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Veeam Backup & Replication向けの新しいPure Storageスナップショット統合を提供開始

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2017年末、VeeamはVeeam Availability Suite 9.5 update 3とともにUniversal Storage API をリリースしました。このフレームワークは、ストレージ・システムとの組み込みの統合を提供して、本番環境への影響を軽減し、RPOを大幅に改善します。

今日、Veeamは、この統合フレームワークに加わる次のストレージ・ベンダーとしてPure Storageを発表します。ますます多くの企業がオールフラッシュ・ストレージ・ソリューションの採用に移行することで、かつてないほど要求の厳しいビジネス・ワークロードに対してより予測可能なパフォーマンスを提供できるようになっており、24時間365日止まらないアベイラビリティの要件を変える必要のないことは言うまでもありません。実際、これによってRTOおよびRPO SLAの要件が増しています。

本番ワークロードのパフォーマンスへの影響を軽減

このフレームワークによって利用できる機能には、VMwareスナップショットを作成してこのプロセスをストレージ・アレイにオフロードし、ストレージからバックアップを取得する際に、主要なVMwareのパフォーマンスへの影響を軽減する機能があります。

ストレージ・スナップショットからのきめ細かな復元の有効化

2つ目は、Veeam Explorer for Storage Snapshotsを使用してスナップショットの履歴を表示させる機能で、Veeam以外がストレージ・アレイ上に作成したスナップショットに対してきめ細かな復元のタスクを実行する機能も提供されます。

アプリケーション整合性のあるストレージ・スナップショットのオーケストレーション

3つ目の、目標復旧時点の厳格化に非常に重要な機能は、ストレージ・アレイ上のアプリケーション整合性のあるスナップショットを促進して、非常に高速でデータを復元するオプションをアプリケーション・アイテム・レベルまで提供する機能です。

 

リストアの自動検証およびオンデマンド・ラボ:「データを機能させる」

 

最後に、おそらくもっとも重要な機能は、アプリケーション整合性のある方法で作成されたスナップショットを用いてより多くのことを行う機能です。この統合により、多数のさまざまなユース・ケースでこのデータを利用できることになります。

この機能が企業に役立つユース・ケースの1つがDevOpsで、数分で本番環境のコピーを作成する機能です。これにより開発者は、本番ワークロードのパフォーマンスや稼働時間に影響を与えることなく、本番同様のデータに対して新しい機能をテストできます。このすべてで、シン・プロビジョニング、重複排除、圧縮などを含む高性能のPure Storage FlashArray機能が使用されます。

もう1つのユース・ケースは最新の分析に関するもので、本番ワークロードを取り出してそのデータを利用する機能です。これにより、エンドユーザーはワークロードを理解してその結果からより多くのことを達成し、基礎になるインフラストラクチャやパフォーマンスについて心配する必要なく、ビジネスのための価値を提供できます。

FlashStack — アジャイルIT

また、この統合により、Pure Storage FlashArrayがコンバージド・インフラストラクチャに加わり、コンピューティング、ネットワーキング、ストレージ、および仮想化を組み合わせる機能が提供されます。これにより、効率が向上し、導入が容易になり、パフォーマンスが予測可能になります。管理とこれらのタスクを微調整する必要性が減ることで、ビジネス内でより重要なタスクに集中するためのリソースが確保されます。

このコンバージド・アプローチは「Virtual Data Center in a box」を使用すると拡張でき、これによってリモート・オフィスも、Cisco、VMware、Pure Storage、およびVeeamのストレージとアベイラビリティの利点から恩恵を受けることができます。

まとめ

Pure Storage FlashArrayとVeeam Availability Suiteとの統合により、バックアップ、リカバリ、レプリケーション、およびフェールオーバーの機能が提供され、目標復旧時点および目標復旧時間が強化されます。

その他のリソース

 

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Veeamが市場のトップを走る収益成長率を2017年下半期に達成

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クラウド時代の先駆けとして誕生したVeeamは、比類のないサクセス・ストーリーを作り出してきました。四半期ごと、年ごとに加速する急成長、イノベーションの推進、製品品質や顧客ロイヤルティ向上で成功を収めてきています。2017年は、弊社にとってこれまでで最高の年でした。そして2018年も、帆に大量の風を受けて成長し続けています。

  • 弊社は、40四半期連続の2桁成長を達成しました。非常に勢いのある10年間だと思います。。
  • 2017年を通じて収益全体が増加し、すべての四半期で2桁成長を遂げました。

最近、IDCが2017年のソフトウェア市場の実績*を発表しましたが、再びVeeamがデータ保護およびリカバリソフトウェア市場で首位に立つことができました。2017年下半期のVeeamの収益の増加は前年比28.7%で、これはデータ保護およびリカバリソフトウェア市場全体の成長率を26.6ポイント上回る結果でした。IDCによると、2017年下半期の市場全体の増加は2%ですが、上位3社のベンダーと比べても、Veeamは市場平均を26ポイント上回って収益を増やすことができています。す。この結果を受けて、将来を見据えて来るべき変化と変革に備える手助けをしていく責任をひしひしと感じています。

各企業のモーメンタム - トップ5企業の分布:2017年下半期(売上高:百万ドル)

私が誰よりもよく聞かれる質問は、Veeamはどのようにしてこのような成長を遂げ続けることができるのかということです。弊社のビジネスが、定評ある成熟した製品を持つ既存の大規模ベンダーを有する市場にいることを考えればなおさらです。答えには複数の面がありますが、次の3つの主な要素に集約できると捉えています。

  1. 仮想世界向けに構築 – Veeamは、仮想化インフラストラクチャ向けのシステム管理ソリューションを提供するために2006年に設立されました。Veeamは、すぐにデータのアベイラビリティを担保できるソリューションとして認められ、複数のクラウドにまたがる環境でアプリケーションとデータをサポートするソリューション向けの主力プロバイダとして頭角を現すことができました。クラウドの時代に生まれ、クラウドの時代で成長してきたのです。
  2. パートナー・ファーストの哲学 – 技術が急速に進化する今日の世界では、どんな企業も独力で進むことはできません。ここでの成功は、堅牢なテクノロジーのエコシステムを構築することから生まれます。弊社が最も重視するのは、何千ものチャネル・パートナーとの協働から、業界最大のテクノロジー・ベンダーとの緊密な統合および連携の構築まで、パートナーシップとのあらゆる課題に取り組むことです。
  3. It Just Works – Veeamは、企業規模に依らずすべてのセクターで、約束を実行する製品として評判を獲得してきました。どんな問題や災害に直面したときも、ビジネス継続性を維持するために信頼できる製品ということです。これが、お客様から、「It Just Works.(とにかく使える)」と仰っていただける理由です。

IDCによる検証を受けることで、このストーリーを継続することができます。私たちの言葉ではなく、世界中の何十万ものお客様からのご評価だと受け止めています。さらに、弊社のネット・プロモーター・スコア(購入したテクノロジーを他者に推奨するかどうかを尋ねることによって生成された数値)は73で、業界平均よりも3.5倍良好でした。ITマネージャーがバックアップとリカバリのためのアベイラビリティ・ベンダーを選択する際、単に技術を選択しているだけではありません。その選択に自社の将来と自身のキャリアを賭けているのです。私たちはこの決定の重要性を理解し、信頼を勝ち得ていくことに誇りを持っています。従来のベンダーは、新しい環境に適応して変化しようとしています。テープやディスクの時代に構築されたソリューションでは、データ量の肥大化とデータの不規則な広がりという新たな需要に対応できていません。この需要へ適応できないと、お客様自身のビジネスの脆弱性を増すことになるので、変化を求めます。弊社のビジョンは、インテリジェント・データ・マネジメントソリューションにおいて最も信頼されるプロバイダになり、データのハイパー・アベイラビリティを求める世界の期待に応えることです。そして弊社の将来の目標は、このビジョンを発展させて最終的にはデータを自己管理できるようにすることです。Veeamは、このイノベーションを果たし、データを管理する方法を根本的に改善できるするための理想的なポジションにいます。

 

* IDC Worldwide Semiannual Software Tracker, Data Protection and Recovery Software Market, Final Historical 2017H2.

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ランサムウェアとGDPRがぶつかり合うとき

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IT業界というのはホットな話題に事欠きません。これまでも、クラウドやハイパー・コンバージド・インフラストラクチャ、機械学習について活発な論議が交わされてきました。しかし今、IT業界でもっぱら議論の的になっている2つのテーマがあります。ランサムウェアと、欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)です。

それぞれが十分に熱い話題になっていますが、この2つがぶつかり合うとき、いったい何が起きるのでしょうか。先般、「ランサムウェアはGDPRにどのように影響するのですか?」という質問を受けました。そして、IT業界の話の種どうしがぶつかり合うという珍しい現象が起こったのです。

影響はあるのか

答えは間違いなく「Yes」です。GDPRは個人情報の保護を目的として制定されました。したがって、EU市民に関する情報を保持している企業は、データを確実に管理すること、またデータが安全で、保護されており、アクセス可能である状態を維持することに尽力しなければなりません。

GDPRの要件のもとでは、そうした企業は絶対にデータ侵害を発生させないように努める必要があります。この「侵害」とはどのような意味でしょうか。GDPRの条文ではこのように説明されています。

Personal data breach means a breach of security leading to the accidental or unlawful destruction, loss, alteration, unauthorized disclosure of, or access to, personal data transmitted, stored or otherwise processed.(「個人データ侵害」とは、送信、保存またはその他の方法で処理された個人情報の偶発的または違法な破壊、紛失、改変、不正開示またはアクセスを引き起こすセキュリティ違反である。)

この条文を見ると、GDPRのもとで侵害とみなされる事態をランサムウェアが引き起こしかねない理由がよく分かります。そもそもランサムウェアとは、攻撃を受けると重要なデータやシステム全体にアクセスできなくなったり、アクセスが制限されたりするマルウェアのことです。

現在のところ、ランサムウェア攻撃への対応というのは比較的単純なものです。つまり、データのアベイラビリティが確保されていれば不正アクセスされたデータを迅速に復元できますし、そうでなければデータを失うことになります。信頼の置ける復元ソリューションを使用していない場合は、データを消失させることなくビジネス活動を再開できる可能性は少なくなります。テクノロジーやサイバーセキュリティの専門家、そして当局がこぞって、ランサムウェアの身代金の支払いはしないようにと警告していることは忘れないでください。

GDPRによって、これまでになかった課題に対処する必要が生じていますが、同時に、サイバー犯罪者にとっては新たなチャンスが生まれています。すぐそこにいるかもしれないサイバー犯罪者は、ランサムウェアの難解な技術的事項について思い煩うのをやめて、新たな脅威で武装を始めています。サイバー犯罪者は、ランサムウェアによって企業のデータに不正にアクセスし、関連する当局にそれを伝えるかもしれません。そうすれば、その企業は多額の罰金などの制裁を受けることになります。

どうすればよいのか

GDPRは企業に何を求めているのでしょうか。第32条を見ると、データ所有者の主な責任についていくつかのガイダンスが示されています。

  • 処理システムとサービスの機密性、完全性、アベイラビリティ、復元性を常に確保する能力。
  • 物理的または技術的インシデントの発生時に、すぐに個人情報のアベイラビリティとアクセスを復元する能力。
  • 処理のセキュリティを確保するため、技術的および組織的な手段の有効性について、定期的にテスト、評価、診断するプロセス。

GDPRは技術的な規制でも解決すべきITの問題でもないため、IT部門にコミットメントの度合いを深めてもらうことで、データ・セキュリティ戦略を有効にし、ソリューションを最新版にし、すべてのステークホルダーに自らの責任について十分な情報を与える必要があります。以下の領域では、IT部門のコミットメントが重要となります。

  1. データの完全性の確保
  2. データのアベイラビリティの確保
  3. 有効かつ柔軟なテストを実行するためのプラットフォームの準備

どのようなテクノロジーが適しているか

現実的には、必要なものすべてを1つのテクノロジーで賄うのは不可能ですが、どのような種類のテクノロジーが役立つかを知っておくのは良いことです。

理想的なソリューション・スタックとは、ランサムウェアの動作を検出できるレベルのインテリジェンスに加えて、ランサムウェアを即座に停止させ、影響を受けたデータセットを特定する機能を備えているものでしょう。不正にアクセスされたデータセットに関する情報をIT部門が取得し、その情報を復元ソリューションで活用すれば、復元プロセスを自動化できるかもしれません。また、迅速にデータを復元してアベイラビリティを維持したり、テスト環境を構築したりする機能を備えている復元ソリューションがあれば、ランサムウェア攻撃を含むデータ損壊インシデントに備えることができます。

Veeamは役立つか

VeeamはGDPRに準拠するためのツールではなく、ランサムウェアを検知するためのソリューションでもありませんが、Veeam Availability Suiteは、企業が有効なコンプライアンス・プログラムを実施し、ランサムウェアのような問題に対処したり、さらに広範囲のコンプライアンスの課題に取り組んだりするにあたって、大きな役割を果たすことができます。

ただし、潜在的なデータ侵害を迅速に検知したり、データ侵害から回復したりすることについては、サードパーティのツールと連携する機能を活用することで、非常に大きな価値が生まれます。オンプレミスとクラウドの両方で、複数のリポジトリでアベイラビリティを確保するというVeeamの全体戦略について検討し、設置場所にかかわらず、インフラストラクチャ全体で法令を遵守し、データのアベイラビリティの確保をお望みのお客様には、Veeam Availability Suiteは最新のビジネス・コンプライアンス戦略にとって欠かすことのできない、価値の高いものとなります。

サマリー

この記事は、「ランサムウェアはGDPRにどんな影響を与えるのか」という質問から始まりました。この質問に答えるため、ランサムウェアの影響とリスクを評価し、軽減させなければならないのはなぜかについて考えてきました。また、潜在的なほかのコンプライアンス上のリスクについても取り上げました。

御社がビジネス・コンプライアンス戦略のニーズを満たすにあたり、この記事から何らかの有益な背景情報やアイデアを得ていただければ幸いです。

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Office 365バックアップが極めて重要である6つの理由

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あらゆる企業、特にエンタープライズは、クラウドへの移行の課題に直面しています。これは「もしも」の話ではなく、「いつ」「どのようにして」起こるのかという問題です。

多くの組織にとって、その「いつ」とは今日であり、「どのようにして」はVeeamによってということになります。

最近、Veeam Backup for Microsoft Office 365の導入が急増しています。1年少し前にこの製品の提供を開始してから、この短期間でこれほどの反響があるとは、私たちでさえも想像していませんでした。

2017年、25,000を超える組織がVeeamのOffice 365バックアップ・ソリューションをインストールしました。これは、230万のMicrosoft Officeメールボックスに相当します。2017年の第4四半期には、前四半期比で327%増という圧倒的な成長率を記録しました。これらの数字は、Office 365データ保護の明らかなリーダーとしてのVeeamの加速する勢いを示すものです。

この記事を読んで、「MicrosoftはOffice 365のバックアップに対処してくれないのか?」とお考えかもしれません。

Microsoft Office 365のようなSaaSプラットフォーム・プロバイダは、アプリケーションの稼働時間と、基盤となるインフラストラクチャについては責任を負っていると覚えておくことが重要です。しかし、自社にとって不可欠なビジネス・データの管理および保護は、お客様が責任を負っています。

VeeamはOffice 365のバックアップを作成することが重要な6つの理由を特定しました。

 

  1. 意図せぬ削除: 意図的かどうかにかかわらず、ユーザーを削除した場合、その削除はネットワーク上全体で再現されます。バックアップを作成していた場合、そのユーザーをオンプレミスのExchangeまたはOffice 365に復元することができます。
  2. 保持ポリシーのギャップと混乱: Office 365の保持ポリシーは、管理については言うまでもなく、遅れをとらないようにすることも大変です。バックアップは、簡単に復元できるよう、全てが1つの場所で保護および保管され、より長く、アクセスしやすい保持を実現しています。
  3. 内部のセキュリティ脅威: 多くの企業は、社内から発生する脅威に直面しており、その脅威は想像以上の頻度で発生しています。高度な復元ソリューションは、重要データの紛失や破壊のリスクを軽減します。
  4. 外部のセキュリティ脅威: マルウェアやウイルスは、この1年間だけでも、世界中で組織に深刻なダメージを与えています。バックアップを作成しておけば、攻撃を受ける前にメールボックスをインスタンスに簡単に復元できます。
  5. 法的要件とコンプライアンス要件:法的措置を講じている間に、メールボックスのデータを取得できるように、また規制コンプライアンスのニーズに対応できるようにします。
  6. ハイブリッドのメール環境とOffice 365への移行の管理: Office 365に移行する場合、またはオンプレミスのExchangeとOffice 365ユーザーが混合している場合、Exchangeデータは同じ方法で管理され、保護される必要があります。バックアップ元の場所は関係ありません。

私たちが誓った約束は、あらゆるクラウド上のあらゆるアプリ、あらゆるデータをお客様が保護できるよう支援するということであり、この最新のニュースは、その約束を果たす道にさらに一歩近づけるものです。Adistaのクラウド・ソリューション・マネージャーであるThierry Schaal氏の意見をご紹介したいと思います。Adistaは、Veeam Cloud & Service Provider(VCSP)パートナーの1社です。

クラウドに移行するワークロードが増えるにつれて、お客様は、SaaSアプリケーションには通常、組み込みのデータ保護がないということを理解しなければなりません。SaaSの利用により、独自の内外によるセキュリティ脅威のほか、よくあるデータの削除シナリオや保持ポリシーのギャップなどが明らかになっています。多様なインフラストラクチャおよびアプリケーションに対して、切望されているデータ保護サービスを提供する機会が急速に増加しています。だからこそ、私たちはVeeam Backup for Microsoft Office 365に期待しているのです。

当社のお客様やパートナー様がVeeamソリューションの価値を実感していることを耳にするのも、いつも嬉しく思っています。私のお気に入りの引用で、当社顧客であるEgelim Lojistik A.S.のITマネージャーを務めるHur Taner氏の言葉をご紹介します。

この製品に出会うまで、自分の電子メールは安全だと思っていました。今は確信しています。安全であることを。

先月、自分のブログで、企業がどのようにして新しいマルチクラウド・モデルで自社のアプリやデータのアベイラビリティを確保しているのかについて、そしてOffice 365バックアップの導入がその発展の好例であることについて執筆しました。あらゆるお客様が、クラウドに移行して、インフラストラクチャを拡張する中で、Veeamが常にAlways onアベイラビリティを保護および確保してくれる安心感を得られます。

Gartnerによる2017年5月のレポート 『Adopt Microsoft Office 365 for Damage Control and Fast Recovery After Malicious Attacks』をご一読ください。このGartnerのレポートには、Office 365バックアップに関する情報がさらに詳しく記載されています。

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富士通とVeeamのパートナーシップ

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6月5日に、富士通はディスクベースのバックアップ向けの次世代アプライアンスであるETERNUS CS800 S7のアベイラビリティを発表しました。

 

この発表をきっかけに、富士通とVeeamのパートナーシップについて深く考えてみました。

 

何年もの間、私を捕らえて離さず、パートナーシップに対する私の価値観を反映している言葉があります。それは、「より大きな目標を定めることができるならば、企業は連携することでメリットを得、イノベーションを生み、もっとも効果的な解決策に到達することができる」というものです。これはまさに富士通がVeeam Hyper-Availability Platformを称賛して示したパートナーシップへの献身から明らかです。

 

Veeamと同じく、富士通もデータマネジメントの世界を変えることに重点を置いています。これは簡単で単純な仕事ではありません。私たち双方の顧客の現在および将来のニーズに対応するイノベーションの道を進むには、ビジョンと勇気が必要です。

 

富士通は、コスト効率の良いクラウド対応のソシューションを用いて大量のデータを管理するという課題に顧客が対処するための支援を行っています。具体的には、ETERNUS CS800 S7データ保護アプライアンスは8TBから最大640TBまで拡張でき、Veeam機能と統合して、サイズに関係なく顧客がデータを単にアーカイブする以上のことをできるようにします。

 

富士通はVeeamアライアンス・パートナー・プログラムに最近加わりましたが、Veeamエコシステムについては世界第5位および日本で1位のITサービス・プロバイダとして力強いメンバーとなっています。

 

富士通のソリューションは、サーバー、ストレージ、統合システムのみに限定されません。富士通は世界上位10社に入るサーバーのプロバイダですが、こうしたプロバイダはIDCにIoTプラットフォームの主要プレーヤーともみなされています。1

 

IoTは自動車、アプライアンス、基本的にオンオフ・スイッチがあるあらゆるデバイスなどの物理デバイスで領域を広げ続けているため、管理すべき追加のデータ量は膨大になります。ガートナー社は、2020年までにコネクテッド・デバイスの数は260億を超えると予測しました。2

 

交通量に基づいて、あなたの車がカレンダーに接続され、そのカレンダーが目覚まし時計に接続されて仕事に間に合うように起床時刻を調節するというのは強いインパクトがありますが、このデータを生産の最適化、サプライチェーン・マネジメント、資産追跡、そして財務意思決定に利用することで、ビジネスへの影響力はさらに大きくなります。これを行うにはデータを効率的に管理する必要があり、顧客のエクスペリエンスへの潜在的な影響は計り知れないものがあります。

 

ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(HCI)の実装を通じてITアーキテクチャを変換する企業のために、富士通は幅広い検証済みのサーバー構成やVMware vSAN Ready Nodesを提供しています。これらのノードはVMware vSphereおよびvSANによって事前にロードされますが、Veeamはスマートなロジックを使用したソフトウェア定義のストレージ投資をお勧めできます。これにより、バックアップの高速化、ネットワーク・トラフィックの低下、ひいてはROIの向上を実現できます。Veeamアベイラビリティ・ソリューションは富士通のPRIMEFLEXシステムとともに、完全なエンドツーエンドのマネージド・サービス向けに包括的な管理と保護のアプローチを提供します。

インテリジェント・データ・マネジメントのための共同ソリューション

 

私は以前、私たちはVeeamが状況を変えつつあることを信じていると言及しました。富士通は、弊社のアライアンス・エコシステムの優れた新メンバーであり、その可能性は無限です。富士通は100を超す国々に顧客を有し、世界中のエンタープライズに信頼されています。Veeamは、インテリジェント・データ・マネジメントにおけるグローバル・リーダーとして、富士通とともにデータセンターとクラウド全体にアベイラビリティを提供し、ビジネスを保護することで、企業がビジネスの成長に集中できるようにします。

 

VeeamON 2018において、弊社はインテリジェント・データ・マネジメント ソリューションの最も信頼されるプロバイダになるため、データのハイパー・アベイラビリティを求める世界の期待に対応するというビジョンを説明しました。弊社は企業に、企業が必要とする自信を与えたいと考えています。その自信とは、データが24時間365日保護されていて安全であり、エンタープライズが直面するあらゆるコンプライアンスと規則によるプレッシャーにデータが対応し、ポジティブなビジネス価値とイノベーションにデータを利用できるというものです。Veeamは、企業にハイパー・アベイラビリティを実現します。

 

富士通は、このビジョンとパートナーシップに全力で取り組んでおり、富士通とVeeamによるBetter Togetherを強化します。私たちを待ち受ける魅力的な未来を共有できるよう、このパートナーシップにご注目ください。

1IDC MarketScape: Worldwide IoT Platforms (Software Vendors) 2017 Vendor Assessment, July 2017 US42033517

2Forbes “A Simple Explanation Of 'The Internet Of Things” May 2014

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Microsoft Office 365とExchange両方のメールボックスを保護する方法

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今日の新しい技術の素晴らしい点は、大規模な移行が実にシームレスに行われることです。その最も一般的な例がMicrosoft ExchangeとMicrosoft Office 365であることはほぼ間違いありません。数年前、Microsoft Office 365は、事実上全ての組織にとって、アプリケーションのもっとも重要なセットの1つの新しいプラットフォームに対する魅力的な選択肢となりました。これも比較的シームレスな移行で、次のような同様の使用メカニズムの多くが維持されています:Outlook、Web Access、Mobileなど。

しかし、このSoftware as a Service(SaaS)のユースケース特有の興味深い特徴が1つあります:組織はこのために時間をかけています。Veeamが下記の製品を発表してリリースし、この領域に拡張した場合について、私は詳しく説明できます: Veeam Backup for Microsoft Office 365。対話は移行に伴って何年にもわたります。お客様を訪ねると、最初はITスタッフなどの数名のユーザーとMicrosoft Office 365を「準備している」と言われるでしょう。そして翌年に訪問すると、移行は「およそ50%完了した」と言われるでしょう。3年目には、同じ組織から「90%移行済み」という情報を得ることでしょう。 導入や経験はそれぞれ異なるとはいえ、多くの話は似通っている可能性があります。

Veeam Backup for Microsoft Office 365について私が個人的に好きなのは、Veeamがこのプロセスを通じてあなたをサポートできるところです。これは、Veeamが提供する、ある特定の機能によるものです:つまり、オンプレミスのExchange組織をVeeam Backup for Microsoft Office 365に追加できる機能です。たとえOffice 365を使用し始めたばかりで全てのデータがオンプレミスであっても、Veeam Backup for Microsoft Office 365をすぐに利用できます。移行期間中、組織を完全にサポートできるため、これは非常に強力です。以下の図は、オンプレミスのExchangeとMicrosoft Office 365の両方を使用するハイブリッド組織を示したものです:

この設定によって示されるおもな利点の1つは、組織が事実上ハイブリッドSaaSの配置と同じ設定およびバックアップ・ソリューションを備えることができる点です。結果としてこのビジネス・アプリケーション(メールおよびカレンダー・サービス)が、オンプレミスとSaaS領域の両方にある点で、ハイブリッドと言えます。Veeam Backup for Microsoft Office 365による一貫したアプローチを持つことは、組織の移行プロセス中に多数の製品間のバックアップからどのメールボックスも漏れないようにするバックアップ・ポリシーにおいて望ましい方法です。この統合されたアプローチにより、Office 365とオンプレミスExchange間の移行機能も可能になります。

このように、統合アプローチのもっとも明らかな利点はリストアです。Veeamを利用したリストアは常に簡単であり、Veeam Backup for Microsoft Office 365も例外ではありません。リストアは、Veeam Explorer for Microsoft Exchangeによって実行され、これは以下に示すオンプレミスのExchangeバックアップで使用されるのと同じエンジンです:

このリストア・ウィザードによって、Office 365またはオンプレミスのExchangeへデータを簡単にリストアするための直感的なプロセスが開始されます。エクスポートもサポートされるため、PSTファイルまたはオブジェクトのリストの構築も実行できます。

あらゆる状況で適切なリストアを実行できるのと同様に、あらゆる設定で適切なバックアップを実行できることが、Veeam Backup for Microsoft Office 365の強力な機能です。これが、重要なシステムやデータの需要に今日必要とされているアプローチの形です。  Veeam Backup for Microsoft Office 365を使用したことがないなら、今すぐ評価版もしくは最大10のユーザーのメールボックスを無償でバックアップできる弊社のNFRプログラムをダウンロードしましょう。ExchangeとOffice 365のハイブリッド導入を実行していますか?両方を安定した方法で保護できるVeeamの機能に魅力を感じますか?下記にコメントをお寄せください。

詳細

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クラウド・データ・マネジメントが格段に簡単に!

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私が参加するお客様のミーティングでは毎回、「クラウド」という言葉がすぐに出てきます。クラウドは、特に企業ではアジリティの向上に目を向けていることもあり、ほぼ全ての企業が何らかの方法で導入を検討している技術です。しかしながら、このような環境内にあるデータの管理や保護について、お客様には常に疑念がつきまとっており、私はお会いするお客様に多くの時間を費やして、この不安を和らげるお手伝いをしています。

最近の調査によると[i]、ITリーダーは、マルチクラウド環境全体にわたるクラウド・ワークロードのポータビリティ、管理、そしてアベイラビリティについて、特に懸念を抱いているそうです。必要なときにアクセスや移動ができないデータを保存しておくことに、何の意味があるのでしょうか?事実、最近行われた調査で次のことがわかりました。

  • 47%が、クラウド・ワークロードのポータビリティが意図したほど高くないことを懸念している
  • 58%が、データやワークロードをクラウドへ移行することは難しいと感じている
  • 61%が、クラウド・ワークロードのバックアップと復元に不安を抱いている
  • 82%が、アプリケーションのアップタイムを心配している

このような不安を抱くのももっともです。率直に言って、従来のデータ管理では目的を満たせないからです。

Veeamは、この問題に対応するために、企業の要求に応え、クラウド・データ・マネジメントにおけるリーダーシップをさらに拡大させる大きな一歩を発表いたしました。

Veeamは仮想化の時代に誕生し、お客様のニーズに迅速に適応することで、ハイブリッド・クラウド環境のインテリジェント・データ・マネジメントにおけるリーダーとなりました。これは、Veeam Availability Platformのおかげです。市場におけるVeeamのスピードと勢いを維持するために、クラウド・データ・マネジメントにおけるリーダーシップを拡大させる新機能を発表いたしました。堅牢でクラウドネイティブなデータ保護が実現されるほか、クラウドへのデータ移行が簡単に行えます。セキュリティやデータ・ガバナンスも強化され、サービス・プロバイダーの皆様にとってVeeam製品を使用したサービスの市場展開がかつてないほど簡単になるソリューションもご用意しました。また、この新機能では、業界をリードするクラウド・データ・マネジメントをマネージド・サービスとして展開することも可能です。

具体的には、Veeam Availability Suite 9.5 Update 4の一部として強化されたクラウド機能を発表いたしました。そのほかに、今後リリースを予定しているVeeam Availability for AWSVeeam Availability Console v3も発表になりました。この発表内容については、先日開催されたセールスのキックオフ・イベントでもお話ししましたので、そちらの動画もぜひご覧ください。新機能や新サービスについて、我々が非常にワクワクしている理由がおわかりいただけるでしょう。

今回の発表により、Veeamは、AWS、Microsoft Cloud、IBM Cloud、および21,000社を超えるサービス・プロバイダーとの強力なパートナーシップと共に、クラウド・データ・マネジメントにおける明確な市場リーダーという地位を強化することになります。  これは、お客様にとっても素晴らしいお知らせです。というのも、マルチクラウド環境全体にわたるクラウド・ワークロードの移行、管理、そしてアベイラビリティに関する課題の多くに、複雑な操作を必要としない、使い慣れたVeeamプラットフォームで簡単に対処することができるためです。

繰り返しになりますが、このたびVeeamは、革新的な技術を多数リリースいたしました。この技術によって、お客様の固有のニーズに対応し、ITチームやビジネス・リーダーが持つ一番の懸念の軽減をします。2019年がスタートして、まだ間もありません。弊社お客様にとって、2019年は必ずや素晴らしい年になるものと確信しております。

 

[i]  Multi-cloud Complexity Calls for a Simple Cross-cloud Data Protection Solution(マルチクラウド環境で求められるシンプルなクロスクラウドのデータ保護ソリューション)、Frost & Sullivan

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Veeamのセットアップ時によくある設定ミスを回避する方法

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この記事は、Veeam Backup & Replicationをスムーズにご利用開始していただけるようにお客様をサポートすることを目的としたものです。ここでは、初期設定に関する基本的なアドバイスをお伝えするとともに、Veeamの調査で判明した、お客様のインフラストラクチャによく見られる設定ミスについて説明します。

バックアップ・モードについての推奨事項

ほとんどの場合、バックアップ時間が短い「増分バックアップ」か「永久増分バックアップ」をお勧めします。定期的なフル・バックアップを取得しない「永久増分バックアップ」では、より少ないストレージ領域で高いパフォーマンスを得ることができます。一方、「増分バックアップ」では、より多くのストレージ領域を必要とするものの、定期的なフル・バックアップによってバックアップ・チェーンがさらにサブチェーンにまで分割されるので堅牢さが増します。

「逆増分バックアップ」は、最も古いバックアップ方法であり、最も長い処理時間がかかります。使用するストレージの種類によっては、他のモードに比べて3倍以上時間がかかる場合がありますが、「逆増分バックアップ」では、チェーンの終点がフル・バックアップである為、より新しいバックアップから速やかに復元することができますが、通常であれば他の方式と比べてほとんど差がありませんので、バックアップ・チェーンの長さが非常に長くなる場合を除いて、通常は30日前後に設定することをお勧めします。

フル・バックアップについての考察

「合成フルバックアップ操作」は単に「マージ」とも呼ばれ、既にリポジトリ内に格納されているリストア・ポイントから、フル・バックアップ・ファイルを作成する操作です。ただし、どのストレージでもこの操作中に優れたパフォーマンスを得られるわけではありません。このため、代替手段としてアクティブ・フル・バックアップを使用することをお勧めします。

「合成フル・バックアップ」を設定する際に、追加のオプションである“Transform previous backup chains into rollbacks”を設定することができます。このオプションを使用すると、現在のチェーンをアーカイブする目的で逆増分チェーンに変換することができますが、設定すると「増分バックアップ」(.VIB)を「逆増分バックアップ」(.VRB)に変換するタスクが開始されるため、ターゲットのバックアップ・リポジトリに大きな負荷がかかってしまいます。

また、このオプションを主要なバックアップ方法として設定した場合、フル・バックアップ・ファイルと、増分バックアップのリストア・ポイントと逆増分バックアップのリストア・ポイントが混在した非常に奇妙なバックアップ・チェーンが作成されてしまいます。

 


図1:増分バックアップ・ジョブで定期的な合成フル・バックアップの作成を有効にします。

ゲスト処理のポイント

ゲスト処理は、一貫性のあるVMのバックアップを作成するために使用します。また、VMがMicrosoft Exchange、Active Directory、SharePoint、SQL Server、Oracleアプリケーションのインスタンスを実行する場合は、Veeam Explorerを使ってきめ細かな復元を実現することができます。ゲスト処理はWindowsの機能であるVSSフレームワークに依存するため、このフレームワークが正しく機能する必要があることに注意してください。フレームワークが正しく機能していないと、バックアップ・ジョブが失敗してしまいます。

ゲスト処理を有効にするには、バックアップ・ジョブ・プロパティの[Guest Processing(ゲスト処理)]に移動します。[Application-aware processing(アプリケーション認識処理)]オプションを有効にし、[Guest OS credentials(ゲストOSのログイン情報)]で管理アカウントを指定する必要があります。

 


図2:アプリケーション認識処理やインデックス作成を設定します。

 

このジョブの一部のVMで特定のログイン情報を設定する必要がある場合は、[Credentials(ログイン情報)]ボタンをクリックして指定することができます。

ボタンをクリックすると、[Credentials(ログイン情報)]メニューが開いたら、[Set User...(ユーザーを設定する...)]をクリックして、このVMで使用する資格情報を指定します。

 


図3:[Credentials(ログイン情報)]メニューではジョブのVMごとにユーザーを設定することができます。

 

[Applications...(アプリケーション...)]ボタンをクリックするとメニューが開いて、サポートされるアプリケーションのオプションを指定したり、必要に応じて特定のVMのゲスト処理を無効にすることもできます。

 


図4:[Applications...(アプリケーション...)]メニューでは、さまざまなアプリケーションのオプションを指定したり、特定のVMのゲスト処理を完全に無効にすることができます。

VMゲスト・ファイル・システムのインデックス作成

[VM Guest File System Indexing]を有効にすると、Veeam Backup & ReplicationによってVM内にファイルのカタログが作成され、ゲスト・ファイルを検索し、Veeam Backup Enterprise Managerからワンクリックでファイルレベルの復元を実行することができます。

Enterprise Managerを使用しない場合は、このオプションを無効にすることで、バックアップ・ウィンドウの時間を短縮し、VeeamサーバーのC:ドライブ上の領域も節約することができます。

また、このオプションを無効にしても、Veeam Backup & Replicationコンソールからファイル・レベルの復元を実行することができます。

セカンダリ・バックアップ先

データの完全な整合性を保証できるストレージ・ベンダーは存在しません。Veeamでは、ディスクにバックアップ・ファイルが書き込まれるたびにそのバックアップ・ファイルをチェックしますが、データストア上では数百万件という操作が行われているため、その一部がスワップされてしまい、知らない間にデータ破損が発生することがあります。Veeam Backup & Replicationでは、データ破損の早期検出に役立つSureBackupや稼働状況確認などの機能を提供していますが、既に手遅れとなっている場合もあります。

このため、「3-2-1ルール」に従い、異なるメディア・セットを複数の場所で使用することで、データのアベイラビリティを保証することが極めて重要になってきます。

3-2-1ルールを維持するためには、プライマリ・バックアップ・ジョブを作成後、直ちにセカンダリ・コピー・ジョブをセットアップすることをお勧めします。方法としては、セカンダリ・ストレージへのバックアップ・コピーのジョブを設定する場合もあれば、クラウド・リポジトリへのバックアップ・コピーやテープアウトを行う場合もあります。

インスタントVM復元の正しい使用

インスタントVM復元を使用すると、バックアップ・ファイルから最小時間でVMを直接起動できます。ただし、復元されたVMは引き続きバックアップ・リポジトリ内に存在するため、リソースが消費される点に注意する必要があります。復元プロセスを完了するには、このVMを本番環境に移行する必要があります。Veeamサポート・チームでは、インスタントVM復元モードで何週間も動作していた重要なVMで、データストアの容量がオーバーしてデータが消失してしまうというケースを非常に多く見かけます。

このトピックについてもっと詳しく知りたい方には、Veeam VanguardのDidier Van HoyeによるインスタントVM復元に関する最新ブログ記事をお勧めします。

 


図5:VMをインスタントVM復元モードで起動したら、直ちにこのVMを本番環境に移行する必要があります。

主要ターゲット・リポジトリとしてのCIFSに関する注意点

Veeamは特定のストレージに限定されず、複数の種類のバックアップ・リポジトリをサポートしています。ほとんどの場合、WindowsまたはLinuxの物理サーバーを内部ストレージで使用することで最高のパフォーマンスが得られることが、長年にわたって証明されています。(※詳細については、Veeamフォーラムをご覧ください。)何年たっても、ここに書かれている内容が真実であることに変わりはありません。

CIFS共有のバックアップ・リポジトリには根強い人気がありますが、すべてのリポジトリ中で最もパフォーマンスが低いです。多くの最新のNASデバイスはiSCSIをサポートしていますので、VeeamサーバーやプロキシにiSCSIディスクとして接続することをお勧めします。ただし、ターゲットに大きなI/O負荷がかかるため、NASのリポジトリに逆増分バックアップ・モードを使用しないでください。

レプリケーションのターゲット・プロキシ

WANを使用したレプリケーションでは、ターゲット・サイトにバックアップ・プロキシを導入し、このプロキシをレプリケーション・ジョブの設定でターゲット・プロキシとして設定することをお勧めします。このように設定することで、2つのサイト間で堅牢な接続が築かれるのです。レプリカにホットアド・モードを使用してしまうとスナップショットの停止や孤立したスナップショットが発生してしまう原因になるため、ターゲット・プロキシをNBDまたはネットワーク・モードに設定することをお勧めします。

WANアクセラレーターを使用する場合も、ターゲット・プロキシを展開する必要があるのでご注意ください。ターゲットWANアクセラレーターとターゲット・プロキシは、それぞれ別のマシンにインストールすることもできますし、十分なリソースがあれば1台のマシンに共存させることも可能です。

 


図6:WANを使用したレプリケーションでは、ソースとターゲット・プロキシをそれぞれ指定する必要があります。

 


図7:ターゲット・プロキシのモードを[Network(ネットワーク)]に設定します。

テープ・サーバーに関する必須事項

テープ・サーバーは、テープ・デバイスとの通信を担当するコンポーネントです。テープ・サーバーは、テープ・デバイスが接続されている物理マシンにインストールされています(ESXiホストを介した仮想マシンへの「パス・スルー」接続はサポートされていません)。

Veeam Backup & Replicationはライブラリに関する情報をOSから取得します。そのため、デバイス・マネージャーにテープ・デバイスを正しく表示するには、最新のドライバーがインストールされていることを確認する必要があります。

Veeam Backup & Replicationでのテープの使用に関する詳細は、以前のブログ記事をご覧ください。

 

もしもバックアップサーバが壊れてしまった時の為に

一般的なバックアップシステムと異なり、Veeamではバックアップサーバは一つのバックアップシステムの中に1台しか必要ありません。バックアップサーバが壊れてしまった場合は、予め取得しておいた設定ファイルを使って、新しくVBRをインストールしたサーバに設定情報を復元することで、速やかにバックアップシステムを復旧することができます。

しかし、暗号化をしないままに取得した設定ファイルを使用しますと、全てのCredentials(ログイン情報)が無効化された状態でバックアップサーバが復旧されてしまいます。この機能は、設定ファイルが悪意のユーザの手に渡ってもお客様の大事な環境のデータを容易に盗み出すことができないように実装されています。

 


図8:[Enable backup file encryption(バックアップファイルの暗号化)]を有効にして、パスワードを設定します。

 

今回のトピックについては以上です。バックアップ環境を最適化し、セットアップ時にありがちなミスを回避するうえでお役に立てていただければ幸いです。

 

※本稿は、原文 を元に翻訳および加筆・修正したものです

 

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HyperFlex 4.0とVeeam Availability Suite 9.5 Update 4が提供する大きなメリット

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本日発表するCisco HyperFlex 4.0と、先週Veeamが発表したVeeam Availability Suite 9.5 Update 4については、コアからエッジ、クラウドに、そして再びコアに戻すまでの、共通の顧客に提供される全てのメリットについて、理解しておくべきことが数多くあります。

魔法の予感

HyperFlexバージョン1.0がリリースされたのは、それほど昔のことではないように思えます。HyperFlexは開始からわずか2年半で、Gartner Magic Quadrantにおいてハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(HCI)のリーダーとなりました。このことは、この製品が革新的であること、そして単なる新しいハイパーコンバージド・インフラストラクチャ・ソリューションではなく真の次世代ソリューションであり、今日の狂乱状態のIT世界で顧客が必要としている機能とメリットを提供するソリューションであることを証明しています。VeeamもまたGartner Magic Quadrantにおけるバックアップ・ソリューションのリーダーであり、Cisco社とVeeamのソリューションをペアリングする際に顧客に自信を与えています。

どこでもHyperFlex

HyperFlexの核心的な価値は常に、シンプルさ、アジリティ、マルチクラウド・サービスにあります。HyperFlex 4.0はこの上で、分散されたマルチサイトの世界に顧客が生きているという認識のもとに開発されています。この環境で顧客の要件を満たすため、HyperFlexにはいくつかの主な機能が追加されました。現在HyperFlexでは、Cisco社のクラウドベース管理プラットフォームであるCisco Intersightを使用して、HyperFlex HCIの管理と導入の合理化、オーケストレーション、自動化を行うことができます。HyperFlexとIntersightは、一貫したポリシーの実施とクラウドを使用したシステムの管理により、コア・データセンターからエッジまで、HCIのシンプルさと効率性を向上させます。VeeamとHyperFlexは初期のリリースから共同しており、HyperFlexシステムでデータをバックアップおよびレプリケートするためのHyperFlexネイティブのスナップショットと統合されています。Veeamでは、1つのHyperFlexクラスターから別のクラスターにレプリケートし、主なデータセンターにバックアップし、バックアップ・コピーのジョブを他のサイトまたはクラウドに移行することができ、それにより顧客が必要としているアプリケーションとデータのアベイラビリティを提供します。自動化とオーケストレーションからさらに、VeeamではVeeam Availability Suite 9.5 Update 4でインテリジェントな自動化機能が追加され、仮想環境のオーケストレーションを行うことができます。Veeamでは、インテリジェントな自動化によりプロアクティブな監視とアラートが可能となっており、運用への影響が発生する前に顧客にアラートを通知し、潜在的な問題を解決できます。また、VeeamとCisco HyperFlexは、マルチサイトの分散環境の導入、管理、アベイラビリティを大幅に簡素化します。

SAP HANA

HyperFlex 4.0は、SAPのようなミッションクリティカルなビジネス・アプリケーション向けに、多くの新しいパフォーマンスとセキュリティの機能拡張も提供します。SAPは顧客のビジネスに不可欠なサービスであり、顧客のビジネスには、高速で一貫したパフォーマンスを提供しながら高いアベイラビリティを維持できる、保護されたインフラストラクチャが必要です。Cisco HyperFlexはSAP HANAの認定を受けており、シンプルな管理、削減されたTCO、クラウドのような柔軟性により、SAPアプリケーションのワークロードとデータベースに必要なパフォーマンスを提供します。 Veeamは最新リリースでSAP HANA認定を受けました。これは、SAP HANAとの共通の顧客にとって大きなニュースです。 顧客はVeeamを使用して、全てのSAP管理者が好むネイティブのSAPデータベース・バックアップ方法によりSAP HANAの導入を保護できます。また、VeeamのネイティブのHyperFlexスナップショット統合により、インスタントVMリカバリや最適化されたバックアップなどの強化されたバックアップ機能を利用できます。SAPユーザーは、Veeam DataLabsを利用して容易にSAPのテスト環境を導入し、VeeamリポジトリからSAPデータベースをコピーできます。

それら全てを組み合わせることで、顧客はCisco HyperFlex上でSAP HANAデータベースとSAPアプリケーションを実行でき、SAP HANAとHyperFlexにより本番環境を最新化し、VeeamのネイティブのHyperFlexスナップショットと、データベースのバックアップおよびリストア用のSAP認定プラグインを使用して保護できます。VeeamとCisco社は、Cisco UCSストレージ・サーバー上でVeeamを実行する形で長年協力してきました。昨年末、Cisco社とVeeamは、Veeam Availability on Cisco HyperFlexという新しい共同ソリューションを発表しました。これは、HyperFlex上でVeeamのサービスとリポジトリを実行するエンタープライズレベルのデータ保護ソリューションです。また、両社からエンドツーエンド・ソリューションを提供しています。これにより、顧客は最新のデータ保護ソリューションを使用して高いアベイラビリティ維持し、別のCisco HyperFlexシステム上でVeeamを実行しながら、HyperFlex上でSAPの本番環境を実行できます。

エッジからセンター、クラウドへ

VeeamとCisco社が真に提供するものは、シンプルさ、柔軟性、低コストです。HyperFlex 4.0では、ROBO(リモート・オフィス、ブランチ・オフィス)環境向けの比較的小さい2ノード・エッジ・クラスターを採用しており、クラウドベースの管理と組み合わせて、これらのシステムの導入と管理を容易にしています。Veeam Availability Suite 9.5 Update 4では、クラウド・データ・マネジメント、Veeam Cloud Mobility、Veeam Cloud Tierが追加されており、これらは全て顧客がオンプレミスのワークロードをクラウドに移行し、再び戻すことを簡単にできるよう設計されています。

その結果、現在の顧客とIT部門は、規模の大小に関わらず、より少ない労力でより多くのことを行うよう求められながら、ビジネスを革新し、目に見える成果を出しています。Cisco社とVeeamは、シンプルさ、柔軟性、低TCOを提供するソリューションを共同で開発し続け、求められるビジネス上の成果を顧客にもたらしています。

業界をリードする2社のベンダーが全てを提供します。当社の自己評価ではなく、Gartnerの評価をご参照ください。

両社のDigital Hubにご登録いただくと、Cisco社とVeeamの共同ソリューションの詳細の確認や、専用の通知を受信できます。

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Veeam Backup & Replication Community Edition:Veeamコミュニティへの新たなプレゼント

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概要

新製品Veeam Backup & Replication Community Editionは、VMware、Hyper-V、AHV向けにホストベースのバックアップおよびレプリケーションを提供する必携の無償ソリューションです。また本製品は、Windows/Linuxワークステーションおよびサーバーが物理コンピューターであるかパブリック・クラウドで稼働しているかに関わらず、それらにエージェントベースのバックアップ・ソリューションを提供します。この製品は多くの機能を備えており、以前のバージョン(Veeam Backup Free Edition)や市場に出ている他の無償のバックアップ製品よりも大幅に強化されています。実際のところ、他のベンダーが提供するいくつかの有償のバックアップ・ソリューションよりも強力です。 これは皆様へのプレゼントで、制限もありません。ホーム・ラボはもちろん、IT予算が限られているクリティカルな基幹業務アプリケーションなどにも、お好みの用途に無償でCommunity Editionをご利用いただけます。無償でダウンロードして今すぐ始めましょう!

この素晴らしさは?

Veeam製品を長らくご利用いただいている方なら、Veeamが常日頃から技術コミュニティに高品質で実用的な技術を無償で提供してきたことをご存知でしょう。2006年のVeeam FastSCPに始まり、数多くのVeeam製品を技術コミュニティ、ITプロフェッショナル、ホーム・ラボ・ユーザーの皆様に無償で提供してきました。

他の製品よりもダウンロード数が多かったのは、Veeamの主力製品の無償版であるVeeam Backup Free Editionです。Veeamは現状に満足せず、この無償版を大幅にアップグレードして、機能を改善することにしました。それが今回ご紹介する、ITプロフェッショナルに贈る無料の新製品 — NEW Veeam Backup & Replication Community Editionです。Veeam Backup & Replication Community Editionとはどのような製品でしょうか?簡単に言うと、最大10個のVM、またはVM、物理サーバー、ワークステーションの組み合わせで、Veeam Backup & Replication Standard Editionの機能を無料で使用できるサービスです。何て素晴らしい!

Veeam Backup & Replication Community Editionの新機能

簡単に言うと、Community EditionはVeeam Backup Free Edition(現在は提供終了)の次世代版です。

Veeam Backup Free Editionでは機能がかなり制限されており、使用できる機能は13個だけでした。基本的な機能は使用できましたが、バックアップ・ジョブをスケジュール設定したり、レプリケーションを利用したりする機能はなく、VMに単発のフル・バックアップを行うことしかできませんでした。また、Veeam Backup Free Editionには、物理コンピューター・バックアップのサポートもありませんでした。

今回のアップグレードで、こうした不自由からは解放されます。Community Editionでは、有償のStandard Edition(こちらの機能リストを参照)で提供されている全ての機能を無料で利用できます。これまでFree Editionユーザーには、PowerShellを使用することが最大のデメリットと見られていましたが、今回のアップグレードで最も重要な追加機能として、PowerShellを使用せずに増分バックアップとバックアップ・ジョブのスケジューリングを実行できるようになりました。次に、Veeam Backup & Replication Community Editionはその名前の違いが示すように、災害発生時に最速のリストアを必要とする一部の最も重要なVMにVMレプリケーション機能を提供します。最後に、最大の変革は、物理サーバーおよびワークステーションの保護により、単一のコンソールから全てのワークロードを保護できるようになったことです。何より、本番使用を含めて完全に無償なのです。

それでは、無料で使用できる機能の一部について詳しくご紹介しましょう。

重要な機能を無償で!

以前の無償版では利用できなかった、PowerShellスクリプトを使用しないバックアップ・スケジュール設定機能が追加されています。ユーザーはウィザードを使用して簡単にジョブをスケジュール設定でき、定義したスケジュールに従って自動的にジョブを実行できます。

また、最も重要なVMの目標復旧時間(RTO)を短縮するため、Community EditionのユーザーはVMレプリケーションの機能を使用できます。レプリケーションによりVMを正確にコピーして、すぐに起動できる状態にしておくことができます。実際のところ、それらのレプリカを稼働させるためにバックアップ・サーバーを使用できるようにしておく必要はなく、これはサイト全体の障害が発生した場合に重要な要素となります。ハイパーバイザーのネイティブの管理コンソールを使用すれば良いのです。

RTO要件があまり厳しくないワークロードについては、バックアップ・コピーのジョブを利用する新機能が3-2-1ルールを実現させるのに役立ちます。3-2-1ルールとは、バックアップについては3つのコピーを取り、2種類の異なるメディアに保存し、そのメディアのうちいずれか1つをオフサイトにすべきだというルールです。バックアップをローカルに、またはリモート・サイトにコピーできることで、最悪の事態に備えていることが確信できます。

アプリケーション認識は、Community Editionに含まれるもう1つのおもなVeeam機能で、エンタープライズ・アプリケーションの適切なバックアップに重要な技術を提供します。アプリケーションを認識したバックアップにより、データの一貫性が確保され、バックアップ時にアプリケーション固有のステップが実行されることで、アプリケーション・ベンダーのガイドラインに従ってコンピューター全体のリストアが確実に実行されます。さらに、Veeam Explorers for Microsoftアプリケーション(Active Directory、Exchange、SQL Server、SharePoint)により、ユーザーは個々のアプリケーション・アイテムを迅速に検索して復元できるため、コンピューター・イメージ全体を最新のリストア・ポイントへロールバックせずに済みます。

また、Community Editionでは、物理マシンかクラウド・マシンかに関わらず、ご利用の環境のコンピューターにVeeam Agents for Microsoft Windows & Linuxを展開し、一元的に管理できます。これにより、全てのマシンで個々のVeeamエージェントをインストール、セットアップ、アップデート、および管理する必要がなくなります。Community Editionバックアップ・コンソールから環境内の保護すべき物理マシンにエージェントを簡単に展開できます(保護できるインスタンスの上限数は10個で、ワークステーションでは1個のインスタンス、サーバーでは3個のインスタンスを消費します)。

永久に無料、VM数も無制限

では、インスタンスが10個を越えた場合に、残りのVMを保護するためには?Community EditionならStandard Editionの機能を利用して、最大10個までVMを使用できますが、それでも10個内に収まらないVMがあれば、VeeamZIPを利用することもできます。以前と同じように、無制限の数のVMをVeeamZIPを使用して無料で保護できるのです。どういうことなのかと不思議に思うかもしれませんが、10個分のインスタンスを使い切ると、Standard Editionの拡張機能はもう使えなくなり、追加のバックアップ・ジョブを実行しようとしてもジョブが失敗し、ライセンス数を超過しているというメッセージが表示されます。ですから、バックアップ・ジョブで保護するVMを意識して選択し、厳密なRPOが求められる最も重要なVMに最初の10個分のインスタンスを使用してください。

そして、重要度の低い残りのVMについては、VeeamZIPを使用してください。VeeamZIPは、単発でVMのバックアップを行う簡単な方法です。VeeamZIPはVMイメージを取得して圧縮し、フル・バックアップ・ファイル(.VBK)として保存して、単一のリストア・ポイントとして機能します。この機能を使用する際は、増分バックアップは実行できないことに注意してください。また、このときVeeamZIPはVM向けのみにサポートされる点にも留意してください。

利用環境が非常に小規模な場合

保護すべきコンピューターが1、2台しかない場合、Community Editionのバックアップ・サーバーを導入することには納得しづらいことは認識しています。そのため、Veeam Agent for Microsoft WindowsおよびVeeam Agent for Linuxスタンドアロン製品としての提供もしており、もちろんこれらの完全な無償バージョンも提供しています。

これらの製品は保護が必要なマシンに直接インストールでき、どんなストレージにも5分以内にバックアップの実行を開始できます。この場合に唯一不足するのが集中管理ですが、数台のマシンを保護するだけであれば、集中管理はそれほど必要でない場合もあります。

無料のソフトウェアは他にもあります

Veeam製品をご愛用のユーザーのためにアップグレードした無料の製品は、新製品のVeeam Backup & Replication Community Editionだけではありません。監視とレポート作成のソリューションであるVeeam ONEにも新しいCommunity Editionがあり、無料で環境内にダウンロードして使用できます。

新製品Veeam ONE Community Editionは以前のVeeam ONE Free Editionの次世代版で、こちらの機能リストの主な追加機能を含みます。最大の拡張機能は、Veeam Backup & ReplicationインフラストラクチャおよびVeeamエージェント(新しいVeeam Backup & Replication Community Editionと同様の数量制限)での監視およびレポート作成機能です。次に機能の一部を挙げます。

Veeam Backup & Replicationの監視とレポート作成

どのVMが保護されていてどのVMが保護されていないのかを知りたい場合は、Veeam Backup & Replicationレポート・パックの保護されているVMに関するレポートが役立ちます。このレポートには、定義された目標復旧時点(RPO)内にバックアップされた全てのVMが列挙されるだけでなく、どのVMにバックアップが欠けているのかも表示されます。一部のVMが保護されていない理由を確認することもできます。たとえば、新しいVMをプロビジョニングしてそれをバックアップ・ジョブに追加し忘れた場合、Veeam ONEがこれを見つけ、保護されているVMに関するレポート経由で直ちにこれを知らせます。


仮想インフラストラクチャの監視

新製品のVeeam ONE Community Editionでは、仮想インフラストラクチャでモニタリングできるVMの数に制限はありません。これはVeeam ONE Free Editionでも可能で、Community Editionでも同様ですが、さらに多くの機能が提供されるようになりました。仮想インフラストラクチャでパフォーマンスのボトルネックを識別できる機能に加えて、全てのVeeam ONEユーザーが使用できる新登場の修復アクションを通じて、Veeam ONE UIで正しい判断をしてこれらの問題を解決できるようになりました。これらのアクションでは、孤立したVMスナップショットの削除や、保護されていないVMのバックアップ・ジョブへの追加を1回のクリックで自動的に行えます。

お分かりのように、新製品のVeeam ONE Community Editionと新製品のVeeam Backup & Replication Community Editionは、最高の組み合わせなのです。

無償のソフトウェアはまだあります

本番使用のために最近リリースしたもう1つの無償の製品が、Veeam Backup for Microsoft Office 365 Community Editionです。

Office 365を使用しており、データを保護するソリューションをお求めの方にとって、この製品は必須です。この無償の製品を使用すると、10人のユーザーを対象にExchange OnlineおよびOneDrive for Businessのデータをバックアップできると同時に、1TBのSharePoint Onlineデータをバックアップできます。データ消失は「発生するかどうか」ではなく「いつ発生するか」という問題ですが、ご自身と経営幹部チーム全体のデータを保護するにはこれで十分です。これさえあれば、いざデータ消失が発生してしまったその時、あなたは英雄になるでしょう。意図せぬ削除、セキュリティの脅威、保持ポリシーの隙から最も重要なOffice 365データを保護する絶好の機会です。詳細についてはこちらを参照してください。

 

 

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VeeamのOffice 365バックアップのバージョン3が提供開始!

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今や常識ではありますが、Microsoft Office 365のバックアップはユーザー自身が行う必要があります。Microsoftはインフラストラクチャとそのアベイラビリティに対して責任を負っていますが、お客様のデータの責任はお客様自身にあります。また、データを完全に保護するにはバックアップが必要です。個々の企業が負う責任は、自社のデータを管理し、コンプライアンス要件と法的要件を満たすことなのです。意図しない削除に備えてデータのコピーを余分に作っておくこと以外にも、バックアップが必要な理由はさらに5つあります。

簡単な概要はここまでにして、Veeam Backup for Microsoft Office 365 v3の新機能を詳しく見ていきましょう。

バックアップ速度を数分から数秒に向上

Veeam Backup for Microsoft Office 365 v2のリリースでは、SharePointおよびOneDrive for Businessデータを保護するためのサポートを追加しました。今回のv3では、Microsoft Office 365のネイティブのChange APIと統合することで、SharePoint OnlineおよびOneDrive for Businessの増分バックアップのバックアップ速度を向上させました。これにより、バックアップ時間が最大30倍短縮されます。これは非常に画期的です。これまでいただいたフィードバックは素晴らしく、皆様にもこの違いをおわかりいただけると確信しています。

マルチファクター認証サポートによるセキュリティの向上

マルチファクター認証は、Office 365のユーザー・アカウントで複数の検証方法を利用することで、セキュリティを強化します。マルチファクター認証はAzure Active DirectoryおよびOffice 365のベースライン・セキュリティ・ポリシーであるため、Veeam Backup for Microsoft Office 365 v3でマルチファクター認証のサポートを追加しました。

この機能により、Veeam Backup for Microsoft Office 365 v3は、Office 365に安全に接続できます。これは、Azure Active Directory内のカスタム・アプリケーションのほか、MFA対応のサービス・アカウントとアプリケーションのパスワードを利用することで実現し、これにより安全なバックアップを作成することができます。

リストアの観点では、これによってOffice 365に対して安全なリストアを実行することができます。

Veeam Backup for Microsoft Office 365 v3は、引き続きベーシック認証をサポートしますが、マルチファクター認証を使用することを推奨します。

可視性の向上

Office 365のデータ保護レポートを追加することで、Veeam Backup for Microsoft Office 365では、保護されていないOffice 365ユーザーのメールボックスを識別し、ライセンスおよびストレージの使用状況を管理することができます。3つのレポートは、GUI(PowerShellやRESTful API)から入手できます。

ライセンス概要レポートでは、ライセンスの使用状況の分析情報が提供され、組織内の各保護ユーザーに使用されるライセンスの詳細情報が表示されます。サービス・プロバイダーのお客様は、ライセンスの使用状況における上位5つのテナントを特定し、ライセンスの消費を制御することができます。

ストレージ消費レポートでは、選択した組織のリポジトリで消費されているストレージの容量が示されます。このレポートにより、消費の多いリポジトリに関する分析情報が提供され、リポジトリごとのOffice 365バックアップ・データの日次変更率と成長が支援されます。

 

メールボックス保護レポートには、全ての保護されたメールボックスと保護されていないメールボックスに関する情報が表示され、全てのビジネスクリティカルなOffice 365のメールボックスの可視性を維持できます。特にサービス・プロバイダーのお客様は、スコープ内の全てかもしくは1つのテナント組織のみに対してこのレポートを生成する際、その柔軟性を実感していただけることでしょう。

大規模環境での管理の煩わしさを軽減

MicrosoftのExtensible Storage Engineには、年間64TBのファイル・サイズ制限があります。大規模な環境でこれを打開するには、これまでは複数のリポジトリを作成する必要がありました。v3以降では、この制限は排除され、手動による打開策は不要になりました。Veeamのストレージ・リポジトリは、ファイル・サイズが上限に達しそうなタイミングを把握できるインテリジェンスを備えています。リポジトリを自動的にスケールアウトするため、ファイル・サイズ制限による問題の発生を抑止することが可能です。追加のデータベースは、必要に応じて、数値順に簡単に識別できます。

柔軟に選べる保持のオプション

もう1つのよくある質問は、使用されている保持タイプに関するものです。初期設定の保持タイプは、Veeam Backup for Microsoft Office 365が現在と定義されている保持期間との間で変更されたデータをバックアップして保存する場合に、「アイテム・レベル」のバックアップ方法として考えると最もわかりやすいです。簡単な例として、保持期間が5年に設定されている場合、今日から5年前までの全てが保護されます。明日のバックアップでは、この日に変更または追加されたデータが追加され、変更日が指定保持期間の対象外となった最も古いデータが削除されます。

上記の保持の動作は、社内ポリシーの要件よりも多くのデータを保存する必要がない企業のニーズを完全に満たしています。しかし、長年にわたってVeeamの主力ソリューションをお使いいただいているお客様は、既に完全な永久増分バックアップ・アプローチに慣れているため、混乱を招きやすくなりました。

皆様からのフィードバックを受け、Veeam Backup for Microsoft Office 365 v3から、同様の「スナップショット・ベース」の保持タイプが利用可能になりました。リポジトリの設定には、アイテム・レベルの保持スナップショット・ベースの保持の2つのオプションがあります。

オプションの選択に基づいて、このリポジトリを指すバックアップ・ジョブが保持タイプを適用します。これは、リポジトリごとのグローバル設定です。また、保持オプションを設定すると、変更できなくなりますのでご注意ください。

その他の機能拡張

MicrosoftによりExchangeおよびSharePointの新しいメジャー・バージョンがリリースされたため、ExchangeおよびSharePoint 2019のサポートが追加されました。

インターフェースに変更を加え、インターネット・プロキシをサポートしています。これは、以前のバージョンではXML設定への変更を活用することで既に可能でしたが、Veeam Backup for Microsoft Office 365 v3では、これがGUI内のオプションとなっています。さらに、任意のVeeam Backup for Microsoft Office 365リモート・プロキシごとに、インターネット・プロキシを設定することもできます。 また、自動化を愛するユーザーの皆様におかれましては、これらの新しいオプションは全て、PowerShellやRESTful APIからも使用できます。

ライセンス機能の点では、2つの新しいオプションも追加されています。

  • PowerShellを使用して不要なライセンスを取り消すことができます
  • サービス・プロバイダーの皆様は、PowerShellおよびRESTful APIを使用してテナントごとにライセンス情報とリポジトリ情報を収集し、カスタム・レポートを作成できます

Veeam Backup for Microsoft Office 365コンソールでの見た目のわかりやすさを維持するため、サービス・プロバイダーの皆様は組織にカスタム名を付けることができます。

Veeam Backup for Microsoft Office 365 v3から、機能リクエストに基づいて、ジョブごとに特定のOneDrive for Businessフォルダを除外または含めることができます。この機能は、PowerShellまたはRESTful APIを介して使用できます。

Veeam Backup for Microsoft Office 365の全ての新機能の一覧については、新機能ページにアクセスしてください。

さあ始めよう

実際にOffice 365のバックアップを行うなら、「善は急げ」です。Veeam Backup for Microsoft Office 365 v3をダウンロードしていただくか、または最大10ユーザーおよび1TBのSharePointデータに対応できるCommunity Edition(永久無償)をお試しください。

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Veeam Availability Console v3でバックアップと管理を一元化

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マネージド・バックアップ・ソリューションの提供に関する既存の課題

Veeamに入社する前、私はクラウド・サービスやマネージド・サービスの分野に携わっていました。そして今は、VCSPパートナーと直接関わる業務を行っていることもあり、マネージド・バックアップ・サービスを提供するうえで生じる課題については理解しています。 可視性や管理、自動化はもちろんセルフサービスも提供可能なプラットフォームを持つことは、フル・マネージド・サービス・プロバイダー、IaaSプロバイダーを問わず、ほとんどのサービス・プロバイダーが望んでいることです。

ビジネス・クリティカルなデータのアベイラビリティを実現するためにVeeam Backup & Replicationを使用しているお客様に関して言えば、サイトが1つの場合でも、複数の場合でも、ログインして現在のバックアップの状態を確認できるシステムが一元化されていながら、その同じコンソールから各ジョブに対するアクションの実行やレポート収集ができることは、非常に望ましいことです。チャネル・プログラムやリセラー・プログラムを運営するクラウド・サービス・プロバイダーおよびマネージド・サービス・プロバイダーにとっては、パートナーにアクセス権を割り当てて、きめ細かい制御を可能にし、パートナーの顧客をパートナー自身で管理できるようになることは、非常に重要なことであり、ずっと求められてきたことでした。

マネージド・バックアップ・ポータルの進化

2016年、パートナー向けのAzure上のホステッド・サービスとして、Veeamが初めてManaged Backup Portalをリリースした際、解決された問題は、オンプレミスのお客様のVeeam Backup & Replicationインストールの管理と可視性に関連することでした。前述のとおり、マネージド・サービス・プロバイダーが抱える最大の問題の1つは、情報収集とクライアント・サービスの管理を1つのコンソールでできるようになることです。Managed Backup Portalは、Veeamにとって、管理と監視の一元的なプラットフォームに対してVCSPパートナーが本当に求めていることを知るための足がかりになりました。

Managed Backup Portalの後継品としてVeeam Availability Console v2をリリースしたとき、リモートのお客様のBackup & Replicationサーバーの監視機能を強化するのはもちろん、Veeam Agent for Microsoft Windowsの展開と監視に関しても主要な機能が追加されました。昨年、v2のUpdate 1がリリースされたときには、プラットフォームはさらに進化し、Linuxエージェントの可視性に関する機能の追加や拡張が行われたほか、きめ細かいユーザー・ロール機能が新たに追加されました。しかし、VCSPパートナーが求める重要な機能は、まだまだありました。

Veeam Availability Console v3のご紹介

Veeam Availability Console v3のリリースでは、VCSPパートナーが提供するバックアップ製品のあらゆる側面を管理する中心的な場所となるコンソールの実現において、大きな前進を遂げました。v3は、過去のリリースをベースに構築されているだけでなく、サービス・プロバイダーが提供するVeeam製品を使用したサービスの重要なコンポーネントとしてVACを位置付けることを目的としています。

主な新機能と機能拡張

  • よりきめ細かいアクセスと制御を可能にするリセラー・ロール
  • ライセンス管理とレンタル使用状況のレポートの強化
  • Veeamインスタンス・ライセンスのサポート
  • 複数のCloud Connectサーバー・サポート
  • RESTful APIの強化

このリリースでは、Veeam Backup & Replication 9.5 Update 4(Cloud Connectの機能拡張とvCloud Directorのサポートおよび統合を含む)やVeeam Agent for Microsoft Windows 3.0といった、最近発売されたVeeam製品も全て完全にサポートされているほか、複数のジョブを作成する新機能も実装されました。また、サポートやWindowsイベント・ログ、通知が強化され、セキュリティも向上しています。

リセラー・ロール

新しいリセラー・ロール機能では、パートナーを持つプロバイダーやチャネル・プログラムを運営しているプロバイダーは、標準コンソールへのアクセスをパートナーに許可できるようになります。このコンソールはリセラーごとにリブランディング可能で、リセラーは、v3で実装された新機能を利用できるだけでなく、事前に構築されている機能で顧客を管理することもできます。

また、顧客の利用状況をいつでも確認できるほか、バックアップ・ジョブとレプリケーション・ジョブの制御やエージェントの展開も可能で、ライセンスの管理やレポート作成も一元的に行うことができます。さらに、リセラーをサイト範囲にマッピングできるようになり、きめ細かいロールと権限によって、顧客管理の柔軟性がさらに向上しました。こちらはv3の新機能で、アクセスのレベルを設定し、そのアクセス・レベルを1つまたは複数のCloud Connectのサーバー・インストールに結び付けます。

ライセンス管理とレンタル使用状況のレポート

新しい[Usage Reports(使用状況レポート)]セクションでは、オンプレミスのVeeam Backup & Replicationサーバー、Veeamエージェント、またVeeam Cloud Connectサービスに対して、強化されたレポート機能を使用できます。VCSPパートナーにとって重要なのは、新しいCloud Connectの使用状況レポートです。Cloud Connectの全てのライセンスについて詳細なレポートが作成されるほか、そのレポートをテナント・レベル単位にまで細分化することができます。また、月末の請求処理やライセンス・レポートも簡単に実行できます。

ライセンスの使用はコンソール(またはRESTful API)から管理できます。このコンソールでは、リモートのBackup & ReplicationサーバーやCloud Connectサーバーに対して、ライセンス・キーのインストール、削除、アップデートが可能になりました。また、特定のサーバーに対して、ライセンス・キーの強制自動アップデートもできるようになりました。もう1つの重要な機能拡張として、VCSPがリモート・サイトでサービス・プロバイダーを設定しているときに、ライセンス・レポートを有効化するにあたって、[Allow Remote Management(リモート管理を許可)]を顧客側でオンにする必要がなくなったことが挙げられます。これは、マネージド・サービスを提供しない可能性があるクラウド・サービス・プロバイダーにとっては、非常に重要なことです。

スケーラビリティと自動化の機能拡張

これまで、Veeam Availability Consoleでは、1つのCloud Connect Serverインスタンスにしか接続できませんでした。そのため、VCSPでは、VACインスタンスをCloud Connectインスタンスにペアリングする必要がありました。複数のゾーンを持つ大規模プロバイダーでは、各ゾーンにVeeam Availability ConsoleとCloud Connectのペアリングを展開しなければなりませんでした。内部のラボ・テストに基づいて、v3では、1台のVACサーバーに最大50台のCloud Connectサーバー(台数はインフラストラクチャの設定に応じて異なる)を追加できるようになりました。

これにより、Cloud Connectインフラストラクチャ全体を1つのコンソールで確認できるようになったほか、1つのVACインスタンスをスケールアウトして、管理対象の全てのテナントとサービスをカバーすることもできます。これによって、ローカルでの拡張が可能になるだけでなく、VCSPパートナーは、全て同一のポータル・ログインで管理されるサイトとして、ジオロケーションを持てるようになりました。

RESTful APIを使用した自動化については、継続的に強化が行われており、API呼び出しが多数追加されました。設定、課金、バックアップ管理関連の機能を強化することで既存のセットを拡張しつつ、顧客やリセラー管理、ライセンス管理、アラームなどに対するリクエストも追加されました。過去のVeeam Availability Consoleのリリースと同様に、これらは全てSwagger UIから簡単に使用できます。

まとめ

これら全てを1つのマネージド・サービス・プラットフォームにまとめることで、あらゆるタイプのマネージド・バックアップ・サービスを提供するサービス・プロバイダーの要件を全て満たし、完全な制御や管理の容易性、レポートはもちろん、サービスのスケーラビリティも実現できます。Veeam Availability Console v3のリリースに合わせて、Veeam Cloud & Service Providerの皆様は、ぜひ本製品を貴社の環境にインストールしていただき、可視性や管理、制御、そしてライセンス管理とレポートの情報源の中心的なメカニズムとしてご活用ください。

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Fujitsu ETERNUS Storageプラグイン提供開始

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Veeam Universal Storage APIを使用すると、短時間でストレージインテグレーションを実装できます。これはVeeamの強力なフレームワークの1つです。このフレームワークはVeeam Backup & Replication 9.5 Update 3から追加されたもので、Veeamと弊社のアライアンスパートナーは、新しくサポートされるストレージシステムを素早く連携できるようになりました。

Fujitsu Storage ETERNUS DXとAFは、Veeamプラグインでサポートされる最新のシステムです。

このFujitsu Eternus Storageプラグインにより、強力なストレージスナップショットからのバックアップ以外にも、多くのすばらしい機能を利用できるようになっています。このプラグインには次の機能が備わっています。

ここからは、このストレージプラグインの上記の機能を確認していきましょう。

Veeam Explorer for Storage Snapshots

これもおすすめの機能で、EnterpriseおよびEnterprise Plusエディションで使える、強力なオプション機能です。この機能によって、既存のストレージスナップショットからリストアできるようになり、ファイルレベルのリストアや、Application Object Exportsという新しい場所へのVM全体のリストア(アプリケーションとデータベースを元の場所に復元することも可能)、さらにはアプリケーションアイテムのリストアなどが可能になります。この機能では、Fujitsu ETERNUSのストレージスナップショットを読み取ってVeeamに渡し、リストアを開始します。全てシームレスに、しかもプライマリストレージのリソース運用に影響を与えることなく行われます。下図は、Fujitsu ETERNUSアレイ上のスナップショットから、7つのリストアシナリオを開始する方法を示しています。

ストレージスナップショットからのVeeamバックアップ

プラグインで利用できるこの機能によって、バックアップ実行時にストレージインテグレーションの能力が最大限に発揮されます。ストレージスナップショットからのバックアップエンジンにより、バックアッププロキシは、ストレージスナップショットからのバックアップジョブや従来のVMware vSphereスナップショットからのバックアップジョブの負荷を大幅に軽減することができます。お客様はこの連携機能を活用することで、1日の中のどの時点でも、バックアップやレプリカを取得できるようになります。もちろん、VMware変更ブロック追跡(CBT)やアプリケーションの整合性など、お客様が期待される機能も利用できます。そうした全ての動作は、この連携機能に対して透過的に行われます。下図では、バックアップ・ジョブに関係するI/Oを時系列に示しています。

On-Demand Sandbox for Storage Snapshots

Veeamは“DataLabs”(バックアップデータを活用するという概念)のユースケースにおいて先進的な機能を有しています。Fujitsu ETERNUSのような統合ストレージシステムを使用するお客様は、この強力な機能の恩恵を受けることができます。On-Demand Sandbox for Storage Snapshotsという機能によって、ストレージスナップショットを取得し、独立した仮想ラボ上にそのVMを展開することができます。これによって、クリティカルなアプリケーションの変更点のテスト、スクリプトのテスト、アップグレードのテスト、テスト結果の検証などに使用できます。

お客様にとって実際に役立つ点の1つとして、On-Demand Sandbox for Storage Snapshotsによって、システムへの変更が何らかの理由で想定通りに動作しない事態を回避できる、ということがあります。Fujitsu ETERNUS DX/AFアレイを利用するOn-Demand Sandboxでアプリケーションを起動すると、この“変更”に関するリスクついて事前把握できます。例えば、「どのくらいの時間がかかるのか」あるいは「何が起こるのか」を把握できます。 最も重要な確認ポイントは、「きちんと機能するのか」です。 ある変更で何が求められているのかを正確に把握できていなかったことから、変更要求が取り消されてしまうという事態を避けられるため、時間の節約にも寄与できます。

プライマリストレージスナップショットのオーケストレーション

Fujitsu ETERNUS DX/AFストレージ用プラグインでは、スナップショットを作成するVeeamジョブも設定可能です。これらのジョブではバックアップは生成されませんが、ストレージスナップショットが生成され、Veeam Explorer for Storage Snapshotsを介して簡単に扱うことができます。

ストレージ・スナップショットの機能をフル活用しましょう

Fujitsu ETERNUS DX/AFストレージシステムは、Veeamに統合されている最新のアレイです。 こちらからぜひダウンロードしてみてください。

 

 

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v10のプレビュー:Cloud Tierコピーモード

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VeeamON 2019において、製品戦略チームのメンバーに加わって多数のライブデモを行い、最新の注目製品や機能をご紹介しました。前半は2019年のこれまでのリリース内容を中心に、後半は今後のリリースを中心にご説明しました。その1つが、Veeam Backup & Replication v10のCloud Tierに追加される期待のコピーモード機能です。

既存の9.5 Update 4の機能と同様に、Capacity Tierにコピーされたバックアップデータに対してあらゆるリストア操作が可能です。テクニカル・メイン・ステージの基調講演で、SOBRマシンのインスタントVMリカバリのデモを行い、災害によりPerformance Tierの全てのエクステントを消失するシミュレーションを行いました。以下のデモでお分かりいただけるように、復元はCapacity Tierから直接送信され、このケースではそれがAmazon S3によってサポートされました。

コピーモード機能

コピーモードは、スケールアウト・バックアップ・リポジトリ(SOBR)のCapacity Tierのエクステントに対して設定可能で、オブジェクトストレージ・リポジトリによってサポートされます。これを選択すると、標準のバックアップまたはバックアップ・コピー・ジョブの一部として作成された全てのバックアップファイルがCapacity Tierにコピーされます。これにより、データのフルコピーを1部オフサイトに保存することを求める、バックアップの3-2-1ルールに完全に対応できます。

この機能は、Veeam Backup & Replication 9.5 Update 4以前のバージョンの一部として今年リリースされた既存の移行機能に追加されるもので、バックアップデータのコピーをオブジェクトストレージ・リポジトリにほぼ即座にコピーできます。以下に、メインステージでご紹介したテクノロジー(とベストプラクティス)の詳細分析を示します。

 

さらに、v10で登場する新しいコピーモード機能の一部を説明するデモ専用セッションのフルバージョンもご紹介します。

 

: 技術プレビュービルドのデモとスクリーンショットは変更されることがあります。

Update 4で現在使用可能な機能の概要については、こちらのリンクにアクセスしてください。発表以降に作成されたCloud Tierのコンテンツを全てご覧いただけます。

まとめ

コピーモードは、v10のCloud Tierの大きな機能強化となります。この機能を利用してIaaSやCloud Connect Backupのデータ回復性を実現する新しいサービスを提供することに目を向けた、Veeamのオンプレミスのお客様やVeeam Cloud & Service Providerのパートナーの優れたユースケースを多数見ることができます。

v10のリリースが迫る今後も、Cloud Tierコピーモードのさらなる情報にご注目ください。

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新登場Veeamユニバーサルライセンス (VUL) のご紹介

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既存のポータブルライセンスを大幅に改善し、重要なワークロード、アプリケーション、データをこれまでさらに簡単に保護することが可能になりました。

物理環境、ベアメタル/仮想環境、オンプレミス/クラウド環境、その他、様々な組み合わせでの利用というように、企業を取り巻く環境は、増大、変化、拡張し続け複雑さを増しています。そのため、データ保護はシンプルで簡単である必要があるとVeeamは考えています。ワークロードや保存場所に左右されないシンプルなデータ保護を目指しており、これをライセンスにも応用しています。Veeamでは、これまでもライセンスポータビリティを提供してまいりましたが、今回その取り組みをさら大きく前進させたVeeam ユニバーサルライセンス (VUL) を発売いたします。

“VUL LUV”

以前のポータブルライセンスVeeam Instance Licensing(VIL)に対して頂戴しましたお客様からのご意見をもとに、VILを簡素化、改善、アップグレードし、新しいソリューションVeeam ユニバーサルライセンス (VUL) として10月1日に発表されました。VULは、VILのポータビリティのメリットを全て受け継いだうえで、それをさらに拡張したフル機能のユニバーサルエディションです。ポータブルライセンスをさらに容易に購入し、使用できるようになります。VULでは、Enterprise Plus Editionのフル機能セットをこれまでの最大 約33%割引で提供されます。多数の機能と優れた柔軟性をより低価格で提供致します。 VULでは、ワークロードの保存場所に関わらず、保護対象や保護するタイミングを柔軟に選択可能です。

VM: VMware vSphere、Microsoft Hyper-V、Nutanix AHV

サーバー: Microsoft Windows、および、Linux

ワークステーション: Microsoft Windows、および、Linux

クラウドインスタンス/VM: AWS、Azure、その他

エンタープライズアプリケーション: SAP HANA、Oracle RMAN

ファイル共有: 250GB/インスタンス のフロントエンド容量(v10でまもなく登場)

Veeam Availability Suiteポートフォリオの製品でVeeamサブスクリプションライセンスをご購入いただくと、VULでのライセンス供与となります。Veeam Backup & Replication、Veeam Agents for Microsoft Windows & Linux、Veeam Availability for Nutanix AHV、Veeam Enterprise Plug-in for OracleおよびVeeam Enterprise Plug-in for SAP、その他でVULが適用されます。

また、v10の様々な新機能の多くでポータブルライセンスが必要となります。v10リリースに向け、より優れたエクスペリエンスを提供できるよう、現在さらなる改善を行っています。その内の機能の1つは、NASバックアップです。この機能ではVULを使用してライセンス毎に250GBのフロントエンド容量を保護します。

シンプルで、改善された、汎用的なライセンス

「ポータビリティ」は、Veeamのライセンスへの取り組みにおける基本です。今回の改善で、サブスクリプション・ライセンス・ソリューションがさらに強化されたことになります。以前のVILのライセンスで、ポータビリティの面で当時の状況を大きく改善させることが出来ました。また、お客様を長期の契約で縛り付けることなくポータビリティ、柔軟性、保護の包括的なメリットを提供することで多くのお客様に採用していただくことができました。今回、このライセンスソリューションをさらに改善し、ユニバーサルライセンスに変更することで、さらに大きく前進したメリットをお客様へ提供出来ることになります。

  • ユニバーサル:VULはフル機能 — エディションの追加は不要
  • シンプル:ワークロードごとに1つのライセンスを使用するため、ややこしい荷重テーブルが不要
  • 改善:統合オプションにより製品を簡単に統合可能

VULの販売方法

VULは、基本的には、10インスタンスのバンドルを1ライセンスとして1~5年間のサブスクリプションとして販売されます。ワークロードの量とビジネスの規模により、以下のオプションを含めニーズに合ったソリューションをお選びいただけます。

  • Veeam Availability Suite VUL:1,500米ドル/年(ライセンス10個)
    • Veeam Backup & ReplicationとVeeam ONEが含まれます
  • Veeam Backup & Replication VUL:1,200米ドル/年(10インスタンス)
  • Veeam Backup Essentials VUL:800米ドル/年(5インスタンス)

詳細は、アップデートされた価格計算ツールでご確認ください。

その他のライセンス

ソケット単位の永久ライセンスは引き続き購入可能です。VMwareやHyper-V VMのオンプレミスでの保護に関心のあるお客様は是非ご検討ください。また、ソケット単位の永久ライセンスとVULのワークロード単位ライセンスは統合して活用いただくことが出来ます。v10以降は、2つのライセンスが異なるエディションでもインストール可能です。その場合、ソケット単位の永久ライセンスのエディション機能が提供されます。多数の機能や優れた柔軟性を持つソケット単位永久ライセンスのVULに移行もご検討下さい。

現在ソケット単位永久ライセンスのみをご利用のお客様には、最大6インスタンスの無料VULライセンスをご提供可能です。v10、または、NASで少数のサーバー、ワークステーション、クラウドワークロード、エンタープライズアプリを無償で制限なく保護出来ますので、是非お試し下さい。

Veeam Backup for Microsoft Office 365、および、Veeam Availability Orchestratorでは、既存のサブスクリプションライセンスにて供与されます。VULは適用画外です。

VULでさらに快適に

Veeam Availability Suite v10に備え、この機会に是非VULをご検討下さい。 1つのポータブルライセンスソリューションであるVULで、Veeam Availability Suiteの全機能をさらに柔軟、かつ、より低価格でご利用可能です。

また、お客様の現在の契約に関わらず、既存のライセンスをVULに移行するためのオプションを多数ご用意していますのでご安心下さい。 詳細につきましては、こちらをクリックして確認、もしくは、Veeamの担当者/パートナー担当者へお問い合わせ下さい。

また、最新のVUL価格計算ツールも是非ご活用下さい。VULは、1つのポータブルライセンスで全てのワークロードに対応する新しいライセンス方式です。是非、VULで皆様のデータ保護・管理をさらに効率化いただければと思います。

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6回連続で顧客満足度のリーダーに選出

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2006年の設立以来、Veeamでは常にお客様の成功を第1に考えてきました。事実、弊社の価値の1つとして、Veeam社員は全員、その役割に関係なく、お客様の成功のために何でも思い切って実行することが求められています。365,000社以上ものお客様を抱えるまでになった今でも、お客様から寄せられるポジティブなフィードバックや成功事例は、製品チームがイノベーションの実現、サポートチームが迅速な問題解決、セールスチームが企業が日々直面する課題の解決支援、と各部署で重要性を持って活用されています。

他の企業と同様、Veeamにとっても数字は重要です。Veeamでは毎年、高い顧客満足度を維持するために自社で評価を行っております。そして、2019年、Veeamはお客様からネットプロモータースコアで75という評価をいただきました。では、75というのは、どのような数字なのでしょうか?テクノロジーの分野だけでなく業界全体では、NPSスコアは様々です。しかし、60を超えるところは、実はごくわずかしか存在しません。つまり、この75というスコアは、市場平均を大幅に上回るものであり(平均の3倍以上)、6年連続でこの数値を獲得できたということは、お客様より非常に高くご評価いただいていると考えております。

 

本年行った顧客満足度調査では、全ての地域のあらゆる市場区分のお客様に次のような点についてご意見を伺いしました。

  • 満足度
  • Veeamを推奨する可能性
  • Veeamとの契約を更新する可能性
  • 製品の機能と特長

主要業績評価指標(KPI)は、2019年も引き続き堅調で、次のように全てのカテゴリで9.0以上のスコアを達成しました。

  • 91%のお客様が、ソフトウェアベンダーとしてのVeeamに十分満足している
  • 91%のお客様が、Veeamのソリューションを友人や同僚に薦めたいと考えている
  • 91%のお客様が、Veeamとの現在の契約が終了しても更新を考えている
  • 90%のお客様が、現在使用しているVeeam製品の機能や特長に十分満足している

この結果は、Veeamにとる最も重要な人、つまり、お客様が第一であるという弊社の基本理念を達成することができたということを意味していると考えております。NPSと上記のスコアは、世界中のお客様からの声であり、私は、Veeamチームがこのような結果を実現したことを誇りに思っています。同時にこの結果は、Veeam社員一人ひとりの原動力となっております。お客様の期待を超えるということを第一に、効果的なクラウド・データ・マネジメントをお客様に提供するという弊社のミッションにこれからも全力で取り組む所存です。今後ともVeeamを何卒宜しくお願い申し上げます。

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Veeam、再び「リーダー」クアドラントに!

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ガートナー社は先日、データセンターのバックアップおよび復元ソリューションに関する2019年版のマジック・クアドラントを公開しました。このレポートで、Veeamは3度目となるリーダーに選出されました。1

Veeamでは、「シンプルで柔軟性と信頼性に優れている」というVeeamの設計原則を具現化するため、より一層優れた機能開発への継続的な取り組みを行っており、このような外部による検証は非常に有意義なものとなります。Veeamのポートフォリオの中心は、Veeam Availability Platformです。Veeamでは、オンプレミスのワークロード、ハイブリッドクラウドのワークロードと幅広くサポートしています。様々なクラウドや異なるプラットフォームのワークロードポータビリティに対応するクラウドモビリティの提供により、お客様はハイブリッドクラウド環境やマルチクラウド環境にあるデータにいつでも簡単にアクセスし、管理することが可能になります。

また、古いデータを自動でクラウドに移動するCloud Tierや、ランサムウェアに対する保護だけでなく修正も行うSecure Restore、GDPRに確実に準拠するためのStaged Restoreなどの幾つもの強力な新機能により、Veeamはイノベーションの最先端を走り続けています。さらに、Veeamは、より高度なセキュリティとスケーラビリティ、そしてより高速なバックアップを実現するために、Veeam Backup for Microsoft Office 365v3をはじめとする、クラウド・データ・マネジメント・ポートフォリオ全てを網羅するコンポーネントの新しいリリースの提供に引き続き取り組んでおります。そして、業界初のレプリカとバックアップの両方からディザスタリカバリ・オーケストレーションと自動化を実行する、包括的なソリューションをVeeam Availability Orchestrator v2で実現しました。

Veeamが業界のリーダーに選出されたのは、決して我々だけの力ではありません。弊社にはパートナーやシステムインテグレーターから成る世界規模の巨大なエコシステムがあり、これにより導き出された結果と考えております。with Veeamプログラムでは弊社ソフトウェアとストレージパートナーが1つになり、より協力かつ豊富なオプションを、統合セカンダリ・ストレージ・ソリューションに提供しています。Amazon Web Services、Cisco、ExaGrid、HPE、IBM、Lenovo、Microsoft、NetApp、Nutanix、Pure Storage、Quantum、VMwareや他の多くの企業との提携により、毎月4,000社もの新しいお客様に興味お持ちいただいています。

Veeamが最も重要視しているのはお客様です。常に、お客様にとり何が必要かを念頭に置き、ソリューション設計を行っています。「とにかく良く使える」という評価をいただくのは、そのためです。 こうしてVeeamは、80以上の国で36万5,000社以上ものお客様を抱えるようになったのです。

2019年もついに第4四半期に入りました。本年は、史上最大となるストレージソフトウェア投資(5億米ドル)が、Insight PartnersからVeeamに対して行われた他、これまでで最大かつ最もクラウドに対応可能なリリースをVeeamでは実現しました。また、年間受注額が10億ドルを達成したことについても発表いたしました(これを達成したソフトウェア会社は数える程度しかありません)。そして、2019年版ガートナー・マジック・クアドラントという形で、改めて外部からも評価をいただきました。2020年の前半に向けて、Veeamではさらに多くのことが予定されています。そのうちの複数の機能は既にベータ版に実装されています。

Veeamは、お客様の「これからのバックアップ」をサポートします。ガートナー・マジック・クアドラントにおけるVeeamの「リーダー」というポジションの詳細につきましては、2019年版のガートナー・マジック・クアドラント・レポートを是非ご確認ください。

1 Gartner Magic Quadrant for Data Center Backup and Recovery Solutions.Santhosh Rao、Chandra Mukhyala、Nik Simpson2019年10月10日 

ガートナー社は、リサーチ出版物に記載されたいかなるベンダー、製品、またはサービスを推奨するものではありません。また、技術の利用者に対して、最高の評価やその他の指名を得たベンダーのみを選択するように助言するものでもありません。ガートナー社のリサーチ出版物は、ガートナー社のリサーチ部門の見解を示したものであり、事実の記述として解釈すべきものではありません。ガートナー社は、明示的または暗黙的を問わず、商品性や特定目的に対する適合性を含め、このリサーチに関して一切の保証を負いかねます。

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V10:新しいアラーム、修復、強化された診断

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Veeam Availability Suite v10程の規模のリリースでは、新機能のリストを見てワクワクしている人が沢山いらっしゃることでしょう。今日では多くの人が、私のように、それぞれの新機能を日常のバックアップルーティンにどのような順番で組み込んでいくか、考えなければならなくなっています。そこで、Veeam ONEの新しい機能および機能拡張のリストを一度に紹介するのではなく、Veeamのインテリジェントな診断修復アクションという、Update 4のなかでも最も利用されている2つの機能についてもう一度確認しながら、それぞれの機能拡張について説明していきたいと思います。

2019 Technology Spending Intentions Survey』で、ESGが企業に将来のデジタル・トランスフォーメーション・イニシアチブにおける最も重要な課題
を尋ねたところ、最も多い回答は「運用効率の向上」でした。 さらに、その回答者のうち59%が、2019年には人工知能や機械学習技術に2018年よりも多くの投資を予定していると回答しました。予算や労働力が縮小されていく一方でデータセンターの増加が進む中で、企業は、技術を活用して、少ないリソースでより多くのタスクを処理する方法を新たに模索していることは明らかです。インテリジェントな自動化を活用することで、環境の最適化し、より高いSLAを満たすために必要なレベルでの運用を実現することができます。

インテリジェントな自動化

既に多くのユーザーが、Veeam ONEに組み込まれている自動化機能を活用して、バックアップエラーや設定の問題を修正するだけでなく、アラームが発生したときに問題を自動で検出し、処理を実行していることがわかっています。しかし、この機能は比較的新しいため、Veeam ONEの機能を簡単に振り返って、v10の機能拡張について見ていきましょう。

Veeamのインテリジェントな診断(VID)を使用すると、インテリジェントにデータを管理できます。さらに、Veeam ONEエージェントがバックアップサーバーにインストールされ、バックアップサーバーのログのデータを分析して、Veeamカスタマーサポートによって既に注意喚起されていたり特定されている一般的な設定ミスや問題がないかを確認します。VIDでログ内に問題が検出されると、アラームやサインが起動し、トラブルシューティングを効率的に行うために必要な情報が表示されます。

図1:現在のVeeamのインテリジェントな診断のプロセス

また、Veeam ONEエージェントを活用するのは修復アクションです。修復アクションでは、アラームが起動したときに実行されるアクションを設定できます。問題を迅速に修正するために、最もよく発生するアラームに設定できる多数のアクションが事前に定義されています。また、事前定義済みのアクションを利用できないアラームについては、スクリプトを使用して独自のアクションを作成できます。どちらのタイプのアクションも、アラームが起動したときに自動的に実行するように設定するか、必要に応じて手動で実行するように設定できます。

Veeamのインテリジェントな診断

Veeam ONE v10では、既存の機能をさらに発展させ、これまで以上に適切にエラーの検出や自動解決が行えるようになりました。 Veeamのインテリジェントな診断には、バックアップサーバーだけでなく、プロキシリポジトリといったその他のバックアップインフラストラクチャ・コンポーネントのログも分析できる機能が追加されています。サポートチームの支援に加えて、このようなコンポーネントからのログを収集して分析できるため、ユーザーはバックアップ環境全体にわたって発生する様々な設定ミスや問題を修正できます。また、Veeamのインテリジェントな診断には、複数言語でログを分析する機能が追加されているため、様々な地域のお客様にご利用いただけます。最後に注目すべき機能拡張は、Veeamバックアップサーバーにインストールされているホットフィックスの検出機能です。VIDがバックアップサーバーからのログをスキャンしているときにホットフィックスで解決可能な問題を検出した場合、そのホットフィックスが適用されているかどうかを明確に示すことで、問題をより正確に検出できます。

修復アクション 現在、健全なデータセンターとバックアップ環境を実現するために、修復アクションを設定する機能を利用できます。この機能ではデータ保護の問題を監視し、問題発生時に迅速に対応するための特別な「目」が提供されるため、IT部門では特に役立ちます。VMをバックアップジョブに自動的に追加したり、VeeamZIPを実行したり、スナップショットを削除したりする既存の修復アクションに加えて、v10には自動的にVMの電源を投入する機能が追加されています。 このアクションは、環境内のマシンの電源が予期せずオフになってアクセスできなくなった場合に利用できます。この修復アクションを利用するには、アラームにルールを定義する必要があります。初期設定では、ルールは次のように(下のスクリーンショットを参照)設定されていますが、必要に応じて何とおりにも設定することができます。ルールを定義したら、アラームの深刻度に基づいてアクションを設定する必要があります。この設定によって、エラーでアラームが起動した場合はこのアクションを、警告でアラームが起動した場合は代わりにこのアクションを実行する、といったことをVeeam ONEに指示します。アクションが実行されると、Veeam ONEによってVMの電源が自動でオンになるか、または設定に従ってPowerShellスクリプトを実行することができます。

図2:アラームのルールとアクションの設定

新しいアラーム

バージョン10には、Veeam ONEの自動化エンジンを活用できる便利でプロアクティブなアラームも多数導入されています。問題を軽減するアクションとしてスクリプトを実行する機能が、全てのアラームにあります。Veeam Availability SuiteにおけるVeeam ONEの主な役割は、Veeamバックアップ環境をサポートすることです。この最新のアラームは、健全なバックアップ環境の確保に重点が置かれています。v10では、トランザクションログのバックアップが失敗したときに警告を受け取ることができます。そのため、SQLまたはOracleのログが適切に切り捨てられていない場合は、トランザクションログのバックアップ・エラー・アラームによって通知されます。このアラームでは事前に定義されたアクションは利用できませんが、問題を軽減するためのスクリプトを起動することが可能です。ご利用の環境で災害復旧のためにバックアップコピーのジョブが多数実行されている場合、新しいバックアップコピーのジョブのRPOアラームによって、バックアップコピーのジョブが必要な目標復旧時点(RPO)を満たしているかどうかが通知されます。

図3:バックアップコピーのRPOアラームの設定

上の図は、このアラームに設定できるルールを示しています。初期設定では、アラームを有効にすると上記の設定が入力されていますが、必要に応じてルールを編集することもできます。図をよく見ると、アラーム設定には[Actions(アクション)]タブもあることがわかると思います。ここでは、このアラームを使用していくつか自動化を設定できます。 また、複数の方法でランサムウェアをプロアクティブに検出して対抗できるようお客様を支援する取り組みに合わせて、不審なサイズ増加アラームでは、あるバックアップのサイズが異常に増加しているバックアップジョブを検知し、悪意のあるマルウェアが存在している可能性を通知します。

図4:不審なサイズ増加アラーム

このアラームは、v10リリースに追加された最もスマートなアラームの1つです。その理由は、以前に作成されたバックアップのサイズ増分を自動的に分析して新しいバックアップのサイズと比較するためです。ご利用の環境でこのアラームが起動した場合、発生したと考えられるアクションはいくつかあります。まず、以前に説明したように、ランサムウェアの存在が考えられます。ランサムウェアがインストールされ、多数のデータブロックが変更されて、通常よりも差分が大きくなるのです。別のケースとしては、バックアップ対象が予期せずジョブに追加されて、バックアップジョブが遅くなったり、リポジトリでより多くのスペースが占有されることが考えられます。また、逆にバックアップ対象が予期せず削除された場合にもアラームが通知します。この場合、重要なデータがバックアップされていないでしょう。それぞれのケースで、このアラームはバックアップ環境を詳しく調べて、加えられた変更が本当にユーザーの意図したものであったのかを確認できるように通知するため、全ての環境に大きなメリットをもたらします。また、アラームが発動した後の動作を設定することもできるので、ここでもVeeam ONEのインテリジェントな自動化エンジンを利用して、バックアップ環境のアベイラビリティと優れた正常性を実現することができます。

Veeam ONEの継続的な機能拡張

Veeamのインテリジェントな診断および修復アクションの便利な機能は、Veeam ONE v10がデータセンターにもたらすメリットの始まりにすぎません。v10の詳細はこちらをご覧ください。健全なバックアップ環境やデータセンターを監視および維持することはVeeam ONEのミッションであり、また、今後も引き続き、Veeam Backup & Replication内の機能のサポートの追加に取り組んで参ります。是非Veeam Availability Suiteの30日間の無料評価版をダウンロードして、Veeam Backup & ReplicationとVeeam ONEをお試しください。

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V10:新しいデータインテグレーションAPIによるデータの再活用

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今日、データはあらゆる企業の中核を占めています。日々新しいデータが大量に生成され、様々な理由で利用されています。Veeamは長年データ保護に取り組んできましたが、さらに優れたものと考えているのは、そのデータを再活用する機能です。

全ての出発点

当初Veeamが、Veeam FastSCPという無償の製品で市場に参入した頃には、ESX(i)サーバーとファイルをやりとりするという1つの大きな目標がありました。しかし当時でさえ、ユーザーは創造力を働かせ、 FastSCPを利用してデータのコピーを作成していました。ファイルをダウンロードし、FastSCPを利用して、既存のデータを再利用することで仮想マシンを移行しようとしたのです。

数年先のVeeam Backup & Replication v5では、SureBackupやVirtual Labsのような業界初の機能が実装されました。これらの機能は、バックアップストレージとしてのVeeamへの投資と共にバックアップデータを再活用し、仮想ラボでバックアップをテストしたり、仮想マシンのテストやトラブルシューティングに活用します。仮想ラボは新入社員にも最適です。仮想マシンを何台か立ち上げ、アプリケーションについて学ばせてから、本番インフラストラクチャにアクセスさせられるからです。

バージョン8のリリースでは、仮想ラボの機能が向上し、ストレージスナップショットでもソースとして利用できるようになりました。ストレージスナップショットを利用することで、既存の本番ストレージスナップショットのデータを再活用できる可能性が広がりました。

バージョン9.5 Update 4のリリースで、これらの機能は「DataLabs」と名前を変えて、Secure RestoreStaged Restoreを追加して、データをセキュリティとコンプライアンスのためにより効果的に使用できるように拡張しました。

これがまだ明確でなくても、できる限り多くの方法でデータを再活用したいと考えています。

データインテグレーションAPIとは

新製品Veeam Backup & Replication v10では、データの効果的な再活用を可能にする、データインテグレーションAPIという重要な新機能が追加されています。この新機能では、バックアップへのサードパーティの統合が可能で、以下の機能などの可能性がさらに大きく広がります。

  • データマイニング
  • データ分類
  • セキュリティ分析
  • eDiscovery
  • データフォレンジック

企業では驚くべき速さでデータが生成されます。データの再利用によってその情報を活用し、重要な分析情報を取得して、貴社のビジネスを情報に基づくよりスマートなものにできます。

本番環境に影響を与えずに、バックアップを利用してマルウェアやランサムウェア、その他のセキュリティ脅威のスキャンを行えばn本番環境への負荷が軽減されるだけでなく、バックアップをテストして、これから起きてしまいかねなかった障害に事前に対処できます。 

サードパーティの専門家が貴社のデータにアクセスし、パターンをマイニングしたり、売り上げを伸ばしたり、異常を見つけて原因を解明してくれます。

動作のしくみ

PowerShellを利用することで、APIを使用してあらゆる仮想マシンのあらゆる仮想ディスクをマウントできます。必要に応じて、バックアップを全て使用して、全てのディスクを一度にマウントできます。マウントや再活用するデータ量に制限はありません。

マウントされた仮想ディスクは、よく知られたVeeamFLRフォルダに表示されますが、Windowsのディスク管理でも操作できます。

VeeamFLRフォルダに表示された一度にマウントされた複数の仮想マシンバックアップ

これらのディスクへのアクセス権をiSCSI経由で別のサーバーに付与すれば、サードパーティソフトウェアとも統合できます。これは、特定のIPからのアクセスのみを許可する、より強力なセキュリティで行います。

実行の方法

これを実行する方法を詳しく見てみましょう。以下の例では、1つのディスクをiSCSI経由で外部サーバーに送付します。

# Add the Veeam PowerShell snapin - if it already is loaded continue silently with no error
Add-PSSnapin VeeamPSSnapin -ErrorAction SilentlyContinue

# The backup variable $backup is populated by the cmdlet Get-VBRBackup which will return info regarding the backup data
$backup = Get-VBRBackup -Name "MyBackup"

# Provide the IP or hostname of the target server
$targetServerName = “192.168.1.5”

# Provide the credentials to access the remote server  example: lab\administrator
# These must be stored within the Credentials manager in Veeam Backup & Replication
$targetAdminCredentials = Get-VBRCredentials -name "LAB\Administrator"

# Get-VBRRestorePoint is where you find the restore point you wish to use, -Last can be used for the amount of objects you wish to go back
$restorepoint = Get-VBRRestorePoint -Backup $backup | Sort-Object –Property CreationTime | Select -Last 1

# Publish the disk(s) for the restore point
$session = Publish-VBRBackupContent -RestorePoint $restorepoint -TargetServerName $targetServerName -TargetServerCredentials $targetAdminCredentials 

このスクリプトには、アップデートが必要ないくつかの重要事項が含まれています。

1つ目は$backup変数内にあり、この変数は実際のバックアップデータへのリファレンスを保持します。

2つ目は$targetServerName変数です。これを使用して、データを送付するサーバーを定義します。

最後は$targetAdminCredentials変数で、これにはリモートサーバーにアクセスするためのログイン情報が含まれます。これらは、Veeam Backup & Replicationのログイン情報マネージャー内に保存する必要があります。

リモートサーバーへの接続に使用されるログイン情報

スクリプトを実行することにより、指定されたターゲットサーバーにディスクが送付され、Windowsディスク管理に表示されます。

Windowsディスク管理に表示されたディスク(赤色部分)

まとめ

データインテグレーションAPI機能を利用すれば、本番環境のパフォーマンスに影響を与えずに、情報に基づくよりスマートなビジネス意思決定を実現します。セキュリティ侵害を評価するにも、セキュリティ保護を強化するにも、またはデータから重要な分析情報を取得するにも、このソリューションはすぐに利用すべき優れたツールです。この優れた機能と様々なユースケースについて詳しくは、こちらのビデオをご覧ください。 新製品Veeam Availability Suite v10やVeeam Backup & Replication v10をダウンロードして、Better Backup(より速く、簡単に、スマートに)を実現する多数の機能を体感してください。データインテグレーションAPIは、私たちが強くお薦めする多数の機能の1つに過ぎません。

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v10:インスタントVMリカバリを刷新

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インスタントVMリカバリのテクノロジーは、瞬く間に今日のバックアップ業界におけるスタンダードとなりました。喜ばしいことに、このテクノロジーを最初に開発したのはVeeamであり、現在このテクノロジーは、世界でも群を抜いて最も多く使われている高度な機能になっています。Veeam Availability Suite v10では、次世代のインスタント・リカバリ・エンジンを大幅に強化し、お客様とお客様のデータのためにユースケースの見直しを効果的に行っています。このブログ記事では、v10の様々な改善点について概要をお伝えします。

Veeam Availability Suite v10

インスタントVMリカバリの機能はメジャーリリースの度に改善しています。今回提供されるv10では、Veeamの次世代インスタント・リカバリ・エンジンで目に見えない部分が多数改善されており、機能が大幅に強化されています。新しい機能強化で最も優れている点は、v10にはこれらの機能が初期設定で装備されているため、構成や有効化の必要がないことです。これには、バックアップストレージとのやり取りのインテリジェントな最適化、ブロックRAMへの新しいキャッシング機能によるレイテンシの短縮、先読みプロセスを通じたより高いパフォーマンスの実現などが含まれます。最適化と改善については特に目新しい点はないかもしれませんが、v10は、これらの改善点を生かして、複数のVMを同時にインスタントVMリカバリで復元するなど、あらゆるVeeamバックアップのvSphereへの迅速な復元という、画期的かつ重要なインスタントVMリカバリの技術を導入することで、これまでの常識を覆しています。

複数VMのインスタントリカバリで大規模な復元もシンプルに

それでは、複数のVMのインスタントリカバリについてご説明します。これは、1つのアクションで複数のVMを同時にかつ迅速にリストアするという、極めて画期的で重要な機能です。これは、重要なアプリケーションで不具合が発生した場合などに迅速に復元するための優れた方法であり、同じリストアポイントから全てのシステムをリストアするための最善の方法です。

この機能が役立つ主なケースとしては、ホストやストレージシステム全体に障害が発生し、多くのシステムで接続が切断された状況が考えられます。インスタントVMリカバリのテクノロジーにより、影響を受けた全てのシステムを、プラットフォーム単位で一気にすばやくリストアできます。これにより、インスタントVMリカバリのテクノロジーは、必要とされる全てのプラットフォームコンポーネントを一括して迅速にリストアし、ビジネスサービス全体を復元することで、全く新しいレベルのビジネス価値となります。

この実装に関して、ささやかなことではありますが個人的に気に入った点を挙げるとすれば、複数のインスタントVMリカバリを一度にマウント解除もできることです。これは特にテストの用途で役立ちます。複数VMのインスタントリカバリを下の図に示します。

あらゆるVeeamバックアップをVMware vSphereへ迅速に復元

またv10では、インスタントVMリカバリのテクノロジーが向上したことで、Veeam AgentやVeeam Backup & Replication AHV Proxyによって作成されたバックアップ、およびクラウドベースのバックアップからvSphereへの復元という、新しいリストアオプションが提供されます。Windows AgentのバックアップのHyper-Vへのインスタントリカバリについてはこれまでも提供していましたが、今後は、さらに多くの種類のバックアップをvSphereへ復元できるようになったことで、一層充実したサービスをお届けします。Veeam Agentのバックアップをハイパーバイザーに復元する、様々なケースが考えられます。あまり重要ではない一般的なケースもあれば、物理サーバーで障害が発生し、ハードウェアの交換時間が大きな影響を与えるような重要度の高いケースもあります。交換部品の配送や取り付けにかかる時間が結果を左右するような状況では、次の重要な疑問が浮かんできます。「バックアップを今すぐVMへ復元できたとしたら?」 これは、今後システムを仮想化する予定がある場合には特に重要なことです。すばやく復元できるということは、物理から仮想へのクイックマイグレーションを実現することであり、一度に2つの目標を達成することになります。

バックアップをAWSやAzureへ復元する機能についても、この論理は当てはまります。多くの場合、新しいプラットフォームへリストアする理由は、そうしたいからではなく、システムを迅速にリストアする必要があるからなのです。Veeam Agent、Veeam Backup & Replication AHV Proxy、およびクラウドベースのバックアップのインスタントVMリカバリなら、わずか数分でシームレスにVMにリストアできるようになります。これを視覚化したのが、下の図です。

イノベーションリーダーにお任せを

Veeam Availability Suite v10では、インスタントVMリカバリエンジンが大幅に強化されたことで、複数VMのインスタントリカバリや、あらゆるVeeamバックアップをインスタントVMリカバリできます。このテクノロジーは、2010年10月に発表されて以来、常に変革をもたらしてきましたが、今後も画期的な変化をもたらします。最新情報はgo.veeam.com/v10でご覧いただけます。確実にしかも高速で復元できるバックアップを追及し続けるVeeamのインスタントVMリカバリを是非ご利用ください。

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