageやNetAppなどのアライアンス・パートナーと行っている高度なストレージ統合と、セカンダリ・ストレージ・アレイからのバックアップ機能によって、そのような設定が可能になっています。そして、同じことがHPE 3PAR StoreServでもできることを、この記事で皆さんに紹介しました。

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調査で実証:Veeamは顧客満足度において、誰もが認める業界のリーダー

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顧客満足度はどんな企業にとっても最重要事項であり、Veeamは、お客様が求めるAlways-Onのデジタル・ライフ・エクスペリエンスを提供することにより、業界で最も高い顧客満足度を実現することに集中的に取り組んでいます。この目標を達成するため、Veeamは毎年各企業の皆様にお客様自身に関する独自の調査を委託し[1]、お客様がVeeamにどれだけ満足しているかを理解し、ユーザーにとって何が最も有益な機能なのかについてを調査しています。2017年の調査結果では、再びVeeamが顧客満足度に関して業界を牽引していることが示されました。

この調査にご協力いただいたすべてのお客様に深く感謝いたします。多数いただいたお客様の声の中よりいくつかを共有させていただきます。

ネット・プロモーター・スコアで4年連続著しい結果を達成

多くの場合、ある製品やブランドを非常に気に入っている場合、私たちはそれを他の人にも薦めます。ネット・プロモーター・スコア(NPS)[2] は、製品やサービスを他の人に薦めようと思う度合いを反映します。調査の参加者には、次の簡単な質問をしました。「Veeamをご友人やご同僚にお薦めする可能性はどれくらいありますか?」そして結果はそのまま数字に表れました。Veeamの2017年のNPSは73であり、これは業界平均(30)[3]の2.4倍で、2016年よりも12ポイント上昇しています。これで、Veeamは業界の平均スコアを4年連続で上回ったことになります。この素晴らしい数字により、VeeamはNPSランキングで上位に位置付けられています。Pandora社(59)やSouthwest Airlines社(62)よりも高く、Apple社(89)に近いスコアを出しています。

*このネット・プロモーター・スコア(NPS)の値は-100~+100までにわたり、+50は優れた結果と考えられます。

顧客満足度のKPIは「9」または「10」の評価を維持

お客様がVeeamの製品とサービスについてどのように感じているのか、さらに詳しく理解するため、いくつかの重要な指標についてお客様にお伺いしました。中核的な主要業績指標(KPI)は2017年に大幅に上昇し、ほぼすべてのカテゴリにおいて、1~10点満点中、9.0+のスコアを達成しました。ここでもまた結果は圧倒的なもので、NPSと合わせて、Veeamのお客様からの力強いフィードバックが示されています。

Veeamのお客様の91%はソフトウェア・ベンダーとしてのVeeamに完全に満足しており、回答者の4分の3が、Veeamに対する全体的な満足度を「9」または「10」と評価しています。

Veeamのお客様の90%は、現在のサポート契約の期限が切れる時にサポート契約を更新すると予定していて、回答者の80%近くは、Veeamのサポート契約を更新する可能性を「9」または「10」と評価しています。

Veeamのお客様の89%はVeeam製品が提供する機能と機能性に完全に満足しており、回答者の4分の3近くが、Veeam製品の機能に対する満足度を「9」または「10」と評価しています。

Veeamのお客様の91%は友人や同僚にVeeamのソリューションを薦めるとしており、回答者の80%近くが、Veeamを強く薦める可能性を「9」または「10」と評価しています。

これらのデータは、重要な項目のKPIや、その他の指標についてVeeamの継続的な上昇傾向を示しています。一方で、お客様の高まるビジネス・ニーズに、現在将来も対応できる製品およびサービスを提供できるように、Veeamがいかにお客様の意見にしっかりと耳を傾けているか、ということも示しています。そして、このことは次の数字によって実証されています。

  • 次の12か月間でVeeamのフットプリントを拡大しようと計画しているお客様の数は2016年で12%上昇しています。
  • お客様の86%という見事な割合が、Veeamのソリューションは自社の主要なビジネス・イニシアチブの成功にとって非常に重要であると回答しています。

お客様の声

これらの数字が物語っていることは明確です。Veeamは顧客満足度に関して群を抜いた業界のリーダーであり、Availability for the Always-On Enterpriseを実現しようとVeeamが熱心に取り組んでいることから、この結果は生じています。しかし、Veeamの言葉だけを鵜呑みにしてはいけません。お客様からいただいたVeeamへの意見のいくつかを以下でご紹介します。

  • 「私たちは以前Veeamに助けられました。非常に小さなファイルから、仮想マシン全体までを復元できたのです。」Newton Thaiposri氏、Museum of Contemporary Art Australia、システム管理者
  • 「Veeamは、現在の市場で最もコスト効率に優れた、包括的なバックアップおよびディザスタ・リカバリ・ソリューションです。」William Parson氏、米国、Brochsteins Inc.社、IT管理者
  • 「高速で使いやすく、信頼性が非常に高いバックアップ・ソリューションを必要としているどんな人にも、Veeamを強くお薦めします。」Paul Elwin氏、オーストラリア、Advanced Electrical Equipment社、IT管理者
  • 「Veeamはユーザーのことを理解し、困ったときにはいつでも支えてくれます。」Rami Kilani氏、クウェート(EMEA)、Al-Hamra Real Estate Co.社、システム管理者
  • 「最高のソリューションがあるのに、他の劣る製品で我慢する必要なんてないでしょう。」David Levy氏、デンマーク(EMEA)、Millward Brown社、北欧地域IT主任

Veeamによって時間やコストを節約できた体験談がおありでしょうか?以下のコメント・セクションまたはTwitterにお気兼ねなく書き込んでストーリーを共有してください。

多くのレガシー・バックアップのお客様がVeeam®に乗り換えている理由を知りたくありませんか?レガシー・バックアップ・ソリューショを更新すべきでない7つの理由を確認し、今すぐVeeamにお乗り換えください。

 

[1] Omega社、Veeam Customer Satisfaction Research、2017年3月

[2] 2017年のNPS調査www.npsbenchmarks.com

[3] 出典:Temkin Group社、Tech Vendor NPS Benchmark、2016年10月

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なぜスナップショットだけではバックアップにならないのか

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データが危険にさらされている場合、VMスナップショットおよびバックアップに何ができるかを明確に思い描くことが重要です。スナップショットはバックアップではないことは疑いようがありません。スナップショットとバックアップは、異なるニーズに対応するために設計された2つの異なるプロセスです。ここでは、VMスナップショットとバックアップの相違について説明し、これらに最適なシナリオを示します。

多くのVeeam製品でバックアップの一部としてスナップショットが使用されるというのは事実ですが、スナップショット自体はバックアップではありません。このロジックは、VMware VMスナップショット、Hyper-Vチェックポイント、およびストレージ・スナップショットにも当てはまります。

スナップショットの動作とは?

一言で言うと、VMスナップショットはVMのデータ状態を保存するプロセスで、その時点に戻す機能があります。スナップショットを取得するとき、VMの電源は、オフ、オン、または一時停止にすることができます。複数のスナップショットは、親子関係の階層で編成されます。

通常、スナップショットはソフトウェアのアップデートのテストやVM上の安全でない操作前に使用され、必要に応じて元の状態に戻されます。ブックマークや取り消しボタンのようなものです。スナップショットは基本となるディスクの完全なコピーではないため、ストレージ障害の場合にVMをリストアすることはできません。

VMwareスナップショット

VMware VMでは、仮想ディスクはデータストア(LUN)上にある.vmdkファイルです。スナップショットがSnapshot Managerで作成されると、元のディスクは読み取り専用となり、新たなデータ変更はすべて一時.vmdkデルタ・ディスクに書き込まれて、元のディスクに紐付けられます。デルタ・ディスクは、スナップショットが取得された時点の状態と現在の仮想ディスクの状態との差異です。VMwareスナップショットを取得するプロセスには、スナップショットおよびメタデータ情報(.vmsd)と実行中の状態の情報(.vmsn)という、2つの追加ファイルの作成も含まれます。スナップショットが削除(コミット)されると、変更はすべて元の.vmdkファイルに統合され、読み書きモードに戻ります。
Why snapshots alone are not backups

図1:VMware vSphereクライアントのスナップショット

vSphere仮想化環境でスナップショットを健全に使用できるようにするため、VMwareでは次のようなベスト・プラクティスが提供されています。

  • 1つのチェーンで最大32のスナップショットを使用するが、パフォーマンスのためには2~3のスナップショットのみ使用する
  • スナップショットを24~72時間を超えて動作させない。サイズが増大し、ストレージ容量がなくなる可能性があるため
  • スナップショットをバックアップとして使用しない。元の仮想ディスクが削除された場合、スナップショットからVMをリストアできないため

Hyper‑Vチェックポイント

Hyper-Vスナップショット(Windows Server 2012 R2以降はHyper-Vチェックポイントに名称変更)の場合、話は少し異なります。Hyper-V ManagerでHyper-Vチェックポイントが作成されると、実行中のVMは一時停止し、.avhd(x)差分ディスクが親仮想ディスク(.vhd/.vhdx)と同じフォルダに作成されて、.xml構成ファイルのコピーと共に変更を保存します。元の仮想ディスクは読み取り専用として設定され、VMが実行中の場合は、さらに2つの関連ファイルが存在します。VMが状態(.bin)およびメモリ情報(.vsv)を保存すると、VMは再開されます。

Why snapshots alone are not backups

図2:Hyper-V Managerのチェックポイント

MicrosoftによるHyper-Vチェックポイントの推奨事項は次のとおりです。

  • Microsoft Exchange ServerやActive Directory Domain Servicesなど、時間に影響されるサービスをホストするVM上でスナップショットを使用しない
  • VMの既存の仮想ストレージ上にスナップショットがあるとき、スナップショットが損なわれるため仮想ストレージを拡張しない
  • .avhd(x)ファイルを手動で削除するのではなく、Hyper-V Managerを使用してスナップショット・ツリーから削除する

ストレージ・スナップショットとは

ストレージ・スナップショットは、バックアップ・ジョブの一部として利用する優れたフレームワークです。Veeam Backup & Replicationは、Backup from Storage SnapshotsVeeam Explorer for Storage Snapshotsの両方で多数のストレージ・アレイをサポートします。ここで、説明すべきポイントがいくつかあります。

  • たとえVeeam Explorer for Storage Snapshotsでサポートされるアレイであっても、異なるストレージにバックアップを取得する必要があります。Veeam Explorer for Storage Snapshotsは、スナップショットを取得したソース・アレイからのリカバリ専用ツールです。
  • ストレージ・スナップショットからのバックアップは、ストレージ・アレイの機能を利用してバックアップを取得し、データを異なるストレージに移動する優れた方法です。

VeeamのエバンジェリストのRick Vanoverは、次のように述べています。「私たちには、お客様の成功事例という形での証拠があります。バックアップを異なるストレージに置いて、3-2-1ルールに従ってください。」

スナップショットを使用すべき場合

スナップショットは、多くの場合はテスト環境や開発環境でのパッチやアップデート目的、短時間でのテストや障害時のロールバックのために使用される短期のソリューションです。本番環境ではあまりお勧めできません。ただし、シナリオによっては、スナップショットが本番環境に役立つ場合があります。たとえば、システムを損なう可能性のあるOSアップデートや構成変更など、リスクのあるアクションを行う場合にスナップショットは選択肢となります。

スナップショットが本番環境に推奨されないのはなぜでしょうか?主な理由は、データの整合性にあります。スナップショットでは、仮想ハード・ディスクのコピーは作成されません。VM仮想ディスクとデルタ・ディスクがあるということは、VMディスク・ボリュームが損害を受けた場合、スナップショットは消失してしまうことを意味します。スナップショットではディスクの故障から身を守ることができず、依然として単一障害点が存在することになります。

もう一つの理由は、パフォーマンスに基づくものです。スナップショットは、VMのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。これはある特定の状況でのみ発生し、頻繁に起きるものではないとは言え、起こり得る問題です。たとえば、負荷の高いVMを古い(ゆえにサイズが増大している)スナップショットを保持したまま実行すると、それらのVMのパフォーマンスは明らかに悪化します。動的ディスクを使用している場合はなおさらです。VMをスナップショットと一緒に長時間実行し続けるというのは、よくある過ちです。スナップショットはソース・ディスクの代わりに変更をすべて吸い上げるため、サイズが増大します。結果的に、コミットに多くの時間がかかり、統合プロセス中にVMが一時停止する場合もあります。

では、Veeamはスナップショットを使用しないのでしょうか?

良く気が付きました!Veeam Backup & Replicationでは、バックアップ・ジョブの一環としてスナップショットを使用します。VMware VMスナップショット、Hyper-Vチェックポイント、またはストレージ・スナップショットを使用する場合があります。スナップショット自体はバックアップではないことに言及することは大切です。しかし、スナップショットはバックアップ・プロセスの重要な一部として使用することができます。それは、スナップショットがバックアップ・ファイルやレプリケートされたVMへのデータ移動プロセスの一部として使用されるためです。スナップショットは、バックアップ・ジョブが完了すると削除されます。

バックアップとスナップショットの違いは何でしょう?

バックアップは一貫したVMのコピーで、元のファイルが災害や人的ミスによって損なわれた場合にこれによって復元ができます。スナップショットとは異なり、バックアップはVMに依存せず、簡単にエクスポートしてオフ・プレミス(クラウド、テープ、他のリモート・ストレージ)で保存できます。3-2-1ルールについてお読みください。

Veeam Backup & Replicationは、VSS技術(ボリューム・シャドウ・コピー・サービス)とアプリケーションを認識したイメージ処理を利用して、イメージレベルのVMバックアップを作成します。イメージレベルのVMバックアップを使用すると、仮想ディスク、オペレーティング・システム、アプリケーション、システム構成ファイルといったワークロード全体を保護できます。これらすべてが単一のイメージレベルのVMバックアップ・ファイルに保存されることにより、完全なVMのリカバリからきめ細かいアプリケーション・アイテムのリカバリに至るまで、ビジネス・クリティカルなアプリケーションに複数のリストア・オプションを提供します。

さらに、Veeam Backup & Replicationは、重複排除、圧縮、WANアクセラレーションなど、バックアップ・トラフィックの最適化やバックアップ・ファイルのサイズ削減のための多数の技術によって設計されており、これによってSureBackupを用いたバックアップ復元性のテストが可能になります。また、Veeamでは、VMのテストとトラブルシューティングを迅速に行うための仮想ラボという別の方法も提供しています。ここでは、本番環境に影響を与えずに、ソフトウェア・アップデートのテストやトレーニングの実行などの異なる操作を実行する分離した仮想環境を作成できます。

どんなタイプのスナップショットも使用できない環境ではどうなりますか?

これは、今では実際に起こり得ることです。バックアップ・プロセスを行う方法の1つに、Veeam Agent for Microsoft WindowsまたはVeeam Agent for Linuxを使用することもあります。これらの新しいVeeamバックアップ製品では、オペレーティング・システムの下でインフラストラクチャ・スナップショットをまったく使用しません。Windowsでは、VSSフレームワークを使用してイメージベースのバックアップが作成され、Linuxでは、veeamsnapを使用してファイル・システムのイメージが作られます。

さらに、Veeam Backup & Replication v10では、Veeam CDPの機能により、VMwareスナップショットに依存しないVMware仮想マシン向けのレプリケーション・エンジンが提供されます。ここでは、VMのストレージ・パスで動作するvSphere API for I/O FilteringまたはVAIOが利用されています。

結論

VMスナップショットは、それだけではデータを保護して障害時にリストアするための信頼できる方法にはなりませんが、短時間でのテストやトラブルシューティングには非常に役立ちます。また、VMスナップショットは、バックアップまたはレプリケーション・ジョブを行う包括的な一連のイベントの一部として使用できます。ただし、ストレージやパフォーマンス上の問題を回避するため、スナップショットの数に注意し、適切に管理するようにしてください。一方で、イメージレベルのVMバックアップでは、高レベルのアプリケーションおよびデータ保護が提供され、短いRPOが可能になり、完全なVMリストアからアプリケーション・アイテムのリストアまで、あらゆるリカバリ・シナリオがサポートされます。

役立つ資料

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vSphere 6.5への正しいアップグレード方法

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vSphere 6.5は2016年10月の初回リリース以降、これまで数か月にわたって広く入手可能です。ただし、誰もが興奮してすぐvSphere 6.5に飛びついたわけではありません。それにはもっともな理由があります。リリース時には、製品の互換性の問題がありました(NSXに注目です)。言うまでもなく、企業は問題を確実に回避できるように、最初のメジャー・アップデート・パッケージがリリースされるまで待つのが一般的です。とはいえ、早くから採用していたユーザーを苦しめた問題の多くは、ESXiとvCenterサーバー・プラットフォームのマイナー・パッチ・アップデートで解決されたようです。vSphere 6.5 VCSA(vCenter Server Appliance)は、vSphere用に最適化された最軽量のLinuxコンテナ・ホストであるVMware Photon OSに移行しました。vSphereユーザーである私たちにとって、これは、VCSAプラットフォームのアップデートがより素早く頻繁に出ることを意味します。この記事の執筆時点では、VCSAの6回目のマイナー・リリースである6.5.0eになっています。アップデートはほぼ月に1度の頻度でリリースされています。

どのようなプロジェクトでも、計画段階が成功の鍵を握ります。プロジェクトは念入りに計画し、潜在的な問題は実装段階の前に特定します。プロジェクト実装の所要時間もこの段階で定義します。

vSphereアップグレード・プロジェクトでは、既存のvSphereインフラストラクチャに関わる環境内のものをすべて調べます。おおまかに言うと、ESXiホスト、ストレージ・アレイ、ネットワーク機器などや、Veeam Backup & Replication、モニタリング・ソフトウェア、ほかのVMware製品(Horizon View、vRealize Operations、NSXなど)といったソフトウェア統合が挙げられます。RV Toolsを使用すると、この情報の一部を取得できます。ホスト・モデルや仕様については、このツールと最新のvCenterバージョンを使って収集できます。この情報が重要な理由をさっそく説明しましょう。

vSphere 6.5 upgrade

アセスメントが終わったら、インフラストラクチャの全項目をハードウェア、VMwareソフトウェア、その他のソフトウェアに分類します。

ハードウェアの計画

VMware Compatibility Guide』に目を通し、vSphere 6.5インフラストラクチャの基盤にするハードウェアが互換性リストにあることを確認します。前述のRV Toolsで特定したDell R630サーバーの場合、互換性は次のようになります。

vSphere 6.5 upgrade

 

[Systems/Servers]ドロップダウン・リストを見てください。この項目は、[SAN/Storage]などほかのタイプの項目に変わることがあります。

vSphere 6.5 upgrade

自社ソリューションを検証してリストに追加するかどうかはベンダーにかかっています。リストにデバイスがない場合は、ベンダーに問い合わせてください。

VMwareソフトウェアの互換性

VMware Product Interoperability Matrices』が役立ちます。vCenter 6.5とHorizon View 6.2の例で実行してみましょう。以下からわかるように、これらの2つのソリューションは相互互換性がありません。

vSphere 6.5 upgrade

そうなると、サポート対象のVMware製品のアップグレード・パスに関する記事の『VMware Update sequence for vSphere 6.5』を確認する必要がでてきます。上記の例の場合、View Connection ServerをvCenter serverの前にアップデートする必要があります。

vSphere 6.5 upgrade

VeeamによるvSphere 6.5のサポート

Veeam Backup & Replicationは、初期リリースからわずか3か月後、2017年1月にリリースしたVeeam 9.5 Update 1でvSphere 6.5をサポートしました。ただし、その3か月間、2016年にvSphere 6.5に飛びついた多くのユーザーは、仮想マシンをVeeamでバックアップできない状況に陥ってしまったことにすぐに気付きました。これは、プロジェクトの実装段階に移る前にアップグレード・プロセスを計画することがなぜ重要なのかを示す1つの良い例です。vSphere環境に統合しているソフトウェア・ベンダー全社に、その製品がテストおよびサポートされているかどうかを確認してください。

ハードウェアとソフトウェアの互換性に関してはこれで準備万端です。今度は、アップグレード・プロセスでほかの問題がないかオンライン・チェックを実行してみましょう。たとえば、この記事の執筆時点では、vSphere 6.0 U3からvSphere 6.5への直接のアップグレード・パスはありません。最後のハードルでつまずくのは、このようなことが原因です。

話をまとめると、アップグレード後にすべてを確実に機能させるには、とにかく調査の上に調査を重ねることが重要だということです。アップグレード中に問題につまずくよりも、事前に問題を排除しておいた方が楽です。これらのおおまかなステップに従えば、アップグレード・プロジェクトの成功は折り紙つきです。

その他の参考資料:

 

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Veeam ONEによりVMwareアラームを最大限に活用する

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データセンターのパフォーマンスを監視することは、すべてのIT管理者の職務にとって欠かせない要素であり、見落としてはなりません。パフォーマンス監視に役立つツールを検討する際に選択肢はたくさんありますが、Veeamの場合はVeeam ONEでパフォーマンスを監視することができます。Veeam ONEは多くの機能を備えていますが、最も重要な機能の1つは、使用中の仮想環境の一部が正しく機能しないときに発生するアラームです。Veeam ONEに内蔵されているアラームによって、IT管理者は自社環境での問題について最新情報をリアルタイムで把握できます。Veeam ONEには200を超えるアラームが内蔵されているため、ユーザーはクリティカル・アプリケーションやビジネスの運用に影響を与える可能性のある、あらゆる問題を特定し対応することが可能です。事前に定義されたアラームは、VMware vSphereおよびvCloud Director、Microsoft Hyper-V、Veeam Cloud Connect、および、あらゆるVeeam ONE内部の問題を監視します。

仮想センター、ESXiホスト、Hyper-VホストまたはVeeam Backup & Replicationサーバーに接続すると、すぐにVeeam ONEでデータ収集が開始されます。アラームは、一連のベスト・プラクティスに基づき、測定基準が一致しない場合に発生されます。アラームが発生すると、Veeam ONEのコンソールに詳細および情報が表示されます。アラームは、一部は手動で解決することができ、その他は自動で解決することができます。ビジネスに合わせてアラームを変更できるという点について留意しておくことが重要です。これには、ルールの編集、別のオブジェクトへのアラームの割り当て、あるいは特定のアラームが発生した場合のアクションの作成などが含まれます。問題について電子メール・アラートを受信する、あるいはアラームが発生した場合にVeeam ONEにスクリプトを実行するよう指示する、といったアクションを作成できます。アラームの設定で、ユーザーはしきい値または集計を変更することができるため、ビジネスに適合するようにアラームを調整できます。

Veeam ONE Alarm Settings

図1:アラーム設定

上の図はアラーム設定ウィザードを示しています。このウィザードでは、アラームを調整したり、アラームにさまざまなルールを追加したりできます。また、アラームが引き起こされた際のアクションの実行を有効化したり、アラームを解決する方法に関するカスタムのメモをナレッジ・ベースのセクションに追加したりすることもできます。簡単な変更により、Veeam ONEのほかのカウンターに影響を与えることなく、任意のサーバーに対してアラームの条件をカスタマイズするように設定できます。

VMware vSphereアラーム

Veeam ONEには、VMware vSphereインフラストラクチャ・コンポーネント内の問題を検知する、内蔵のアラームが多数あります。その内蔵アラームは、vCenter Serverからクラスタ、ホスト、そしてデータストアや仮想マシンまで、あらゆるものを通知します。Veeam ONEは、vCloud Director vApp、組織なども監視します。

Veeam ONE Monitor View of Alarms

図2:アラームの監視ビュー

Veeam ONEによって監視する重要なアラームの1つが、Host connection failureです。名前から分かるように、このアラームは、ホストの接続が切断されたことを示すイベントがないかどうか、VMware vCenter Server APIを監視します。同様に、Host available memoryアラームはホストのメモリ容量が低下している場合、Host CPU usageアラームはCPUの使用率が定義したしきい値を超えた場合に通知します。前述のように、仮想マシンの問題を検知するアラームもあります。こうしたアラームには、Orphaned VM backup snapshotHigh Memory UsageHeartbeat missingなどがあります。ホスト上のメモリ使用量の増大を検知するアラームに加えて、VM内で、VMwareツール・メモリ・コントローラ(別名「バルーン・ドライバ」)の消費量が増加していることを通知する、High balloon memory utilizationアラームもあります。

アラームは、環境内にバックアップ/レプリカのないVMがないかどうかも検知します。これは、SLAを遵守するのに役立ちます。また、バックアップ/レプリカが、定義されたRPO(目標復旧時点)を達成できていない場合に通知されます。

Veeam ONEに含まれるアラームで注目すべきなのは、Possible ransomware activityアラームでしょう。このアラームは、VMで不審なアクティビティが発生していないかどうかを検知します。これら(とさらに多く)のアラームによって、データセンターに可視性がもたらされ、ビジネスのアベイラビリティを実現できます。

Veeam ONE Ransomware Alarm

図3:ランサムウェア・アラームの詳細

Veeam Backup & Replicationアラーム

仮想インフラストラクチャ内の問題を検知するために役立つアラームは多数ありますが、データ保護の運用に役立つアラームもあります。アラームは、データの消失を引き起こす、またはVeeam Backup & Replicationの正常な稼働を妨げる可能性のあるイベントや問題について警告するように設定されています。アラームは接続の問題、Veeam Backup & Replicationのコンポーネントの状態、障害が発生しているジョブまたは警告が発生して終了したジョブ、設定に関するあらゆる問題、長時間実行しているジョブや、その他多くの問題を検知します。Veeam ONEは、バックアップ・リポジトリの空き容量が低下していることも検知できます。これは、Backup Repository Free Spaceアラームで表示されます。

Veeam Backup & Replication Monitoring

図4:Veeam Backup & Replicationの監視

結論

アラームは、環境内で何か適切に機能していない問題を検知するため、すばやく対応し、解決することができます。Veeam ONEはデータセンターに可視性をもたらし、ビジネスの健全な運用を実現します。このブログ記事で説明しているのは、Veeam ONEに含まれているアラームのほんの一部です。データセンターを適切に運用するために役立つアラームがさらに多数あります。Veeam ONEは、ビジネスで活用するのに素晴らしいツールです。アラームだけでなく、モニタリング、レポート作成、ビジネス・ビューの分類といった機能も備えています。

Veeam ONEの詳細と、Veeam ONEによってAlways-On Business(24時間365日止まらないビジネス)に可視性がもたらされる方法については、以下の資料をご確認ください。

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Veeam Backup for Microsoft Office 365 1.5、提供開始

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今日、Microsoft Office 365をはじめとするSoftware as a Serviceの普及はますます進んでいます。Software as a Serviceは、オンプレミスのサービスと比較して多くのメリットを提供する一方、新たな課題ももたらしています。Office 365に関連する課題については、こちらの記事で詳しく説明されています。

しかし、最も重要なのは、皆様のビジネスがどの程度メールに依存しているかという点です。

Veeamは2016年11月にVeeam Backup for Microsoft Office 365をリリースしました。このソリューションは瞬く間に人気を呼び、多数の既存のお客様に加え、新規のお客様にも導入いただいています。最新のバージョン1.5では、さまざまなビジネス・ニーズに対応する新機能が追加されています。

スケーラビリティ

拡張性はこの新バージョンの開発で重点が置かれた機能の1つでした。拡張性により多くの大規模なOffice 365環境が抱える課題に対処できる可能性があるためです。

Microsoft Office 365に完全に移行した企業の中には、重要なデータの「サービスとしての(as a Service)」バックアップも必要と考えているお客様もいます。こうした要望に応えるため、このバージョンでは単一のインストール環境でプロキシ・コンポーネントを使用して容易に拡張し(Veeam Backup & Replicationの拡張と同様)、お客様ごとのデータを分離する複数のリポジトリを構成できるようになりました。

こうしたデータの分離により、社内で異なる保存期間を適用する必要がある企業の課題も解決できます。たとえば、重役クラスのユーザーのメールを、契約社員のメールよりも長期間保存する必要がある場合などが考えられます。

企業が直面するもう1つの課題は、Exchange Onlineサーバーとの連携です。スロットリングにより、重要なデータを時間内にバックアップできない場合があります。バックアップで使用可能なスレッド数が増えたことと、帯域幅を制限する機能が追加されたことにより、こうした課題により対処しやすくなりました。

Veeam Backup for Microsoft Office 365 1.5

自動化

新しいユーザーの作成、ユーザーの削除や無効化といった作業は、多くの組織で日常的に発生しています。こうした日常的な作業は、多くの場合、社内のさまざまなシステムへのユーザーの登録や削除といったより大きな業務の一環として行われます。たとえば、ディレクトリ・サービスに新しいユーザーを追加し、メールボックスを作成、有効化し、そのユーザーをERPシステムに接続し、(Veeamの場合)そのメール・ユーザーに対しバックアップを有効にするといった手続きについて考えてみましょう。新しいバージョンのVeeam Backup for Microsoft Office 365では、PowerShellとRESTful APIが完全にサポートされているため、バックアップを自動化して、貴重な業務時間を節約しながらすべてのデータを確実に保護できます。

自動化により実現できるシナリオは他にもたくさんあります。オンプレミスへの新しいインフラストラクチャ・コンポーネントの展開、インフラストラクチャ構成の変更(プロキシやリポジトリの追加)、Exchange Onlineのアイテムのリストアなど、さまざまな作業を自動化することが可能になります。

RESTful APIのサポートにより、サービス・プロバイダーは、このサービスを既存のポータルのワークフローに統合し、自動でテナントの作成や分離された複数のリポジトリの展開を行い、より多くのインフラストラクチャ・コンポーネントを展開できるようになります。

Veeam Backup for Microsoft Office 365 1.5

より幅広いシナリオのサポート

Veeam Backup for Microsoft Office 365による一元管理に移行した組織もある一方、移行段階としてExchange OnlineとオンプレミスのExchangeのハイブリッド環境を使用している組織もあります。さらに、本番データをオンプレミスに残してアーカイブをクラウドに保存することを希望する組織や、その逆を希望する組織もあるかもしれません。セキュリティ要件や法律、その他の理由により、組織の求めるシナリオはさまざまです。Veeam Backup for Microsoft Office 365 1.5は、こうしたあらゆるシナリオに対応します。

Veeam Backup for Microsoft Office 365 1.5

最後は、サービス・プロバイダー様向けの機能です。Veeam Backup for Microsoft Office 365では、各テナントが使い慣れたVeeam Explorer for Microsoft Exchangeの技術を使用してデータにリモート接続し、自由にリストアを行うことができます。

VeeamのR&Dチームは、お客様のフィードバックを受けてプラットフォーム対応を拡大し、米国政府(国防総省(DoD)およびDoD以外の機関)版、ドイツ版(Office 365 Germany)、中国版など、各機関や地域のOffice 365バージョンにも対応しました。

Veeam Backup for Microsoft Office 365 1.5

最後にもう1つ、オンプレミスかクラウドかを問わず、パブリック・フォルダに保存した重要なデータを保護する機能が追加されたことをお伝えします。

まとめ

Veeam Backup for Microsoft Office 365 1.5の提供が開始されました。このバージョンは、企業のお客様に多くのビジネス上の要件や課題、要望を解決する手段を提供し、サービス・プロバイダー様には、顧客のOffice 365メール・データを保護するBackup as a Serviceソリューションを構築するための環境を提供します。

他にも、このリリースでは、コミュニティ・フォーラムや直接お話しする機会、その他の連絡方法を通じてお寄せいただいたご要望やソリューションへの要件に基づいて多くの機能拡張が行われています。Veeamではすべてがそうであるように、私たちも常に変化を続けています。ぜひ会話に参加し、ご意見をお聞かせください。

その他のリソース

 

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NEW Veeam Availability Console – サービス・プロバイダー向けのNo.1クラウド・バックアップおよびDRaaS

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Veeamは昨年、Microsoft Azure MarketplaceだけにVeeam Managed Backup Portalをリリースしました。このAzureベースのソリューションはVeeamのマネージド・サービス・プロバイダー(MSP)および付加価値再販業者(VAR)コミュニティに広く受け入れられました。この製品は、MSPやVARの顧客のVeeam Backup & Replication環境に対するリモート監視と管理を可能にするものです。Veeam Managed Backup Portalでは、MSPとその顧客の間の接続は不要で、Azureサブスクリプションも必要ありません。そのため、初期費用は最小限で済み、この新たな継続的収益が一層利益を生むものになります。

この製品に対するフィードバックで要望の多かった機能は以下のとおりです。

  • Veeamバックアップ・エージェントの一元的な導入、管理、監視、レポート作成のサポート
  • オンプレミスとパブリック・クラウドを含む、より柔軟性の高いインストール・オプション
  • データ保護管理、設定、課金を自動化するためのRESTful API

VeeamのR&Dチームはこれらの課題に懸命に取り組み、本日ついに、Veeam Managed Backup Portalの進化形であるVeeam Availability Consoleをリリースすることとなりました。

Veeam Availability Consoleとは

Veeam Availability Consoleは、サービス・プロバイダーが顧客のVeeam環境の導入、管理、監視するために必要となるすべての機能を備える、無償のクラウド対応マルチテナント・プラットフォームです。その環境は、仮想、物理、クラウドベースのいずれでもよく、環境が格納される場所も問いません。Veeam Availability Consoleがサービス・プロバイダーにとって強力なソリューションとなり、さらに大規模な分散エンタープライズ環境にとっても同じく強力なものとなるのは間違いありません。

Veeam Availability Consoleは以下の主要機能によって、サービス・プロバイダーや分散エンタープライズ環境を強く後押しします。

  • 容易なセットアップ - オンプレミスでも、クラウドでも
  • バックアップ・エージェントのリモートでの管理と監視
  • Veeam Cloud Connectの高度なサポートによるリモート検出および導入
  • Webベースのマルチテナント・ポータル
  • RESTful APIとネイティブ課金

Veeam Availability Console for Service Providers

Veeam Cloud & Service Provider(VCSP)パートナーのうち、現時点で顧客の仮想化環境に対するVeeam Cloud Connect Backup as a Service(BaaS)あるいはDisaster Recovery as a Service(DRaaS)を収益化している会社は16,000社を超えています。それらのVCSPパートナーは、Veeamのクラウド・ゲートウェイ・テクノロジのおかげで、顧客環境との接続要件が必要がありません。このVeeam Cloud Connectの中心機能は、顧客からの外部接続を受信し、そのトラフィックを、TLS接続およびSSL証明書により保護した上で、単一のTCP/UDPポート6180上でトンネリングすることです(そのため、複雑なファイアウォールのルールを管理する必要はありません)。Veeam Availability Consoleは既存または新規のVeeam Cloud Connect環境にプラグインするだけで、以下の最小要件で動作します。

  1. 64ビット版のWindows Server 2008 R2 SP1 / Windows 7 SP1以降
  2. Veeam Backup & Replication 9.5 Update 2以降
ヒント:Veeam Cloud Connectについて知らない方は、Veeam Cloud Connectリファレンス・アーキテクチャをご覧ください。

以下の図に、サービス・プロバイダー側のインフラストラクチャ(左)を示します。ここでは、データセンター内でVeeam Availability Console for Service Providersを運用し、そのデータセンターでVeeam Cloud Connect 9.5 Update 2環境を利用して、クラウド・ゲートウェイ経由でデータを受信しています。ベスト・プラクティスとしては、最低でもN+1設計によって複数のクラウド・ゲートウェイを導入し、完全に冗長化して常に顧客との接続を確保すべきです。

Veeam Availability Console

顧客がVeeam Backup & Replicationコンソール内で、(提供された資格情報を使用して)サービス・プロバイダーを追加するときは、サービス・プロバイダーによってそのVeeam Backup & Replicationが管理されることを許可する必要があります。

Veeam Availability Console

リモート監視と管理

Veeam Availability Consoleのマルチテナント・ユーザー・インターフェイスでは、サービス・プロバイダーと顧客の両方がリアルタイムで環境の実際のステータスを確認できます。この管理には、バックアップ、レプリケーション、バックアップ・コピー、テープへのバックアップを含む、あらゆるタイプのVeeamジョブをリモートで起動および停止できる機能が含まれます。また、リモートのVeeam Backup & Replicationサーバーからログ・ファイルをダウンロードする機能もあります。これは、顧客に代わってリモートでトラブルシューティングできるようになる本当に良い機能です。また、最も素晴らしい機能の1つが、Veeamシェルにリモートでアクセスできることです。この機能はかつてVeeam Backup & Replication 9.5 Update 2に追加されたもので、その後Veeam Availability Consoleにも追加されました。

Veeam Availability Console

現在保護されていないマシンや、成功しなかったジョブ、残り容量の少ないリポジトリについてはどうでしょうか。これらの問題は、環境の監視を毎日行っていない場合、特定が難しくなります。Veeam Availability Consoleは、異常が発生したときに管理者や顧客に通知するアラーム・エンジンを搭載しています。Veeam Availability Consoleには、さまざまなVeeamコンポーネントを監視する事前に定義されたアラームが30個以上備わっています。アラームの発生時に、Veeam Availability ConsoleからPowerShellやバッチ・ファイルを実行することもできます。たとえば、現在保護されていないコンピュータが検出されたときは、「Computers Not Protected(コンピュータが保護されていません)」というアラームが発生します。ユーザーのメール・ボックスに配信される組み込みレポートもあります。

Veeam Availability Console

エージェントのリモート検出および導入

Veeam Agent for Microsoft Windows 2.0は、今年初めにリリースされて以来、非常に多くのお客様にご利用いただいております。これまでに、顧客のバックアップ環境の集中管理機能を提供したいというVCSPパートナーから、これらエージェント系の製品について強い関心が寄せられました。Veeam Availability Consoleは、物理、クラウドベース、あるいはワークステーションでも、導入先を問わずWindowsベースのサーバーをリモートから検出するメカニズムを提供しています。Veeam Agent for Linuxのサポートも今後のリリースで追加される予定です。

リモート検出は、ネットワークIPアドレス範囲、Active Directory、CSVファイルのいずれかに基づいて、マスター・エージェントによって自動的に実行されます。コンピュータの検出後は、その場所や接続状態にかかわらず、Veeamのバックアップ・エージェント・ソフトウェアを容易に展開できます。ポータルの管理者がエージェントのバックアップ・ポリシーを管理することもできます。これらのポリシーでは、バックアップ対象、頻度などを管理します。Veeam Availability Console環境内に配置できるバックアップ・ポリシーの数に制限はないため、顧客ごと、あるいはインスタンスごとでも、特定のSLAに基づいて運用できます。

Veeam Availability Console

自動化

Veeam Availability Consoleは、APIベースのアーキテクチャ上で稼働しており、顧客に要求される共通のデータ保護管理タスク、設定タスク、課金タスクの自動化が可能です。Veeam Availability Consoleには、JSONベースのRESTful APIが搭載されており、このAPIを既存のポータル・アプリケーションやワークフローに組み込んで、顧客にそれまでと同じ一貫したユーザー・エクスペリエンスを届けることができます。この新APIの良い活用例としては、Veeam Availability Consoleのデータを既存のポータルや配備済みの課金システムと統合することが挙げられます。クラウド・プロバイダー業界に新たに進出する場合でも心配はいりません。Veeam Availability Consoleには、既存の課金フレームワークを配備していないユーザー向けに、すぐに使えるネイティブ課金システムが備わっています。

Veeam Availability Consoleでは、Swagger UIによってAPIフレームワークを簡単に視覚化、調査、操作できます。ベータ・プログラムに参加している多くのVCSPパートナーが実際にテストを行って、素晴らしいフィードバックをくださいました。このAPIは今後、多くのVCSPパートナーに利用されることになるでしょう。Veeamは皆さまがこのAPIが持つ可能性を駆使することを楽しみにしています。

以下の画像は、Veeam Availability ConsoleのWeb UIから利用できる課金サマリー画面です。顧客は、このWeb UIやメールでも、請求書を直接受け取ることができます。

Veeam Availability Console

マルチテナント

顧客や社内の部門が自らのリソースにアクセスできる必要もあります。Veeam Availability Consoleは、管理者向けのエクスペリエンスに加えて、顧客/テナント向けのエクスペリエンスも提供しています。顧客は自らのバックアップ・ファイルの復号化キーを管理できます。これは、クラウドベース・バックアップを語る際には非常に重要なことです。Veeam Availability Consoleでは、Webブラウザが利用できる場所ならどこからでも、顧客が自らのVeeam Backup & Replication、Veeam Agent for Microsoft Windowsを管理でき、追加のユーザー・アカウントを作成でき、また、請求書を受け取ることができます。タッチ・スクリーン対応デバイスもサポートしています。

Veeam Availability Console

Veeam Managed Backup Portalを既にご利用の場合

Veeam Managed Backup Portalを利用中のサービス・プロバイダー向けに、Veeam Availability Consoleを迅速かつ簡単に始めるための移行ツールも作られています。このウィザード型ユーティリティを利用すれば、Veeam Managed Backup Portalのすべてのデータを移行でき、その際に既存のVeeam Cloud Connectサーバーを再利用するか、最初からインストールし直すかを選択できます。このプロセス全体については、Veeamヘルプ・センターで詳しく説明しています。

Veeam Availability Console

Veeam Availability Console for the Enterprise

Veeam Availability Consoleには、Veeam Availability Console for the Enterpriseというエンタープライズ向けの製品もあります。これは、サービス・プロバイダーのように、大規模なローカルおよびリモートのVeeam環境を運用、管理する分散エンタープライズ環境向けに作られています。Veeam Availability Console for the Enterpriseの評価を希望される大企業のお客様は、Veeam営業担当者にお問い合わせの上、無償版を入手してください。

最後に

Veeam Availability Consoleは、仮想、物理、クラウドベースを問わず、すべての顧客のVeeamワークロードを管理する効率的で強力なコンソールを求めているサービス・プロバイダー専用に設計されました。サービス・プロバイダーのお客様には、無償のVeeam Availability ConsoleをVeeam.comから直接ダウンロードしていただけます。

Veeam Availability Consoleを今すぐダウンロードする

以下にコメントをお願いいたします。また、VCSPコミュニティ・フォーラムにアクセスし、ぜひコミュニティの参加者とフィードバックをシェアしてください。VCSPコミュニティ・フォーラムに参加するには、ご自分のVeeamフォーラム・アカウントでログインした後、[User Control Panel] > [User Groups]オプションを使用してください。

 

リンク集

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エージェント管理:Veeam Availability Suite 9.5 Update 3で登場

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お知らせ: 2018年2月1日(木)に開催されるライブ・ウェビナー「Manage ALL workloads — virtual, physical and cloud — from a single console」に今すぐご登録ください!

 

驚きのビッグ・ニュースです!Veeam Backup & Replication 9.5 Update 3に多数の新機能が追加されました。このアップデートの内容は、VeeamON 2017で最初に製品デモが行われてから、しばらく秘密にされてきましたが、ここでいくつかのビッグ・ニュースをご紹介いたします。元々v10での導入が予定されていたエージェント管理が、、このVeeam Backup & Replication 9.5 Update 3に登場しました。この機能は、Veeam ONE 9.5 Update 3にも含まれています。また、以前にVMworldで発表のあったVMware Cloud on AWSのサポートもUpdate 3で対応されています。さらに、昨年に発表されたIBM Spectrum VirtualizeおよびLenovo Storage Vシリーズとのストレージ統合も含まれています。このブログ記事では、これらの驚愕のアップデートについて知っておくべきことをすべて解説します。

Agent management in Veeam Availability Suite 9.5 Update 3

このアップデートは、Veeamにとっても大きな転換点です。Veeamはこれまで、バックアップ、レプリケーションなどの提供によって、仮想化プラットフォーム向けアベイラビリティのNo.1プロバイダとして認知されてきましたが、今後はこのエクスペリエンスを、仮想、クラウド、物理ワークロード向けに提供していこうとしています。新機能の全体的な概要については、Veeam KB 2353をご覧ください。

Veeam Availability Suiteによるエージェント管理

ここしばらくVeeamの動向に注目していた皆さまにとって、今回の発表は大ニュースのはずです。エージェント管理は当初、Veeam Availability Suite v10の機能になると発表されていたからです。Veeamはこの機能を、準備の整った今日で提供すべきだと考えました。この機能は、お客様やパートナーの皆さまから、Veeam Backup & Replicationでの実現を要望されておりました。これはつまり、Veeamエージェントを、使い慣れたインターフェースであるVeeam Backup & Replicationコンソールで管理できるということです。また、Veeam ONEにも、Veeamエージェント向けの優れた新規ロジックが導入されています。

Veeam Availability Suite内のエージェント管理は「物理サーバーのバックアップ」にとどまりません。クラウド内のワークロード、仮想マシンや物理システムとしてのワークロード、さらには他のハイパーバイザー上で実行されるワークロードに対して、Veeamに期待されるエクスペリエンスの道を開く広範な機能となっています。そのすべてを、実績十分のコンソールから、他にはない使いやすさで操作できます。お客様はすぐに、簡素化された一元管理や、エージェント・バックアップの設定および導入の展開や管理にかかる時間と労力の削減による効果を実感できるでしょう。また、Veeamを利用することで、大量のVMのバックアップを簡単に管理できる点も重要です。さらに、今回のUpdate 3によって、同じコンソールでエージェント管理を簡素化できることが、Veeamで実現できる次のメリットとなります。

この機能は、VeeamのR&Dチームによってじっくりと検討されたものであり、慣れ親しんだVeeamエクスペリエンスはここでも魅力を発揮します。以下、新機能について説明しながら、この仕組みのいくつかの要素を見ていきたいと思います。

このアップデートでも、Veeamの標準的なアプローチを採用しています。そのため、システムの保護を開始するには、まず保護するシステムをVeeam Backup & Replicationコンソールに追加する必要があります。このロジックには、すべてのユーザーに関わることがあります。小規模なITショップの場合は、数台の物理コンピュータの保護を、バックアップ・ジョブまたはバックアップ・ポリシーによって直接実行できます。保護されるシステムは、事前に定義された[Manually Added]保護グループのインベントリに表示されます。一方、大規模な企業向けには、多数のコンピュータの保護を自動的に行うために、「保護グループ」という新しい概念が導入されています。いずれの場合も、Veeam Backup & Replicationコンソールで簡単に操作できます。

保護グループ

保護グループとは、基本的には、保護対象のオブジェクトのスコープが付いたフォルダです。保護グループには個別のコンピュータを格納できます。これらのコンピュータは、DNS名またはIPアドレス、Active Directoryオブジェクト(組織単位(OU)、グループ、コンピュータなど)、およびCSVファイルでのホストのリストによって追加します。

このグループ定義には、30日以上オフライン状態のVMやシステムを除外できる便利なロジックもあります。VMの除外が重要となるのは、Veeamは仮想マシンを保護する上でエージェント・レスが最適な手段だと考えており、VMが誤って二重に(一度目はVeeam Backup & Replicationによるエージェント・レスVMイメージ・バックアップとして、二度目はVeeam Agent for Microsoft WindowsまたはVeeam Agent for Linuxによって)保護されるような状況を防ぐ必要があるためです。お使いのハイパーバイザーがVeeam Backup & Replicationでサポートされていない場合は、この機能のチェックボックスをオフにして、Veeamエージェントによって仮想マシンを保護することができます。30日以上オフライン状態のシステムを除外することで、コンピュータ・アカウントが残存している廃止システムなど、非アクティブな状態の選択済みシステムに対して、Veeam Backup & Replicationが検索やエージェントのインストールを常時試行する状態を防ぐことができます。もちろん、カスタムの項目を手動で除外することもできます。以下に示すような除外ロジックがあります。

Agent management in Veeam Availability Suite 9.5 Update 3

コンピュータの追加と削除が頻繁に行われるActive Directoryや、エクスポート・スクリプトによって新規コンピュータの情報が常に更新されるCSVファイルがあるとしましょう。その場合、この情報源に対して定期的な再スキャンが自動で実行されて、新しいオブジェクトの検出、既存のホストに関する情報の更新、および廃止されたホストのバックアップ・スコープからの削除が行われるようになります。保護グループは、設定済みのスケジュールに従って定期的な再スキャンを実行することで、この難しい問題を完全に解決します。さらに、バックアップ・エージェントのインストールやその後のアップグレードも、割り当て済みの配布サーバーによって自動的に実行できます。この仕組みによって、バックアップ・サーバーからのエージェント配布によるすべてのネットワーク・トラフィックをアンロードすることができます。

保護グループを定義したら、バックアップを実行できます。コンピュータを保護するために作成できるエンティティには、バックアップ・ジョブとバックアップ・ポリシーの2種類があります。

バックアップ・ジョブ

よく知られているこのVeeam Backup & Replicationエンティティは、一般的に、Veeam Backup & Replicationサーバーと直接接続するコンピュータを保護するために利用されます。バックアップ・ジョブはバックアップ・サーバー上で実行され、その一方でエージェントがクライアントのように振る舞い、そのマスター・サーバーによって開始されたバックアップ・アクティビティを実行します。そのため、バックアップ・ジョブは、ミッションクリティカルなサーバーやMicrosoftフェールオーバー・クラスターの保護向けの機能です。

バックアップ・ポリシー

運用可能な時間がやや予測不可能であり、バックアップ・サーバーへの接続が不確定であるリモート実行サーバーが存在する場合に、ワークステーションを保護するための新手法です。バックアップ・ポリシーは、ジョブ設定のテンプレートを保持して、バックアップ・エージェントがインストールされている新規割り当てホストに対してこの設定を自動的に配布します。設定が適用されたら、エージェントが、指定されたリポジトリに対するバックアップ・アクティビティの実行を単独で開始します。そのため、バックアップ・サーバーへの常時接続は不要です。

Agent management in Veeam Availability Suite 9.5 Update 3

保護モードのスコープを設定したら、後はVeeamバックアップ・ジョブに関連するすべてのオプションを設定するというお馴染みのプロセスとなります。設定するオプションには、ジョブ名、対象システム(リストまたは前述の保護グループ)、バックアップ・モード(システム全体または選択したドライブ)、Veeam Backup & Replicationリポジトリなどのターゲット、アプリケーション、ファイルのインデックス作成オプション、スケジュールなどがあります。Veeamに期待されるすべての機能が、Veeamエージェントの管理に利用されるようになります。

バックアップ・ジョブが実行されたら、他のジョブとともにVeeam Backup & Replicationユーザー・インターフェイスに表示され、好きな場所でバックアップを簡単に管理できます。この点については今後のブログ記事で詳細に取り上げますが、Veeam Agent for Microsoft Windowsには、増分バックアップが驚くほど速くなる強力なテクノロジーが1つ導入されています。それは、サーバー・ワークロード向けに最適化された新登場の変更ブロック追跡エンジンです。この機能については、ぜひ今後の情報をお見逃しなく。

エージェントの監視

Veeam ONE 9.5 Update 3では、Veeam ONEからエージェントを可視化できるようになりました。仮想および物理の両インフラストラクチャに対して24時間365日の監視、レポート作成、アラートが可能になる重要な機能です。

プラットフォームおよびデバイスのサポート追加

Veeam Backup & Replicationの前回のアップデート以降、多数の新規プラットフォームの一般提供が開始されました。Veeamでは、それらのプラットフォームについてQAプロセスを経て、今回のアップデートでサポート対象としての優先順位を付けることになりました。Veeam Backup & Replication 9.5 Update 3では、Microsoft Windows Server 2016バージョン1709、VMware vCloud Director 9、およびMicrosoft SQL Server 2017のサポートが追加されます。また、Microsoft Azureで4TBディスクがサポートされ、Azureのドイツおよび中国のサービス地域も追加されます。LTO-8テープ・デバイスのサポートも含まれています!

VMware Cloud on AWSのサポート

VMworld 2017では、VMware Cloud on AWSサポートが発表されました。これは、VMwareソリューション一式をクラウドで簡単に活用できる、VMwareの優れたテクノロジーです。そして、Veeamによって、その利用が本当に簡単になります。VMware Cloud on AWSで実行されるワークロードに対して、バックアップ、レプリケーション、その他のジョブなどの慣れ親しんだタスクを利用できるようになります。有力な使い方としては、オンプレミス・インフラストラクチャのVMをVMware Cloud on AWSにレプリケートする方法が考えられます。これには多数のオプションがあり、そのすべてを同じVeeamの強力なツールで実行できます。

Cloud Connect内部保護

この機能は、Cloud Connectサービス・プロバイダー内に保持しているバックアップを、削除後も指定した期間保存するものであり、ごみ箱に類似しています。現代のリスクとなっている大量削除やランサムウェア・キット、マルウェア、その他のバックアップ・データへの脅威に対抗する回復力をクラウド技術にもたらす、業界唯一の驚くべき回復性機能です。最も良いところは、この機能がCloud Connectのクォータを消費しないこと、およびどこかのVeeamコンソールがバックアップをすべて削除してしまったといったインシデントが発生した場合に、エンドユーザーがCloud Connectサービス・プロバイダーに問い合わせて効果的にデータを回復できることです。

データの場所のロギング

「どこに何があるの?」と、自問したことはないですか?この新機能は、Veeamリポジトリやその他のバックアップ・インフラストラクチャ・オブジェクトのプロパティであり、本番およびバックアップ・インフラストラクチャに対して場所情報のタグを付けることができます。このタグを利用して、一般データ保護規則(GDPR)などの各種規制により要求されるデータの主権性に関する法令遵守が可能になります。

IBM Spectrum VirtualizeおよびLenovo Storage Vシリーズのスナップショット統合

最新の統合アレイも、Veeamの一層のアベイラビリティを示すもう1つの例となります。Veeamは、IBM Spectrum VirtualizeおよびLenovo Storage Vシリーズとのストレージ統合によって、本番環境におけるストレージへのストレスを軽減し、目標復旧時間及び時点を短縮します。Veeam Explorer for Storage Snapshotsのほか、ストレージ・スナップショットからのバックアップもこの機能の対象です。

Update 3のエージェント管理機能とVeeam Availability Consoleの違いは何か、疑問に思う方もおられるでしょう。Veeam Availability Consoleはサービス・プロバイダーにとっての最適なソリューションであり、Veeam Backup & Replicationサーバーがアクセスするネットワークに接続しないモバイルおよびリモート・エージェントを多数抱えるシナリオの場合にも最適なソリューションです。

さらに広がるアベイラビリティ:Veeam Availability Suite 9.5 Update 3

お客様やパートナーの皆さまのご要望が現実に。Veeam Backup & Replicationのエージェント管理機能がついに登場です。Update 3はこのページからダウンロードしていただけます。また、Veeam Agent for Microsoft Windows v2 Update 1、およびVeeam Agent for Linux v2も、まもなく登場します。これらのアップデートの情報については、Updatesページをご覧ください。

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Veeam PNを特長とするVeeam Recovery to Microsoft Azureがついにリリース!

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ネットワークは、あらゆるITソリューションの中でもっとも複雑なものの一つです。リモート・サイトに接続している場合でも、ブランチ・オフィスに接続している場合でも、オンプレミスのネットワークをクラウドへ拡張している場合でも、信頼性の高いネットワーク・ソリューションを確立するには、これまで多大な複雑さと高いコストが発生していました。災害時のネットワークでは、複雑さが増し、エラーの範囲も大きくなります。相対的に見ると、ワークロードのバックアップ、レプリケーション、そして復元は簡単になってきていますが、復元後のシステムへアクセスするのは依然として面倒なプロセスとなっています。

VeeamON 2017では、Veeam PN(Veeam Powered Network)のリリース候補版を発表しました。これは、既存のVeeam Backup & Replication 9.5の機能であるVeeam Restore to Microsoft Azureと組み合わせることで、ネットワークおよび復元のための新しいトータル・ソリューションとなるVeeam Recovery to Microsoft Azureになります。この新しいソリューションの中心となっているVeeam PNでは、オンプレミスのネットワークがAzureネットワークへ拡張され、あらゆる場所のあらゆるデータをバックアップし、Azureに復元できるようになります。

Veeam PN

Veeam PN ApplianceはAzure Marketplaceから導入でき、数分以内で設定が可能で、サイト・ゲートウェイとして導入されたVeeam PN Applianceがあるリモート・サイト向けの中央ハブとして機能します。これは、OpenVPNクライアント・アプリケーション経由で中央ハブに接続するリモート・ユーザー向けにも使用できます。Veeam Restore to Microsoft Azureと組み合わせることで、ワークロードをAzureに復元でき、Veeam PNによって作成された拡張ネットワーク経由でリモート・アクセスできます。

Veeam PNがついに一般提供開始

NEW Veeam PN無償のソリューションで、これを使用することで、管理者は直感的でシンプルなUIを通じて数回のクリックで、サイト間またはポイントとサイト間のVPNトンネルを簡単に作成して構成し、接続できます。複雑で時間のかかるセットアップは必要ありません。クラウド接続は簡単になりました!Veeam PNには、2つのコンポーネントがあります。Azure Marketplaceから導入可能なHub Appliance、そしてVeeam.com Webサイトからダウンロード可能でOVAからオンプレミスで導入されるSite Gatewayです。これは、Veeam PNを多数の仮想化プラットフォームにインストールできることを意味します。GAリリースでの新機能は、ディストリビューションに応じて選択されたパッケージ管理システムを使用し、Veeam.com Linuxリポジトリからインストールする機能です。

Veeam PN for Microsoft Azure (Veeam Powered Network)は、軽量のsoftware-defined networking(SDN)を使用してMicrosoft Azure内のデータ復元サイトのセットアップを簡易化、自動化する無償のソリューションです。

 

Veeam PNは、信頼性の高い成熟した仮想プライベート・ネットワーク技術プラットフォームであるOpenVPN上に構築されています。Veeamは、ネットワーク構成プロセス全体を簡素化する直感的でシンプルなユーザー・インターフェイスを作成しました。

クラウドでの総合的なオンデマンド復元

規模に関係なくあらゆる組織で、パブリック・クラウドを復元サイトとして簡単に利用できるべきですが、多くの復元ソリューションは依然として使いやすさと信頼性に欠け、価格も法外に高い場合があります。Veeam Recovery to Microsoft Azureでは、オンデマンドの復元サイトを作成する信頼性の高いターンキー・ソリューションを、必要なときにいつでも使用できます。これはまさに一度設定したら後は放っておけばよいソリューションで、コストのかかる復元サイトの構築や維持の必要性を排除し、新しい復元オプションを望んでいる、あらゆる規模の組織にとって理想的なソリューションです。

Veeam PNの特徴

  • オンプレミスのITリソースとAzureベースのITリソースの間にシームレスで安全なネットワークを提供
  • あらゆるサイトの間に、使用しやすく完全に自動化されたサイト間ネットワーク接続を確立
  • SMBとエンタープライズの顧客、およびサービス・プロバイダー向けの設計

まとめ

ネットワークは依然として、データ復元計画を成功させる際にもっとも複雑となる部分です。Veeam PNを使用すると、オンプレミスのネットワークを復元ネットワークに簡単に拡張し、リモート・サイトから復元ネットワークに接続できるようになります。Veeam PNは、Restore to Microsoft Azureとともにサイト間接続を介してこれを実現し、オンプレミス・サイトをAzureの復元ネットワークに拡張します。また、リモート・ユーザーにもアクセスを提供し、AzureのHUBアプライアンスに接続して、ポイントとサイト間の接続を介してシステムおよびサービスに接続できます。

Veeam Recovery to Microsoft Azureをご利用いただけます。

 

有用なリソース

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オーケストレーションを利用してダウンタイムを最小化し、コンプライアンスを最大限に発揮

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またしても大規模な会社が業務停止に陥るというニュースが毎日のように報道されているように感じられます。そうなってしまった会社は、短期的にも長期的にも大きな業務上の影響、財務的影響、そして評判の影響を受けることになります。災害、そして事業とITサービスの継続性への脅威を考える際に、広範囲に広がるシステム停止が最初に頭に浮かびます。しかし、多くの場合にもっとよく発生するのが、見過ごされがちな、より頻繁に起こる「小さな」脅威です。人的ミス、機器の障害、停電、悪意ある脅威、そしてデータ破損でも、組織全体を完全に機能停止させてしまうこともあります。

事業停止の影響に苦しむこれらの組織が、災害復旧計画(DRP)を策定していないとは思えません。ほとんどの組織はDRPを策定しています。しかし、それでは私たちが障害発生のニュースを聞いたり、それを経験したりすることがこれほど多いのはなぜでしょうか。

課題

文書化

どんなDRPでも成功の核となるのが、包括的な、最新の文書です。しかし、デジタル変革によってITへの依存度は高まり、環境は増大してより複雑になっているうえに、その構成も常に変化します。事業継続性にとって重要なITのあらゆる側面を手作業で保存して記録することは、効率的でもなければスケーラブルでもないため、それが1つ目の失敗の原因につながります。

テスト

先述した現代の環境の規模と複雑さを考えると、特にマルチサイトの環境の場合、頻度の高い、全面的なテストも、綿密なDRPを成功させるうえで欠かせません。定期的なテストに必要なリソースと、エンドユーザーへの潜在的な影響が相まって、DRPの実現可能性は評価されないままということがよくあります。

実行

DRPへの投資が不足したままで、あっという間に古くなり、テストされなくなった場合、計画されたものにしろ、計画外のものにしろ、フェールオーバーが成功する可能性は、ごくわずかです。単一のアプリケーションの場合でも、データセンター全体の場合でも、ずれた依存関係、保存されていない変更、不適切なプロセス、信憑性を確認できないサービスおよびアプリケーション、間違った開始順序といった難点が、フェールオーバーを行う際に発生します。

コンプライアンス

ディザスタ・リカバリ(DR)を考える際に最初に思い浮かぶことは、ITの停止による影響かもしれませんが、見逃されがちな側面が1つあります。それは、コンプライアンスです。

DRはコンプライアンスと密接に関わっています。データの信頼性、整合性、可用性に対する組織の責任を保証するために、法律、規制、そして標準が設けられています。業界によってコンプライアンスの構成要素は異なりますが、1つ、どの業界にも当てはまることがあります。コンプライアンスに準拠しないという選択肢はなく、準拠しない場合、財務および評判の非常に大きなリスクが伴います。

Veeam Availability Orchestrator

あらゆる規模の企業と業界が直面する、これらの共通の課題を克服できるように、Veeamは新しいVeeam Availability Orchestratorの一般提供を開始いたしました。

Veeam Availability Orchestratorは、高度に自動化され、復元力を備えたオーケストレーション・エンジンをVeeam Backup & Replicationレプリカにもたらします。コンプライアンス要件を満たし、ダウンタイムを最小化して、本番環境のITサービスを継続的に提供できるように特別に設計されています。最高幹部の重役や利害関係者の承認に対して万全の準備を行い、業界標準や監査に遵守していることが証明されているDRPを自動的に作成、文書化、テストすることで、ディザスタ・リカバリの計画、災害からの復旧に伴う時間、コスト、労力を簡単に低減します。

文書化

仮想環境の変化に応じて自動的に更新され、再発行されるDR文書化機能によって、コンプライアンス監査、法的要件、および技術ライブラリに関する文書化の要件に対応します。この機能は、以下のような特長を備えています。

  • 使用しやすい形式で提供される、完全にカスタマイズ可能なテンプレートベースの4種類のレポート
  • 最高幹部の重役や利害関係者の承認の準備が十分にでき、定期的に提供されるDR文書化機能によって、法的要件およびコンプライアンス要件に対応
  • 仮想環境の変化に応じて最新のデータで自動的に維持される文書

テスト

本番システムへの影響なしで、自動化されたDR計画のテストと準備状態の確認によって復元性を証明し、高価な手動プロセスの回避と以下の機能により、コストを削減します。

  • オンデマンドと、スケジュール済みのテストおよび復元検証の両方を簡単に実行
  • 計画の準備状態、実行、およびテストのためのリアルタイムのレポートとダッシュボードにアクセス
  • 本番環境のパフォーマンスとそのユーザーに対して影響を与えることなく、計画の準備状態を定期的にテスト

Veeam Availability Orchestrator

実行

ITサービスの継続を確保し、以下を含む計画的移行、災害回避、災害復旧に対するマルチサイトDR計画のフェールオーバーおよびフェールバックを通じて、サービスの中断を最小限に抑えます。

  • 事前に定義された開始順序により、フェールオーバー時にMicrosoft Exchange、SQL Server、IISといったVM、アプリケーションおよびサービスを検証
  • オープンAPIを通じて、フェールオーバーの実行をほかの事業継続性ツールに統合
  • 委任形式の、ロールベースのアクセス制御により、DRリソースへのアクセスを規制

Veeam Availability Orchestrator

まとめ

コンプライアンス規制とデジタル変革の取り組み(そしてその結果生じるITへの説明責任とアベイラビリティに関する圧力)によって、ディザスタ・リカバリの計画と災害からの復旧は困難なものとなっています。Veeam Availability Orchestratorは、コンプライアンス要件を満たし、ITサービスと事業を確実に継続できるようにすることを目的とした専用のソリューションを提供します。

 

ぜひ評価版をダウンロードしてお試しください!

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Veeam、ガートナー社による2018年のデータセンター・バックアップおよびリカバリ・ソフトウェアに関するPeer Insights Customers’ Choiceを受賞

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Veeamの社員は全員、お客様に最高のものをお届けすることに情熱を傾けています。

弊社のあらゆる活動の中心にあるのが、お客様の満足度です。これは弊社のDNAにあらゆる組織レベルで存在しており、私たちはこの精神が生きていることを認識しています。なぜでしょうか?それは、ユーザーのみなさまがまさに弊社についての意見を、そしてVeeamが素晴らしいということを公言し続けてくださっているからです。

私は、今週お客様がGartner Peer InsightsにおいてVeeamをガートナー社による2018年のデータセンター・バックアップおよびリカバリ・ソフトウェアに関するPeer Insights Customers’ Choiceと評価してくださったことを光栄に思います。2018年2月16日の時点で、Veeamは250のGartner Peer Insights(カスタマー)レビューから5ポイント中4.6ポイントの評価を受けています。

Gartnerによると、「レビューはすべて、レビューを行っているエンタープライズ・ソリューションを購入、実装、および/または使用しているIT専門家やビジネス・ユーザーによるものです。利害の対立はありません。」*言い換えると、Gartner Peer Insights Customers’ Choiceは、ソフトウェアを実際に使用している人々の経験に基づいたものであるということです。

ここで私が気に入っているのは、業界全般にわたるお客様が、機能する部分としない部分について現実のフィードバックをしてくれているところです。それぞれのお客様の発言は公開されており、誰でも読むことができます。ベンダー側で非表示にすることはできません。

とても興味深い読み物です。Veeamでは、改善するための方法を常に探し求めています。5点中4.6点というスコアは素晴らしいと思いますが、完璧ではありません。この種のフィードバックや率直なご意見をいただくことで、私たちは製品を改善し、調整することができます。私たちが言うところの、革新と展開です。これは、Veeamの中核をなす価値の1つです。

この評価を得るために考慮されるべき基準は、最低50のレビューを獲得し、評価全般の平均値が4.2以上であることです。Veeamは250のレビューを獲得しましたが、これはお客様が企業に対して情熱を抱いてくださっていると自負できることを示しています。

Veeamは、このリストに掲載されたことを誇りに思います。Veeamのプレジデント兼共同CEOである私は、世界中の大勢のお客様とお話しをし、直接ご意見を聞かせていただく機会があります。お客様の声に耳を傾けることは、Veeamの成功にとってとても重要です。素晴らしいのは、このリストは自身の考えを公言しているお客様からのものだということです。そして、このリストはとても肯定的なものです。

次に、Veeamに関するレビューからいくつかのご意見をご紹介します

このようなフィードバックは重要なものです。どんな企業にも常に熱狂的な支持者である顧客の小集団ができるものですが、Gartner Peer Insightsでは、熱狂的な一部の企業以外からも意見を聞くことができます。私たちは、自らのキャリアと自企業のデータを弊社の商品に賭けてきた何百もの企業から意見を聞くことができます。

この評価にふさわしい仕事をしてくれたVeeamの全従業員、そしてVeeamの全パートナーにお礼を申し上げます。Veeam一同、お客様を第一に考えています。世界中の282,000のお客様に対して、Veeamのこの驚くべき行程の一部を担っていただいていることに感謝申し上げます。

* 出典:Gartner, Inc.、「ガートナー社、エンタープライズ・ネットワーク・ファイアウォールに関するPeer Insights Customers’ Choiceの受賞者を発表」、2018年2月12日。

Gartner Peer Insights Customers’ Choiceは、個々のエンドユーザー顧客の経験に基づいた主観的な意見、Gartner Peer Insightsで投稿されたレビュー数、および市場の任意のベンダーの評価全般によって決定され(詳しくはこちら をご覧ください)、いかなる方法においてもガートナー社や関連会社の見解を表すものではありません。

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Veeam Availability Suite 9.5 Update 3aが発売されました!

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Veeamにおいて、プラットフォーム・サポートは優先事項のひとつです。最新のオペレーティング・システムでも、新しいストレージ・システムでも、更新済みのハイパーバイザーでも、私たちはプラットフォームのサポートに真剣に取り組んでいます。Veeam Backup & Replication 9.5 Update 3がリリースされて以来、VeeamONで紹介され、まもなく公開される一連のVeeam機能(年内に公開予定)に先立って、多くのエコシステムの変更によってアップデートが実行されています。より大規模なアップデートがまもなく登場予定(年内の予定)であるため、今回のリリースはUpdate 4ではなくUpdate 3aとしております。今回のリリースの主な機能は、新たにサポート対象となったプラットフォームと、20を超える小規模な機能強化です。詳細については、KBの記事をご覧ください。

Update 3aは、組織がVeeamに求める最新のVMwareおよびMicrosoftプラットフォームにサポートを提供します。Veeam Backup & Replicationでサポートされる新しいプラットフォームは以下の通りです。

  • VMware vSphere 6.7
  • VMware vCloud Director 9.1
  • VMware vSphere 6.5 U2の予備サポート(詳細は下記を参照)
  • Microsoft Windows Server 1803
  • Microsoft Windows Hyper-V Server 1803
  • Microsoft Windows 10 April 2018 Update

今回のアップデートでは、以下のプラットフォームも追加でサポートされています。

  • VMware Cloud on AWSバージョン1.3
  • Microsoft System Center Virtual Machine Manager 1801

Veeam Backup & Replicationによって次のことが実現されるため、今回のアップデートは重要です。

  1. Veeam Backup & Replication 9.5 Update 3aを新しいWindowsオペレーティング・システムにインストールする
  2. コンポーネント(プロキシ、リポジトリなど)を新しいWindowsオペレーティング・システムにインストールする
  3. バックアップ・ジョブやレプリケーション・ジョブを新しいvSphereプラットフォームおよびMicrosoft Windows Server 1803オペレーティング・システム内のHyper-Vロールから実行する

1点書き方が異なるのは、VMware vSphere 6.5 Update 2の「予備」サポートです。ウィークリー・フォーラムのダイジェスト・メールをご覧になった方は、この地点にたどり着くまでに達成しなければならなかった多くのマイルストーンについて詳しくご存じのことでしょう。これはデータセンターでバックアップを提供する製品と同じくらい重要であり、セキュリティに対する意識を誤るというリスクを冒すわけにはいきません。これらのメールからは、今後生じる可能性があるあらゆる変更点に関するR&Dからの最新情報を得ることもできます。つまり、vSphere 6.5 Update 2に関する情報です。このリリースのサポートは、6.5 Update 2自体へのアップデートでおそらく実装されると思われます。サポートに関する声明については、こちらのフォーラムの投稿で明示されています。基本的には、負荷がかかった状態で重要なAPIが機能しなくなるという既知の問題について現状が記載されています。

最先端の状態にとどまろうと、多くの組織がvSpherevCloud DirectorWindows 10およびWindows Serverの最新リリースへのアップグレードについて積極的なポリシーを維持しようとしています。これらのプラットフォームがバックアップの目的で必ずサポートされるように考慮することは重要であり、これがVeeamができるだけ早く更新済みのプラットフォームのサポートを提供できるよう尽力しているもうひとつの理由でもあります。ビジネスのために次に取るべき行動を計画している皆さんであれば、アプリケーション、システム、およびデータを利用できる状態に維持するために必要なプラットフォーム・サポートをVeeamが提供していることはご存じでしょう。

ぜひVeeam Backup & Replication 9.5 Update 3aをダウンロードしてください!

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#1 Hyper-Availability for Nutanix Enterprise Cloud

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Veeamは6月に、Nutanix Acropolis Hypervisor(AHV)のサポートに取り組むことをお知らせさせていただきました。それから間もなく10月に、コードと登場予定の機能のデモのアルファ・ビルドを発表することができました。本日、Veeamのハイパー・アベイラビリティの一般提供がNutanix Enterprise Cloudプラットフォーム全体で開始されたことをお知らせいたします。これにより、VMware vSphere、Microsoft Hyper-V、Nutanix AHVなどのあらゆる仮想化ワークロードを、アプリケーションの整合性が維持された状態で保護できるようになりました。

Nutanix AHVのサポートには新製品のVeeam Availability for Nutanix AHVが付いてきます。これには、Veeam Backup & Replicationと同じ使いやすい機能が、使い慣れたポータブル・バックアップ・ファイル形式で多数搭載されています。これには、数あるVeeam Cloud Service Providers(VCSP)パートナーの1つを通じて戦略を3-2-1バックアップ方法に合わせ、テープへ記録またはディスクへのバックアップ・コピーを行い、オフサイト・バックアップおよび長期間保持を実現する機能も含まれます。

概要

Veeam Availability for Nutanix AHVは、次の3つのコンポーネントで構成されます。

  1. Veeam Backup & Replication 9.5 Update 3a以降
  2. Veeam Backup Proxy Appliance for AHV
  3. Veeam Backup Repository(重複排除デバイスはv1ではサポートされません)

Veeam Backup & Replication 9.5 Update 3a

Veeamバックアップ・サーバーにより、Veeamバックアップ・プロキシ・アプライアンスからの認証が可能になり、バックアップ・ファイルをVeeamバックアップ・リポジトリへ送信する機能が提供されます。また、Veeamバックアップ・サーバーにより、テープ、ディスク、またはVeeam Cloud Connectへ長期間保持する機能も提供されます。

Veeam Backup Proxy Appliance for AHV

プロキシ・アプライアンスは、Nutanix Acropolisのハイパーコンバージド・インフラストラクチャ・クラスター内で導入されます。アプライアンスの管理と同様に、バックアップと完全なVM復元の設定、スケジューリング、および実行は、Nutanixの管理者やユーザーにすぐにお使いいただけるよう、Prismに似た外観と操作になるよう特別に設計された新しいWeb UIによって処理されます。

Veeam Backup repository

Veeam Backup Repositoryは、バックアップ対象として動作するストレージ・デバイス上のフォルダです。Veeam Backup Repositoryは、Veeamバックアップ・サーバーによって管理されます。

機能

アプリケーション整合性

ミッション・クリティカルなワークロードのアプリケーション整合性バックアップを行う機能は不可欠です。これは、Distributed Storage Fabric(DSF)スナップショットをNutanix AHVクラスター内でリクエストすることで実現されます。Nutanixゲスト・ツール(NGT)は、オンライン・バックアップ用のゲストOSの準備を開始するために使用できるようになります。アプリケーション整合性が必要でもNGTがインストールされていないVMの場合、VeeamではVeeam Agent for Microsoft WindowsまたはVeeam Agent for Linuxのサーバー・エディションのご利用をお勧めします。

変更ブロック追跡

Veeam Backup & Replicationで増分バックアップを実行する場合、Veeam Backup & Replicationが前回のジョブ・セッションからどのデータ・ブロックが変更されたかを知っておく必要があります。変更されたデータ・ブロックのリストを取得するため、Veeam Backup & Replicationは変更ブロック追跡メカニズム(CBT)を使用します。CBTにより、増分バックアップの速度と効率が改善されます。バックアップ処理では、フル・バックアップおよび増分バックアップにAHV CBTを活用します。

保護ドメイン

Nutanix Protection Domainsを利用できるということは、短期の目標復旧時点(RPO) の高速スナップショットを維持できるだけでなく、仮想マシンの定義済みグループであるこの同じ保護ドメインを利用してバックアップ管理を簡素化できることも意味します。

ワークフロー

バックアップ・プロキシは、Nutanix AHVと通信して仮想マシンのスナップショットをトリガーし、仮想マシンをホストするデータストアから仮想マシンのデータをブロックごとに取得し、それを圧縮および重複排除してVeeam独自の形式でバックアップ・リポジトリに書き込みます。

Veeam Backup & ReplicationはVMごとにバックアップ・チェーンを作成します。1つのバックアップ・チェーンには1つのVMのデータしか含まれません。

復元

さて、興味深い点に移りましょう。バックアップは保険証書であり、誰も使用することは望んでいません。それでも、リカバリーが仕事や生活を救ってくれるのです。

Veeam Backup Proxy Appliance for AHV

プロキシ・アプライアンスの復元オプションは、元の場所へのVMの完全復元となり、Web UI内から実行されます。個々の仮想マシン・ディスクを復元する機能も、Web UIから実行できます。

Veeam Backup & Replication 9.5 Update 3a

きめ細かい復元オプションの場合、Veeamバックアップ・サーバーでこれらのタスクを実行することが必要です。きめ細かい復元オプションには、以下のものがあります。

  • Windowsファイル・レベルの復元
  • アプリケーション・アイテムの復元(Microsoft Active Directory、Microsoft Exchange、Microsoft SharePoint、 Microsoft SQL Server、Oracle)
  • VMディスクのエクスポート(VMDK、VHD、またはVHDX)

Direct Restore to Microsoft Azure

Veeamの中で起きている技術革新や、Veeamエリート・アライアンス・パートナーとしてのハイパー・コンバージドの市場リーダーの台頭、Hyper-Availability Platform内での3番目のハイパーバイザーの追加を目の当たりにし、非常に胸が高鳴る思いです。そして、この製品が未来に向かって行く場を見て、さらにわくわくしています。AHVを導入済みまたは評価段階のお客様には、機能制限のない30日間無料の評価版を今すぐダウンロードされることを是非お勧めします。

有用なリソース

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