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新バージョン V10 – Better Backup!より速く、より簡単、より確実に

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大規模な組織と中小規模の組織には多くの違いがありますが、変わらないことがひとつあります。それは、ビジネスの中心にあるのはデータであるということ。そのデータを保護し、安全にかつ必要なときにいつでも利用できるように維持することは、企業の規模を問わず共通する目標です。バックアップの対象が2~3個のファイルの場合でも、数台の仮想マシンの場合でも、クラウドワークロード、仮想ワークロード、物理ワークロードにまたがる大規模な環境の場合でも、ユーザーが求めるのは、場所やワークロード、アプリケーションを問わず、極めて複雑で巨大な環境シナリオに対応できるように機能し、拡張するバックアップソリューションです。光栄なことに、企業の最も重要な資産を保護するためのパートナーとして、Veeamは世界の375,000社を超える企業から信頼をいただいています。 

お客様の今後のビジネス、また変化し続けるIT環境によってもたらされる未来に向けて、Veeamは一丸となって取り組んでいます。私たちは、お客様のエクスペリエンスに革新をもたらし向上させる方法を常に模索しており、最も必要とされる場面でのデータ保護エクスペリエンスを向上させる、斬新でユニークな機能を開発してきました。ソリューションをシンプルで柔軟性と信頼性に優れたものにすること、そして現代のあらゆる規模の環境で簡単に機能できるようにすることに集中的に取り組んでおり、私たちはこうした取り組みの上に評判を築いてきました。  

そして、このたびVeeamでは、次世代のバックアップソリューションとして、データのアベイラビリティ、ポータビリティ、拡張性を向上させるデータ保護機能を備えたVeeam Availability Suite v10を新たにリリースいたしました。 Version 10には150を超える新機能や機能拡張が搭載されており、クラウド、仮想、物理を問わず、あらゆる場所の重要なワークロードについてバックアップと復元を可能にします。 

Veeam Availability Suite v10の主な特長や機能は次のとおりです。

  • NAS向けの最新のファイルデータ保護
  • 攻撃を100%防ぐ、対ランサムウェア機能
  • 次世代のインスタント・リカバリ・エンジン 
  • プラットフォームの拡張性の向上
  • 新しいAPIによるデータの再利用
  • Veeamのエコシステムを拡大する多数の機能拡張

このような最新の機能更新と共に、Veeamはデータ保護市場におけるリードを今後も広げて参ります。 シンプルで柔軟性と信頼性に優れたソリューションをお届けするという弊社の基本理念を満たすイノベーションの実現に引き続き注力し、ビジネスニーズに対応して、よりスマートでより多くの情報に基づいた意思決定を可能にします。また、バックアップソリューションがビジネスニーズに対応できているか確認するために、時間やリソースを割く必要もありません。 さらに、先日リリースされたシンプルでポータブルなVeeamユニバーサルライセンスで、あらゆる場所にあるワークロードを、これまで以上に効率的に保護することができます。

大きなリリースと共に幕を開けた2020年ですが、このあとも多数のイノベーションのリリースを予定しており、今後も、あらゆる規模の環境に対するアベイラビリティとデータ保護の実現に取り組んで参ります。 皆様のデータ保護のニーズを大きな規模で、かつてないほど高度に実現する方法について詳しくは、発表イベントの動画をご覧ください。 最後に、いつもVeeamをご支援いただいておりますこと、あらためて御礼申し上げます。皆様なくして、Version 10のリリースは実現できませんでした。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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v10:Linux向け製品が新登場!

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隠すことではありませんが、VeeamはVeeam Availability Suite v10をVeeam史上最大のリリースと考えています。このバージョンには多数の素晴らしい機能が組み込まれていますが、今回は「Linux機能拡張」と総称される機能についてご説明します。この機能の登場によって、以前は実現できなかった方法でLinuxエコシステムを活用できるようになります。難しい話はさておき、それぞれの機能を順番に見ていきましょう。

VMware用Linuxバックアッププロキシ

バックアッププロキシは、Veeam Backup & Replicationのアーキテクチャになくてはならないコンポーネントです。バックアッププロキシはデータムーバーとして機能し、本番ストレージからデータを読み出して、オンザフライ方式で処理(圧縮、重複排除、暗号化)しながらターゲットリポジトリへ転送します。v9.5までではバックアッププロキシをWindowsベースのOSで構築する必要があり、Windowsライセンスの負担や自動化の問題などから、ユーザーにとっては最善のシナリオではない場合もありましたが、v10では、待望のLinuxディストリビューションでバックアッププロキシを構築できます。

この機能はプロキシの制限を効果的に解消するので、自動化を促進できるだけでなく、ライセンスにかかるコストも節約できます。この機能は、ROBO(リモートオフィス、ブランチオフィス)環境やVMware vSAN環境には特にお勧めです。中のコードは、VMware VDDKに頼らず全てVeeamで開発しています。そのため、現在利用できる転送モードは仮想アプライアンス(HotAdd)モードだけです。設定に関して新しい要件はありません。perlbashsshをインストールして使用できます。構築済みのアプライアンス形式では提供していませんので、VBRユーザーは、Linux VMをプロビジョニングして承認し、必要なパッチを適用してから(これはセキュリティの観点からお勧めします)、VBRへバックアッププロキシとして登録する流れになります。VBRは根拠なくWindowsの代わりにLinuxを選んだり、Linuxの代わりにWindowsを選んだりはしません。複数の要素を分析して、最終的には最も重要な基準であるパフォーマンスに基づいてプロキシを決定します。

XFSブロッククローニングのサポート

それでは、話題を変えて、次の重要なコンポーネント—Veeam Backup Repositoryを見ていきましょう。この新機能は「ブロッククローニング」技術に関連しています、ブロッククローニングはWindows Server 2016やReFS 3.1のリリース後に一般に認知されるようになりました。重要なのは、ブロッククローニングによって、ReFSは他のファイルシステムとは違う方法で合成ディスク操作(例:永久増分バックアップ)ができる点です。このロジックでは、ストレージに1回だけデータブロックが書き込まれます。データブロックをコピーする必要がある場合は、実際にデータブロックをコピーする代わりに同じブロックに「ポインター」が作成されます。これにより、オーバーヘッドが削減され、操作の完了までにかかる時間も短縮されます。

非常によく似た技術であるreflinkが以前からXFSのパブリックブランチでよく使用されていて、Ubuntu 18.04以降などの一部のディストリビューションでは正式にサポートされています。ブロッククローニング技術を活用できるようになって、XFSベースのLinuxバックアップリポジトリに対する全ての合成操作がシンプルになり高速化されています。

NFS共有のライトスルー

次は、NASデバイスとSMB/NFS共有をバックアップの保存先としてご利用のお客様に向けてお話ししたいと思います。これまでもSMB/NFS共有のような保存先をサポートしてきたVeeamは、いくつかの問題に遭遇してきました。一般的に、SMBプロトコルは非常に信頼性が低く、共有を継続して利用できません。また、弊社のテクニカルサポートでも大きな問題が認識されています。VBRなどのアプリケーションがWinAPIを使用してSMB共有にデータを書き込むとき、実際の結果とは無関係に、書き込みが成功したという結果を先に受け取るので、データが破損してしまう可能性があるのです。これまで、VeeamはゲートウェイサーバーとバックアッププロキシをできるだけSMB共有の近くに設置してこの問題に対処するようお勧めしてきました。更に、NFS共有の場合は、NFS共有をLinuxサーバーにマウントしないとバックアップデータをを転送できなかったため、ユーザーにそのように設定してもらう必要がありました。

VBR v10では、NFS共有のネイティブ(ライトスルー)サポートが導入されており、この制限が解消されています。この機能は、エンタープライズクラスのNASを利用していないユーザーにも、より信頼性の高い構成を提供して、NFSリポジトリでお客様のバックアップをシンプルに実現するために実装されています。

LinuxベースVMのネットワークレス処理

vSphere Guest Operations API(旧VIX API)は、vSphereがネットワークを介さずにVMやゲストOSと直接通信するための技術です。これまで、Veeamは、WindowsベースのVMに対してゲストVM処理操作を行う際に、TCP/IP経由でVMにアクセスできない場合の第2の選択肢としてVIXを利用してきました。

v10以降は、VBRでLinux VM向けのvSphere Guest Operations APIも使用可能になる予定です。この変更により、前述のAPIによってゲストVMの処理操作(プレスクリプトやポストスクリプト、ファイルレベルの復元など)が可能になります。これは、何らかの理由でVMに直接ネットワーク接続できない厳しい環境で重宝します。たとえば、企業の管理者は、ファイルレベルの復元のために、FLRアプライアンスを全てのネットワークセグメントに配置する必要がなくなり、対象VMへのネットワーク接続に関係なく、FLRアプライアンスを簡単に展開して使用できるようになります。

まとめ

以上の新しいLinuxの機能拡張は、Veeamがコミュニティの意見に耳を傾け、急速に成長していく環境で生じる問題に対処すべく奮闘してきた実績を示す良い実例です。私はこのv10リリースが非常に楽しみです。お客様がv10にアップグレードして、私がここで説明した全ての機能をご覧になる時が待ちきれません。是非ご期待ください。

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Veeamが2019年上半期市場をリードする収益成長率を達成

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Veeamはクラウド・データ・マネジメントを支えるバックアップソリューションの最も信頼されるベンダーです。12年にわたって急速に成長し、業界初の革新的なソリューションを多数提供しています。2019年はVeeamが引き続き市場シェアで他のベンダーを圧倒し、企業として成長を継続させながらますます多くの中小企業に貢献した素晴らしい年になりました。

  • Veeamのお客様は、小規模な環境から10万台を超える規模の組織にまで幅広く、現在その数は36万5000社を超えており、その全てが同じVeeamの製品を導入しています。
  • 2019年5月時点でその後12ヶ月のブッキングがソフトウェアのみの収益で10億ドルを超えており、Veeamはこの画期的な記録をこれまでに達成したわずか30社余りのソフトウェアベンダーの1社となりました。

IDCが2019年上半期ソフトウェア市場の調査結果を発表し*、Veeamはデータレプリケーションと保護のソフトウェア市場において市場をリードする成長率を達成したことが明らかになりました。2019年上半期のVeeamの収益の増加は前年比22.4%で、これはデータレプリケーションと保護のソフトウェア市場全体の成長率を19ポイント上回る結果でした。IDCによると、2019年上半期の市場全体の成長率は3.1%でしたが、この低い成長率でさえ達成できなかった上位ベンダーもありました。この結果を受けて、将来を見据えて来るべき変化と変革に備えるお客様の手助けをしていく責任をひしひしと感じています。

IDC Semi-Annual Software Tracker:データレプリケーションと保護

成長の変化:2019年上半期の上位5社(ベンダー収益、米国ドル、百万単位)

出典:IDC、Semi-Annual Software Tracker、2019H1
注:全世界のデータ

確立され、成熟した製品を持つ大規模なレガシーベンダーが存在感を示す市場において、Veeamがこのような成功を達成し続けることができるのは何故でしょうか。その答えは、Veeamが以下の3つの主な差別化要因を特長とするプラットフォームを、必要とされる市場に提供していることにあります。

  1. シンプル - Veeamの単一プラットフォームで全てのデータを1ヶ所で管理できるため、データを有効に活用できるだけでなく、組織全体のデータが可視化できます。Veeam製品では開発プロジェクトのテストを隔離されたテスト環境でダウンタイムなく実行できます。Veeamの直観的な設計は、多彩で柔軟な復元、組み込み分析、スケーラブルなソフトウェア定義のアーキテクチャを備えており、複雑さを軽減し、少ない労力でより効果的にデータを管理できます。Veeamは1つのプラットフォームでクラウド、仮想、物理、SaaS環境全体のデータを保護します。
  2. 信頼性 - Veeam製品ではITエコシステムのどこからでもデータのバックアップや管理が可能なため、優れたアプリケーション開発を行い、ガバナンスとコンプライアンスを確保しながらビジネスを迅速化できます。いつでもどこでもデータにアクセスできます。ビジネス継続性を超えて、データを再利用してビジネスを加速し、イノベーションを推進します。Veeamは実績ある手法でクラウド・データ・マネジメントを実現しており、検証済みの復元とデータ損失の予防機能、および自己文書化ディザスタリカバリ計画を提供しています。これが、Veeamの信頼性についてお客様から、「It Just Works.(何もしなくてもきちんと機能する)」と仰っていただける理由です。
  3. 柔軟性 - Veeamのバックアップとデータ管理ソリューションはお客様の予算に合わせて拡張できるため、データの力を活用してデジタル変革を実現できます。Veeam製品を使用すれば、変化するビジネス環境や市場ダイナミクス、さらには消費者の期待にも対応できます。Veeamのソフトウェア定義の、ハードウェアに依存しないクラウド対応のアプローチにより、データを活用できます。Veeam製品を使用すれば、オンプレミス、ハイブリッド、マルチクラウド環境全体で柔軟性とポータビリティが維持されます。広範なパートナーエコシステムがあるため、単一の導入モデル、インフラストラクチャ、またはクラウドプロバイダに縛られることはありません。実績のある真のパートナーを通じて、データの将来性を高めることができます。

これらのIDCの調査結果は、これまでに世界中で見られた事象を立証しています。Veeamが行っていること、およびVeeamが組織で実現していることは、世界中のデータセンターの専門家、サービスプロバイダー、アライアンスパートナーと共鳴することです。サーバー仮想化やクラウドが出現する前の時代に構築されたレガシーソリューションでは、データのアベイラビリティやアジリティ、そしてビジネスアクセラレーションに対する要求の高まりに対応できていません。市場では、コストを改善し、複雑さを軽減し、より多くの機能を提供するソリューションが求められています。Veeamは世界中の企業でデータが常に利用可能で、保護され、再利用可能となるよう努めています。つまり、Veeamのプラットフォームはお客様のデータの保存場所に関わらず(物理システム、SaaSまたはIaaSサービス、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウド、マルチクラウドなど)多数の企業のビジネス継続性を支援しているということです。

Veeamのビジョンは、全てのデータのバックアップと復元、クラウドモビリティ、監視と分析、オーケストレーションと自動化、ガバナンスとコンプライアンスを実現するクラウド・データ・マネジメントを支えるバックアップソリューションの最も信頼されるベンダーであることです。Veeamは世界中の企業でデータが常に利用可能で、保護され、有効に機能するよう努めています。これはつまり、Veeamのプラットフォームはお客様のデータの保存場所に関わらず(仮想または物理システム、SaaSまたはIaaSサービス、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウド、マルチクラウドなど)多数の企業のビジネス継続性を支援しているということです。Veeamは、お客様の「これからのバックアップ」をサポートします。

* IDC、Semi-Annual Software Tracker、2019H1

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2020年 Gartner Peer Insights Customers’ Choice

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全てのお客様からこの言葉を聞きたいと思っています。優れた製品の提供や、パートナーとの強固な関係、お客様の成功を実現するための取り組みなど、Veeamのミッションは、あらゆる業務において努力を怠らず、お客様に最大限にご満足いただくことです。

光栄なことにVeeamは、Gartner Peer Insightsのエンドユーザー様より、2020Gartner Peer Insightsのデータセンターバックアップ/リカバリソフトウェア部門において「Customers’ Choiceに再び選出していただきました。VeeamがCustomers’ Choiceに選出されるのはこれが3回目で、本日の時点でも、Gartner Peer Insightsにおいて、5つ星中4.7(顧客レビュー数792件)という評価をいただいています。

ガートナーによると、Gartner Peer Insights Customers’ Choiceは、「信頼性の高いエンドユーザーの専門家による当該市場のベンダーに対する評価」で、 公正な評価が行われるよう、顧客満足度の高いベンダーの評価には厳しい基準が設けられています。

Veeamのレビューを読むたびに私たちは、お客様が直面している実際の問題や、Veeamがどのように役立っているかということを再認識させられます。 このような高い基準で評価していただけるのは恐縮ですが、これからも一層の努力を重ねていきたいと思います。 このようなフィードバックや率直なご意見をいただくことで、弊社はより多くのお客様にさらにご満足いただける支援を提供し、改善する手立てを模索していけるのです。

ここで、Veeamに関するレビューから、コメントをいくつかご紹介いたします。(英語)

フィードバックは弊社にとって重要です。Gartner Peer Insightsのおかげで、弊社製品に自社のデータ管理をゆだねてくださった多くのお客様のご意見に触れることができます。
フィードバックいただいた皆様には直接お礼を申し上げたいほどです。

また、Veeamの全従業員、パートナーの皆様にも感謝の意を表します。皆さんの協力があったからこそ、今回の評価にいたりました。1つのチームとして、我々はお客様を第一に考えています。そして、世界中の365,000社以上のお客様に対しては、Veeamのご活用に心より感謝申しあげます。

Gartner Peer Insights Customers’ Choiceのバッジは、Gartner, Inc.または関連会社の登録商標またはサービスマークであり、許諾なく使用することは認められません。無断複写・転載を禁じます。Gartner Peer Insights Customers’ Choiceは、個々のエンドユーザーのレビュー、評価、および文書化された方法論に沿ったデータが主観的な意見として集約されたものであり、ガートナー社またはその関連会社による見解を表すものでも、推奨を意味するものでもありません。

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ホワイトペーパーのご紹介:  富士通株式会社 様

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パートナー企業様にて様々なホワイトペーパーを作成されていらっしゃいます。各パートナー企業様の取り扱い製品とVeeamを組み合わせてのソリューションのメリットや実際にお使いになられる際のメリットや利用方法を各社の視点から記載されており、Veeam社視点ではお伝えしきれていなかった、お客様にとって新しい気づきとなるような点もあるのではと考えております。

データマネジメント、データ保護についてご検討されている方々にぜひご覧いただきたいと思います。今回、各パートナー企業様にご協力いただきまして、これらホワイトペーパーを数回に分けて、このブログでご紹介させていただきたいと思っております。

初回は、富士通株式会社様(以下、富士通様)です。

富士通様は、Veeam専用プライマリストレージ連携機能(Fujitsu Plug-In for Veeam Backup & Replication)を開発されており、ETERNUS AF/DXや重複排除ストレージCS800とVeeamを組み合わせたデータマネジメントソリューションをご提供いただいております。

作成いただいた4つのホワイトペーパーでは、富士通様のソリューションのメリットを具体的な性能や重複排除圧縮率の数値を記載してわかりやすく表現されているものや、そもそもどんなバックアップの構成ができるのかをいくつかのパターンでご紹介いただいているもの、災害対策を構成される際の検討ポイントをまとめていただいたものがございます。

データ保護を初めて検討するお客様や今までのデータ保護に満足できていなかったお客様など幅広いお客様にお読みいただきたい4つのホワイトペーパーです。

次の富士通様サイトからダウンロードいただけます。ぜひご一読ください。

https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/solution/veeam/?cp_sol_veeam#quest

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V10のライセンス – 知っておくべきこと

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待望のVeeam Availability Suite v10がリリースされたことに、私たちも喜びを感じております。ここに至るまでに皆様にご協力いただいたことを光栄に思うと共に、心より感謝いたします。また、多くの皆様にライセンスポータビリティまでの弊社の道のりを見ていただいており、v10は製品とライセンスの両面でそのメリットが究極に達したものになっています。では、バージョン10の導入を成功させるために知っておくべきことは何でしょうか。 詳しく見ていきましょう。

Veeamライセンスオプション

Veeamユニバーサルライセンス(VUL)は万能なライセンスソリューションであり、最もパワフルなEnterprise Plusの機能が含まれています。 VULはポータブル(移行可能)な従量課金制のライセンスです。保護対象ワークロード単位で計算され、10ライセンスのバンドルで販売されます。ポータビリティの向上によって、VULではオンプレミスでもクラウド内でも、文字通りVeeam Backup & Replicationワークロードの全てのタイプを相互に保護できます。  そのため、常に変化する環境ニーズに可能な限り柔軟に対応していただけます。 

最後に、お気づきかもしれませんが、以前は同じワークロードをホストベースのジョブとエージェントベースのジョブの両方で保護するために2つのライセンスを使用する必要がありました。 v10ではその要件がなくなり、保護を同じバックアップサーバーによって管理する限りにおいては、同じワークロードを保護するために二重に料金がかかることはありません。

サービスプロバイダー

VCSPレンタルユーザー向けにも多数の利点や割引などがあります。詳細は、VCSPローンチ・リソース・センターをご確認ください。

既存のソケットライセンスのお客様

弊社はソケットのお客様も大切にしています。そんな皆様にも朗報です。多くのソケットのお客様がポータブルなVULライセンスの利点を実感し、永久ソケットライセンスとVULサブスクリプションライセンスの両方の環境を統合し始めています。以前はライセンスのエディションを一致させる必要がありましたが、今はVULにエディションはなく、Enterprise Plusと同等のフル機能装備となっています。そのため、幅広い製品にわたって、一元管理された環境内でソケットライセンスとVULライセンスを統合できるようになりました。ただし、これまでと同様、ソケットライセンスのエディションによって環境全体のエディション機能が決定される点にご注意ください。この点に不都合がある場合は以下の2つのオプションがあります。

  1. こちらで更新費用を支払った上でソケットをVULに移行する
  2. ソケットのエディションをEnterprise Plusにアップグレードする

無償ライセンスでさらに保護を! ソケットライセンスをお持ちのお客様は、9.5 U4より、保護対象のソケットあたり1つ、最大6つのインスタンスライセンスが体験用に無償で追加されていることにお気づきでしょう。v10ではこの追加のライセンスがVULライセンスとなり、StandardおよびEnterprise Editionのお客様は以前よりも少し多くのワークロードを保護できるようになります。物理ワークロード、クラウドワークロード、エンタープライズアプリのワークロードを保護する利点について、お客様ご自身で体験されることをお勧めします。 v10からは、これらはNASに対しても利用できます。

最後に、v10では、追加のインスタンスのご購入時に、これらの無償提供ライセンスの期限が切れることはありません。条件なしに、永久的にお使いいただけます。このお得なライセンスを是非ご利用ください。

V10のライセンスの一元管理とアップデートの統合

2019年の初めにVULの前バージョンをリリースしたとき、ハイブリッド環境ではソケットライセンスとインスタンスライセンス(VUL)を1つのライセンスファイルに統合する必要がありました。お客様からは、これは不要で面倒な作業だというフィードバックをいただきましたので、v10ではソケットライセンスのライセンスファイルとVULのライセンスファイルを個別にインストールして管理できるようになっています。つまり、ほとんどのVeeamのお客様に当てはまりますが、ソケットライセンスを現在お持ちで、VM以外のワークロードを保護するために追加のVULライセンスの購入を決定した場合に、その新しいライセンスを既存のバックアップサーバーに配置するだけで作業が完了します。

まとめ

VULは全ての機能と全てのポータビリティを1つのライセンス形式で提供するというVeeamのライセンスの未来像です。  v10のライセンスの変更についてご不明な点がございましたら、新機能に関するドキュメントのライセンスの詳細に関するセクションをご覧ください。 それでも解決されない場合は、 弊社の保守更新チームまでお問い合わせください。 準備ができれば今すぐv10をダウンロードして始めましょう!v10によって皆様のビジネス目標がかつてないほど容易に達成できることを祈っております。VeeAmazingなユーザーの皆様に、もう一度感謝を込めて。それでは。

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v10:次世代型のVeeam Backup for Nutanix AHV

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Veeam Availability Suite v10では新しくアップデートされたコア機能が10個導入されました。その1つが、新登場のVeeam Backup for Nutanix AHVです。最初のバージョン(以降「v」)1製品であるVeeam Availability for Nutanixを使用したお客様からは多くのすばらしいフィードバックをいただき、それがVeeamの前進につながりました。

この1年間、VeeamとNutanixはソリューション開発に精力的に取り組んでまいりました。そうしてできたのが、クラウド・データ・マネジメント・プラットフォーム内でVeeamがサポートする第3のハイパーバイザーである、Nutanix AHV上のデータを保護することに特化したソリューションです。

v1では、この製品に欠けていた以下の要素について主にフィードバックをいただきました。

Veeam Backup for Nutanix AHV

2018年にGAとなったv1のリリース以降、多くのお客様にインストールしていただき、数々のフィードバックをいただきました。Veeamは常にお客様の声に耳を傾け、後のリリースに取り入れています。まさにその証拠となるのが、この新登場のVeeam Backup for Nutanix AHVです。この製品には、AHVプロキシの一元的な管理および導入、Veeam ONEレポート機能、強化された復元機能が搭載されています。

一元的な導入および管理

いただいたフィードバックの中でも特に大きかったのが、Nutanix AHVワークロードのアベイラビリティについて一元的に管理する必要性があることでした。v1では、AHVプロキシがVeeam Backup & Replicationと通信して、バックアップ保存のためにVeeam Backup Repositoryを利用できるようにしていました。この新リリースでは、一元的な管理の機能が大幅に拡張され、Nutanix AHVプロキシの一元的な導入とアップグレードが可能になり、また、バックアップジョブの可視性も向上しました。

スナップショット統合

新登場のVeeam Backup for Nutanix AHVでは、Nutanix Distributed Storage Fabricとの統合が大幅に強化されており、ネイティブのストレージスナップショットの活用と、それらのスナップショットからのリストアが可能になりました。このストレージ層への統合機能の追加によって、Veeamがオーケストレーションするスナップショットをより高い頻度で作成できるようになりました。その結果、目標復旧時点および時間が厳格化されます。

柔軟な復元  

Veeamは常に復元の柔軟性と速度を可能な限り高める方法について検討してきました。先ほど説明したスナップショット統合でも、スナップショットをファイルレベルの復元のために活用できます。つまり、きめ細かいレベルでファイルやフォルダを復元できるということです。

ご紹介する2つ目の機能は、任意のVeeamイメージベースのバックアップを利用して、そのワークロードをNutanix AHVハイパーバイザー内で復元できるというものです。

Veeamではポータブルなファイル形式が採用されているため、そのようなイメージベースのワークロードをNutanix AHV内で復元できます。  この操作は全て、Veeam Backup & Replicationによって実行されます。

v1では、Linuxマシン向けのファイルレベルの復元の際に、Microsoft Hyper-V環境かVMware vSphere環境のいずれかでVeeam Linux FLRアプライアンスを実行する必要もありました。この要件は、ハイパーバイザーにNutanix AHVを選択して、これで全て実行していたお客様にとって制約となりました。このリリースでは、Linux FLRアプライアンスをNutanix AHV環境上で直接実行し、さらにVeeam Backup & Replication内で制御し、構成できるようになっています。

監視とレポート作成

Veeam ONEの新リリースでも、Nutanix AHVユーザーが利用環境で監視を実行できるようになっています。バックアップ済みデータと未済のデータ、パフォーマンス統計、ジョブの実行中にトリガーされたアラームを確認できます。

また、Veeam ONEには新しいレポート作成機能もあり、この機能により、スケジュールしたレポートをバックアップ管理者に送信できます。

Veeam ONEの詳細は、別の著者による次のブログ記事をご確認ください: 3 more reasons to love Veeam ONE v10!

バックアップに利用可能となった新たなターゲット

Veeam Backup & Replicationには他にも面白い機能拡張があります。統合された重複排除デバイスにバックアップを送信できるというものです。この機能拡張によって、エージェントのバックアップやエンタープライズアプリケーションのプラグインから、同じデバイスにプライマリバックアップを送信することもできます。

また、Linuxの観点で、Windows ReFSXFS Reflinkの両方がターゲットとしてサポートされることも取り上げたいと思います。特に、ここでのブロッククローニング技術は、高速クローン技術と共に、お客様のバックアップ計画に一層のバックアップ効率と使用領域の削減効果をもたらします。

Nutanix Mine with Veeam

Nutanix AHVバックアップを保存するための新しいターゲットの上部に位置するのがNutanix Mine with Veeamです。ここで整理しておくと、Nutanix Mine with VeeamはVeeam Backup for Nutanix AHVと同一のものではありません。

Nutanix Mine with Veeamは、セカンダリのストレージおよびバックアップに伴う共通的な課題の解決に役立ちます。

こちらのソリューションの概要で分かりやすくまとめられています。

ライセンスとインストール

Veeam Backup for Nutanix AHVはVeeam Backup & Replicationおよび関連スイートと統合されます。保護対象のNutanix AHV VMは、シンプルになったVeeamユニバーサルライセンス(VUL)によって利用できます。Veeam Backup for Nutanix AHVに対して使用される個別のインストールパッケージには追加ライセンスは不要です。

今すぐこちらからダウンロードして、お使いのVeeam Backup & Replicationサーバーにインストールしていただけます。 

まとめ

新登場のVeeam Backup for Nutanix AHVでは特に大きな機能がいくつかリリースされましたが、これら以外にも多くの機能について「Veeam Backup for Nutnaix AHVユーザーガイド」に説明があります。

また、このソリューションはNASバックアップCloud Tier、NASバックアップのアーカイブ層、さらにはオブジェクトストレージに転送されるVeeam Backup for Microsoft Office 365バックアップとも連携しますので、ご安心ください。

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v10: GFSによるリストアポイントのきめ細かい設定

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Veeam Backup & Replicationはこの12年間、ずっとVeeamの中核製品であり続けています。その理由は、お客様のご要望を取り入れて変わり続けているためでしょう。このたび、Veeam Backup & Replicationのv10がついに発売されました。100を超える強力な機能が新たに加わったバージョンです。今回は、保持をもっと柔軟に、そして管理しやすくするための新しい改善点を3つ、ご紹介します。

  • リストアポイントの管理をさらに容易にするために、日数で指定できる保持ポリシーを導入。
  • 保持期間の延長が柔軟に行えるように、バックアップジョブにGFS機能を追加。
  • 指定の期間内に確実にコピーを実行できるように、RPOアラートを追加し、バックアップコピーのジョブの信頼性を強化。

バックアップジョブ:日数指定の保持ポリシー

バックアップジョブでは、リストアポイントの数だけではなく、日数を基準にした保持期間の設定が可能になります。これまでのバックアップジョブの保持は常に、作成されたリストアポイントの数を基準に管理されていました。そして、必要なリストアポイントの数は、1日1回のバックアップジョブを毎日行う場合には、とても簡単に計算できます。問題は、2時間ごとにバックアップを行う必要があり、さらに2日に1度、午後1時から午後5時の間の時間帯は処理や業務継続のためバックアップが実行できない、といった場合です。リストアポイントは毎日作成されますが、その数を予測することができない日が発生します。こういったケースに役立つのが、日数指定の保持ポリシーです。このオプションでは、バックアップを維持しておきたい日数を設定することができるため、たとえばバックアップジョブが火曜日には1回、水曜日には30回実行されたとしても、気にすることはありません。必要な日数の間、データは保持されるのですから。つまり、1日に複数回バックアップジョブを実行することができ、かつ週や月で維持するリストアポイント数のために余計な計算をしなくてもよくなる、ということです。

バックアップジョブ:GFS

次は、バックアップジョブに追加されるGFS機能についてご紹介します。週次、月次、年次のアーカイブ・データ・ポイントを保持する場合、これまでは、バックアップコピーのジョブを追加で設定するか、必要な期間を大きく超えて保持期間を設定しなければならず、不要な増分ポイントを保持する必要がありました。この新機能では、余分な作業をしなくても、プライマリ・バックアップリポジトリに、アーカイブのバックアップポイントのコピーを保存することもできるようになります。

バックアップコピーのジョブ:RPOアラート

RPOの達成は重要なことで、それはバックアップコピーのジョブでも同じです。v10では、バックアップコピーのジョブに直接、新しい通知が追加されています。この通知は、目標のRPOが達成されていない場合に警告を出すものです。バックアップコピーのジョブの詳細設定として追加され、新しく作成されたバックアップポイントが所定の期限までにオフサイトにコピーされなかった場合に警告を発します。この機能は、バックアップコピーのジョブのRPOを確実に達成できるようにサポートするため、災害によってプライマリのバックアップが破損した場合でも、重要なデータを失わずに済みます。

まとめ

このv10では、保持の管理のために推測が必要となったり、頭痛の種になったりする点を解決しています。今回ご紹介したのは、v10でリリースされた数多くの機能のうちわずか3つです。ほかの機能についてはこちらからご覧いただけます。

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v10:大規模で非常にパワフルなNASバックアップ

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NASの世界は長年の間に変貌を遂げました。従来は、企業全体にわたるユーザーファイルやホームディレクトリの保管と共有の中心となる場所として使用されていました。

現在、NASの用途ははるかに拡大し、アプリケーション、大規模な非構造化データセット、仮想化などにもよく使用されています。他にも変化した点として、本番NASデバイスによって高いスケーラビリティを実現できるようになったことが挙げられます。これは、ワークロードに対してNFSプロトコルやSMBプロトコルをサポートすることで実現しています。現在では非構造化データがペタバイト単位で計測され、指数関数的に増加し続けています。

NASおよび非構造化データの課題

NASは、大量の非構造化データを含む様々なワークロードに対して幅広く利用されています。非構造化データには、ドキュメント、プレゼンテーション、画像などの私たちがユーザーとして毎日作成するデータや、モノのインターネット(IoT)のデバイスによって毎秒作成される大量のデータが当てはまります。この非構造化データの増加が、データの効率的な保護方法において大きな課題になっています。現在、大規模な非構造化データセットには、単にサイズが理由で保護されていないものもあります。このような状況から、Veeamは大規模な非構造化データセット向けの最適なソリューションを提供するために検討する必要のある主な課題に取り組むことになりました。

現在よく見られる非構造化データの例は以下のとおりです。

  • オフィスアプリケーションによる一般的なユーザーデータ(ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションなど)
  • インターホンや警察機関の監視カメラの動画
  • X線、その他の画像ファイルが含まれる医療記録
  • バーコード画像が含まれる倉庫データ

Veeam Availability Suite v10のNASバックアップ

NASバックアップはVeeam Backup & Replication v10の一部分となりました。  これは金字塔となるもので、かつ弊社が適切に実装したいと願ってきた機能です。 

VeeamでのNASバックアップのミッションは以下のような明白なものでした。

  • NASバックアップをシンプルに、かつVeeam Backup & Replicationの基準を満たすほどパワフルなものにすること
  • 市販のハードウェアを含めて、あらゆる場所でのワークロードのニーズに対応できる柔軟なソリューションを構築すること
  • 最大規模のエンタープライズ組織でも、大量のデータを保護できるよう確実にスケーリングすること

このアプローチは、ソフトウェア定義、ハードウェア非依存というVeeamの信念を体現しており、お客様が理由なく特定のアプライアンスにロックインされることなく、業務に必要なハードウェアを選択できるようになっています。さらに、このNASバックアップには以下の3つの特徴があります。

Veeam NAS Backup

柔軟性

NASシステムには多くの種類があり、非構造化データを提示するための多くのプロトコルとバージョンが世界中で使用されています。v10 NASバックアップでは、SMB共有およびNFS共有だけでなく、WindowsファイルサーバーやLinuxファイルサーバーの共有も保護できます。

変更ファイル追跡

このような難しいNAS環境に対するv10 NASバックアップ独自の機能が変更ファイル追跡です。この機能によって、NAS環境の高速増分バックアップを実行して、バックアップ目標を容易に達成できるようになります。

スナップショットと好相性

v10で導入される高度なバックアップ機能の1つが、プライマリストレージとセカンダリストレージのいずれかに接続するエンタープライズグレードのNASデバイスにより作成されたストレージスナップショットから直接、柔軟なバックアップを実行できる機能です。この機能によって、NASバックアップのパフォーマンスと速度がさらに向上する手段を増やすことができます。

仕組み - コンポーネント

Veeam NAS Backup Components

NASバックアップのVeeam Backup & Replication v10への追加において一番良い点は、製品とその設計理念に最初から組み込まれているシンプルさが維持されていることです。最初に紹介するコンポーネントはファイルプロキシ。ソースからターゲットへのデータのスループットを可能にする核となるものです。ファイルプロキシは要件として、Windowsオペレーティングシステム上に配置する必要がありますが、スケーラブルかつソフトウェア定義であるため、業界の他製品のようにスケーリングのために新しいハードウェアや専用のアプライアンスを用意する必要はありません。

次に紹介するのは、最も大きな特徴である変更ファイル追跡です。この機能は、ソースのファイル共有のフットプリントを維持し、キャッシュリポジトリという場所に保存されます。このキャッシュリポジトリがそれぞれのバックアップ間に変更された全てのオブジェクトを追跡管理するため、超高速バックアップ処理が可能になります。

NAS Backup Solutions – Changed File Tracking

バックアップの保存という面では、NASバックアップではイメージベースのバックアップと同じ範囲の各種バックアップリポジトリがサポートされており、それにはScale-out Backup Repositoryも含まれます。

ただし、弊社はNASエンジンでの非構造化データのバックアップに注力しているため、重複排除デバイスやオブジェクトストレージなどの比較的安価な種類のストレージに古いファイルバージョンを段階的に移行できることを目指しました。この方法論では、本番データセットに近い日数で短期間保持し、その後は規制や保持要件に従うために、長期的な保持とアーカイブの目的でパブリッククラウドを活用できます。

v10 NASバックアップには、NASデータのオフサイトコピーを保存する機能もあります。これにより、まったく異なる保持期間(長期でも短期でも)を設定でき、その際にはセキュリティ強化のために別個の暗号化キーを使用できます。また、非構造化データの復元という面で、災害復旧手段の1つの選択肢としても使用できます。

復元機能

共有全体のリストア

このオプションは、ファイル共有が完全に消失した場合や大規模な停止が発生した場合に最も有効で、全てのファイルの最新バージョンを元の場所に完全にリストアするか、セキュリティと権限はそのままに別の場所に完全にリストアすることができます。

Restoring an entire share from NAS Backup

指定時点へのロールバック

クイックロールバック機能では、「確認されている最後の稼働状態」、つまりバックアップ時点までロールバックできます。そうすることで、最新のバックアップの後に変更された全てのファイルを元に戻すことができます。この機能は、たとえば、ランサムウェア攻撃を受けたときやファイル共有が暗号化された状況で使用できます。このオプションによって、ランサムウェア攻撃を受ける前の最後の良い状態のバックアップ時点までロールバックできます。

NAS Backup restore point selection

ランサムウェア攻撃を受けた後、指定時点にロールバックする実際のデモをご覧ください

個々のファイルとフォルダのリストア

この種類のリストアはシンプルになるように設計されており、イメージレベルのバックアップからのファイルレベルの復元と類似しています。稼働中のシステムの上書きか両方のコピーの維持によって個別のファイルおよびフォルダをリストアできます。利用可能な全てのファイルバージョンを表示できる高い可視性があり、特定のリストアポイントを簡単に選択できるため、復元したいバージョンを選択する作業がシンプルで、しかも柔軟です。

Restore files and folders from NAS Backup

今すぐ無償でNASをバックアップ!

既存のVeeamソケットライセンスのお客様は、最大6つのVeeamユニバーサルライセンス(ライセンスを持つCPUソケットごとに1つ)を無償でご利用いただけます。これらのライセンスを使用すれば、NASデバイスの保護、Veeam AgentによるWindowsまたはLinuxの物理ワークロードの保護、Veeamプラグインによるエンタープライズアプリケーションの保護が可能です。v10のインストール後すぐに表示されるライセンス情報ダイアログで利用可能なライセンスが表示され、すぐに使用できる状態となっています。また、新規のVeeamのお客様にも、NASバックアップを含むVeeam Availability Suiteを30日間無償でお試しいただけます。

まとめ

かつてないほど高速、強力、スマートな、強化されたNASバックアップ。今それを利用しない手はありません。私は個人的に、このリリースを心から待ち望んでいました。大企業も中小企業も、NASの非構造化データの保護を簡素化するために利用できるソリューションとなるからです。  NASバックアップの詳細はこちらをご覧ください。また、新機能に関するドキュメントはこちらからダウンロードしていただけます。 そして、今すぐv10をダウンロードして、NASバックアップやその他150個もの驚くべき新たな機能拡張をご利用ください。  V10 = Better Backup!

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Explorer for Oracle v10:データベースを即時パブリッシュ!

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Veeam Availability Suite v10では、見落としてしまいそうな小さなトピックの中にも、実は重要なものが存在します。v10の新機能に関するドキュメントをまだご覧になっていない方は、是非目を通してください。すぐに効果を期待できる良い情報が見つかるはずです。その一部が、エンタープライズアプリケーション向けの機能拡張です。v10ではVeeamによるOracleのサポートが大きく前進しており、データベースをバックアップから指定時点の状態へと即時にパブリッシュできるようになりました。

即時パブリッシュとしてデータベースにすぐにアクセスできるという点で、これは非常に重要な復元手段であると言えます(これに対して、テストと開発の目的で最新のデータが必要になるときに、従来のリストアではデータベース全体をリストアする必要がありました)。このデータベースパブリッシュ機能は、データベースをバックアップファイルから直接実行するため、より高速です。この機能が驚くほど力を発揮するのが、最新のバックアップと同程度に新しいデータ(つまりフレッシュデータ)上でテストや開発を行うような場合です。たとえば、昨日のバックアップから、昨日のデータを安全に分析し、変更点やデータ改竄の可能性がないかを確認する — これを、稼働中の本番Oracleデータベースにまったく影響を及ぼさず、またデータベースを変更せずに行うケースを考えてみましょう。そうすれば、Oracleデータベースのパブリッシュと従来のリストアの違いが明確になります。

パブリッシュ

バックアップファイルから直接Oracleデータベースを実行し、ターゲットのOracleサーバーに対して提示して、フレッシュデータ上でのテストと開発を行えるようにします。その後は、このバックアップに影響を及ぼすことなく、データをエクスポートするか破棄することができます。

リストア

完全なリストアタスクとして、バックアップデータを読み取り、ターゲットのOracleサーバー上に新しいデータベースを構築します。所要時間は一般的にバックアップ実行時間と同じです。

Veeamでは常にそうであるように、この製品も極めて使いやすく、Oracle DBAやエキスパートでなくても、このような高度なリストアシナリオを実現できるようになっています。以下の図のように、Veeam Explorer for Oracleから新しいパブリッシュタスクを簡単に開始できます。

Oracleデータベースの即時パブリッシュにおいて特に優れているのが、データベースの特定の時点を指定して、ニーズに最も適したデータセットを詳細かつ簡単に選択できるところです。

パブリッシュウィザードでは最後に、データベース内のどのトランザクションをパブリッシュするかを指定します。以下の例では、パブリッシュするデータベースは、「TEMPORARY」というオブジェクトが作成される直前のものです。

この後は同様に、その時点からのデータベースがテスト用または開発用にパブリッシュされることになります。この復元のテクニックも、本番データの安全性を維持し、しかもバックアップデータの整合性に影響を及ぼさないために重要です。

Oracleデータベースの指定時点の状態をパブリッシュするというこの新機能の他にも、Veeam Explorer for Oracleには、以下のようなデータ復元のための優れた新規オプションを利用できる追加機能が搭載されています。

  • ネイティブRMANファイルへのデータベースのエクスポート
  • RMANリストアの別のサーバーへのリダイレクト
  • 新規RESETLOGSオプション、RMANバックアップのSUDO要件なし、その他

Veeam Explorer for Oracleのその他の技術情報についてはこちらをご覧ください。

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ホワイトペーパーのご紹介:  株式会社 日立製作所 様

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今回は、株式会社 日立製作所 様(以下、日立様)のホワイトペーパーのご紹介です。

日立様は、IT分野においてハードウェア、ソフトウェア、クラウドを越えてソリューションを提供されていらっしゃいます。

ここ数年ビジネス規模の拡大に追従させるために成長に合わせてスケールアウト可能なハイパーコンバージドインフラの導入も進んでいます。今回ご紹介するホワイトペーパーでは、このような増え続けるビジネスデータに対して①「データ保護をどのように追従させてゆけばいいのか」、②「そのための管理の手間を省力化するにはどうすればいいのか」といった課題に対してのアプローチ手法が紹介されております。

ハイパーコンバージドインフラの導入を検討されているお客様、増え続けるデータの保護に対する手間を軽減されたいお客様におすすめです。

次の日立様ウェブサイトからダウンロードいただけます。ぜひご一読ください。

http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/vmware/solution/download/veeam_backup_and_replication.pdf

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タイトル:新登場Veeam Backup for Microsoft Azure:技術的概要

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本日、VeeamはVeeam Backup for Microsoft Azureの一般提供開始を発表しました。Veeam Backup for Microsoft AzureはMicrosoft Azure仮想マシン(VM)のネイティブAzureバックアップが可能で、ユーザーは投資対効果の高い安全な方法でクラウドデータを保護し、迅速かつ効率的にデータ消失のシナリオに対応できます。さらに、Veeam Backup & Replicationと統合されており、ハイブリッドクラウド組織にクラウド、仮想、物理のワークロードを管理および移行するための単一プラットフォームを提供します。

Veeam Backup for Microsoft AzureはネイティブのAzure VMスナップショット、Azure blob Azure Blobストレージ、またはその他のVeeamサポートリポジトリのバックアップとしてデータを保護する機能を提供します。復元オプションも同様に柔軟で、Azure内またはVeeamがサポートするその他のプラットフォームへの完全復元やファイルレベルの復元のオプションにより、停止のリスクを最小限に抑えます。

Veeam Backup for Microsoft Azureには以下の機能があります。

  • Azure Marketplaceから直接、簡単にすばやく導入。
  • ネイティブAzure VMスナップショットの自動化による高速で高頻度のエージェントレス保護。
  • Azure Blobストレージへのバックアップで投資対効果の高い長期の保持を実現。
  • Azure VMでの保護の対象と方法をきめ細かくポリシーベースで制御。
  • Veeam共通ファイル形式で保存されたバックアップにより、クラウド、仮想、物理の環境間、環境内、および環境全体における最高レベルのデータポータビリティを実現。
  • クラウドコストの把握と管理に役立つ組み込みバックアップのコスト計算。
  • Microsoft AzureサービスアカウントとActive Directoryの統合を中心に構築されたセキュリティ。
  • 無料のライセンス持ち込み(BYOL)およびVeeamユニバーサルライセンス(VUL)オプションを含む柔軟なライセンスオプション。

Veeam Backup for Microsoft Azureについてさらに詳しく説明します

Veeam Backup for Azure Principal Scheme

Azure MarketplaceからVeeam Backup for Microsoft Azure製品を簡単にすばやく導入できます。個別のリソースグループに導入してバックアップアプライアンスをワークロードから分離し、セキュリティを強化できます。

Veeam Backup for Microsoft Azure easy deployment via Azure Marketplace

Veeam Backup for Microsoft Azuregaを導入すると、環境の保護に関する重要な情報を示すダッシュボードが表示され、現状を把握しやすくなります。

Veeam Backup for Microsoft Azure Dashboard

ポリシーベースの保護

Veeam Backup for Microsoft Azureでは、自動化されたポリシーベースのスケジューリングを使用してワークロードを保護できます。ポリシーはSLA、地域、ワークロード、または任意の項目に基づいて作成できます。

ポリシー作成ウィザードから以下のオプションを設定できます。

  • 使用するAzure Active Directory
  • 地域(保護する複数の地域を選択)
  • リソースをタイプ別に保護:
    • サブスクリプション
    • リソースグループ
    • タグ
    • 個別のVM
  • スナップショット設定(スケジューリングと保持期間)
  • バックアップ設定(Blobストレージリポジトリの場所、スケジューリングと保持期間)
  • コスト見積もり
  • 通知設定

クラウドコストの削減

Veeam Backup for Microsoft Azureで最も重視されているのはコスト管理です。ポリシー作成ウィザードにはバックアップコストの見積もりツールが組み込まれています。このツールでは、個別のバックアップポリシーでかかるコストについてのアドバイスを提供します。

Veeam Backup for Microsoft Azure cost estimation view

スナップショット、バックアップ、トラフィック、トランザクションのコストに関するアドバイスが月単位で提供されます。これにより、バックアップがクラウドの予算に与える影響をより正確に把握できます。

リストアモード

Veeam Backup for Microsoft Azureを通して様々なリストア機能が提供されます。

  1. 元の場所への完全リストア(元のインスタンスを上書き)
  2. 新しい場所への完全リストア(新しいインスタンスを作成)
  3. ファイルレベルの復元

Veeam Backup for Microsoft Azureではきめ細かいファイルレベルの復元を実行できます。ファイルレベルの復元により、Azure VMの完全リストアを実行せずに個々のファイルをリストアできます。個々のファイルへのきめ細かいアクセスが可能なだけではなく、コストも継続的に削減されます。

Veeam Backup for Microsoft Azure granular file-level recovery

ハイブリッドクラウド

既存のVeeam Backup & Replicationのお客様は、Azureへの直接リストアを通してオンプレミスのワークロードをMicrosoft Azureにリストアし、Veeam Backup for Microsoft Azureによる保護を有効にすることができます。Veeam Backup & ReplicationをVeeam Backup for Microsoft Azureによって作成されたAzure Blobストレージリポジトリと統合すると、Microsoft Azure VMのバックアップをオンプレミスインフラストラクチャにリストアでき、データ管理戦略を大幅に強化できます。

Veeam Backup & ReplicationとVeeam Backup for Microsoft Azureの機能が1つになることで、マルチクラウドの世界で必要とされるきめ細かいデータ管理が可能になります。

まとめ

要約すると、Veeam Backup for Microsoft Azureの新リリースは、Microsoft Azureプラットフォームにユースケースを広げる優れた機能をもたらします。Veeam Backup for Microsoft AzureはVeeamプラットフォームを通して、設定が簡単で信頼性が高く、オンプレミスインフラストラクチャと統合できる柔軟性を提供します。

Veeam Backup for Microsoft Azureの詳細については、をクリックしてください。

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ホワイトペーパーのご紹介:  株式会社クライム 様

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今回は、株式会社クライム 様(以下、クライム様)のホワイトペーパーのご紹介です。

クライム様は、様々なクラウド、監視/管理、データベース、仮想化関連のソリューションを扱われており、それらソリューションの活用の仕方の情報発信も非常に盛んにおこなってらっしゃいます。

今回ご紹介させていただくホワイトペーパーでは、Veeamの提供している仮想化、物理、バックアップ環境の包括的な監視と分析を提供するソリューションについて詳しく解説いただいております。特にこのホワイトペーパーでは、仮想マシンのリソースという一つの軸に絞った使い方やVeeam ONEのメリットが紹介されております。

仮想環境の監視/管理をご検討されているお客様や、VeeamONEって名前は知っているけど運用イメージがイマイチわからないといったお客様におすすめの内容となっております。

次のクライム様ウェブサイトから御覧いただけます。ぜひご一読ください。

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ホワイトペーパーのご紹介:  東京エレクトロン デバイス株式会社 様

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今回は、東京エレクトロン デバイス株式会社様(以下、TED様)のホワイトペーパーのご紹介です。

TED様は、ストレージ、ネットワーク、セキュリティといったITの基幹となる製品を取り扱いされている他それらを組み合わせて独自のソリューションやワンストップサポートサービスを提供されていらっしゃいます。

今回ご紹介させていただくホワイトペーパーでは、TED様でお取り扱いされているNutanix AHVとVeeamの連携手順を中心にTED様のVeeamソリューションや提供されているサービスについて幅広く記載されていらっしゃいます。

Nutanix AHV環境のデータ保護をご検討されはじめたお客様に御覧いただきたい内容です。

次のウェブサイトからダウンロードいただけます。ぜひご一読ください。

https://reg26.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=obl-obkhn-6b94bb8b64c1dbc611712c6bf33ae8cb

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ホワイトペーパーのご紹介:  SB C&S株式会社 様

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今回は、SB C&S株式会社様(以下、SB C&S様)のホワイトペーパーのご紹介です。

SB C&S様には、Veeamを含めた多彩な分野におけるICT, IoTソリューションのスペシャリストが所属されており、様々な形でお客様に役立つ技術情報を発信されていらっしゃいます。今回ご紹介するホワイトペーパーのその一つとなります。

ご紹介させていただく2つのホワイトペーパーでは、SB C&S様でお取り扱いされているオールフラッシュアレイ、重複排除アプライアンス製品とVeeamを組み合わせたソリューションについて記載されていらっしゃいます。本番環境に影響に与えずにデータ保護を実現したい、Veeamのデータ保護は速いって聞くけど本当?などとお客様がよく気にする点や欲しい情報を様々な観点からの検証結果も含められてまとまられたものとなっております。

仮想環境のデータ保護や更改を検討されているお客様やVeeamはなんとなく良いと感じているけど確信してみたい、というお客様にぜひご覧いただきたい2つのホワイトペーパーです。

次のSB C&S様ウェブサイトからダウンロードいただけます。ぜひご一読ください。

https://licensecounter.jp/engineer-voice/download/form_datamanagement.html

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Veeam、Googleとの初めてのコラボレーションで大きな一歩を踏み出す

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2020年版ガートナー・マジック・クアドラントからも明らかなように、Google Cloudは、あっという間に市場のハイパースケールプロバイダのトップ3への仲間入りを果たしました。クラウド・データ・マネジメント(CDM)のリーディングプロバイダとして、Veeamは、3つのクラウドサービスプロバイダーに対応する完全に包括的なソリューションポートフォリオをお客様に提供することの価値を理解しています。本日、お客様により多くの選択肢と価値を提供できるGoogleとの新たなパートナーシップの締結を発表できることを嬉しく思います。 

Veeamは、Google Cloud VMware Engineの共同設立者の1つです。GVEは、Google CloudのVMware Cloud Foundation上でアプリケーションを実行するための完全ネイティブなファーストパーティソリューションです。このソリューションは、完全準拠の認定済みフルスタック・クラウド・インフラストラクチャで、Google Cloudが販売およびサポートを行います。お客様は、Google Cloud上の専用SDDCにVMware vSphereベースのワークロードをネイティブに展開し、現在使用しているのと同じアプリケーション、ツール、プロセス、およびポリシーをそのまま利用することができます。

GVEを使用した新しいソリューションによって、Veeamは、オンプレミス、クラウド、またはハイブリッドクラウドを問わずワークロードを保護する最もシンプルで柔軟性と信頼性に優れたデータ保護ソリューションを提供する唯一の存在となります。Veeamは共同設立者として、お客様のオンプレミス環境およびクラウド環境にわたるシームレスなサードパーティソリューションの実行と管理を可能にし、移行を容易にして、業務継続性を実現します。 

このパートナーシップによってVeeamはGoogle Cloud Platform(GCP)内で次のような大きなメリットをお客様に提供できるため、企業としてのVeeamにとってだけでなくお客様にとってもこれは素晴らしいパートナーシップマイルストーンとなります。

  1. クラウド移行の高速化。 お客様のオンプレミスのインフラストラクチャがGCPのインフラストラクチャにミラーリングされます。そのため、両方のインフラストラクチャを相互にミラーリングすることで、ハイブリッド・クラウド・プラットフォームの採用が加速します。
  2. 運用の簡素化。 クラウドプラットフォームにおける迅速なインフラストラクチャの採用をサポートします。運用を迅速かつシンプルにスケールアウトできるため、お客様にとって大きなメリットがあります。運用が簡素化されるだけでなく、課金関連など使用ベースでの簡素化を実現できます。 
  3. 効果的なディザスタリカバリによるビジネスのアジャイル化。 GCP内の同一インフラストラクチャが災害時に稼働して対応するため、定期的な保守やそれに関する高いコストが不要になります。

さらに、オンプレミスのVeeamユニバーサルライセンスをお持ちのお客様は、オンプレミスまたはGVE経由のどちらでVMwareを実行していても、既存のライセンスを直接GCPに移行できます。このポータビリティによって移行後も引き続きライセンスをご利用いただけるため、技術的な意思決定がさらに簡略化され、ビジネスの将来性が保証されるだけでなく、コストも削減されます。

ハイブリッドクラウド管理のサポートを提供するアクトIIを継続している中で、VeeamがGCPのパートナーに選ばれたことを誇りに思います。これは、パブリッククラウド市場でトップに立つための成長および戦略の両方において大きな前進となります。2020年第1四半期の成功に反映されているように、Veeamは、現在の地位に自信を持ち、引き続きクラウド・データ・マネジメント分野でこの市場をリードする勢いを促進して、これまでの影響範囲をさらに拡大していきます。 

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サイオステクノロジー社 LifeKeeper for Linuxとの連携ホワイトペーパーを公開

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クラウドデータマネジメントソリューションを展開するVeeamでは、各種データベースの保護も積極的に対応しております。

この度、サイオステクノロジー社が提供するLinux向け高可用クラスタ製品であるLifeKeeper for Linuxと連携したPostgresSQLデータベースの保護について、検証結果をホワイトペーパーとして公開頂きました。この設定方法で問題なく利用できることが実証できましたので、是非ご参考にしてください。

ホワイトペーパーでは、スクリーンショットで解説されており分かり易くなっており、以下URLよりダウンロードできます。

サイオステクノロジー社 ホワイトペーパーダウンロードサイト

今後はDXを支えるインフラとして、パブリッククラウドやHCI上での利用も広がるものと確信しております。

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Veeam Availability Orchestrator v3:まったく新しいDRを

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Veeamは今週、最新リリースのVeeam Availability Orchestrator v3と新しい価格オプションのDRパックについて、一般提供開始の発表をいたしました。今回のブログでは、DRプランニングを、より多くの企業とその全てのワークロードに対して、市場で聞いたことがない価格で可能にする方法についてご紹介したいと思います。

まずはVAO v3の新機能について、いくつか詳しく見ていきましょう。その後、ディザスタリカバリ計画やプロセスの効率化に役立つ特長を、一部ですがご紹介します。

NetApp ONTAP統合

Veeam Availability Orchestrator v3では、まったく新しいストレージ・オーケストレーション・プランが導入されました。このプランによって、ONTAPストレージ上のVMware仮想マシンの復元を完全に自動化することが可能です。

また、これらのVMのフェイルオーバーや実行に必要な操作も簡単で、SnapMirror関係の休止から、vSphereでのVMの登録や開始、さらにはそれらのVMに対するオーケストレーションプランの実行まで、多岐にわたる操作をワンクリックで全て実行できます。

レプリカやリストアプランと同様に、ストレージ・オーケストレーション・プランも作成は簡単です。最初のストレージ・オーケストレーション・プランを作成する前に、ソースとターゲットのNetApp SVMをVAOに追加する必要があります。また、VMの復元場所も作成する必要があります。

ストレージ・オーケストレーション・プランの場合、既存のVeeam Backup & Replication環境がなくてもVAOを使用することができます。つまり、現在Veeamのお客様でない場合でも、VMwareワークロードに対して、オーケストレーションプランのプランニング、オーケストレーション、テスト、実行といったVAOのパワフルな機能をご利用いただけるということです。

VAOでは、SnapMirrorを手動で解除してvSphereにマウントする必要はなく、これをはじめ様々な操作をワンクリックで実行することができます。さらに、独自のカスタムPowerShellスクリプトをアップロードすることも可能で、ユーザーに代わってVAOがスクリプトを実行します。

また、組み込みのVeeam Backup & Replicationサーバーを活用してVeeam DataLabのテスト機能を利用することもできます。ご利用のワークロードに対して、あとからVeeam Backup & Replicationをテストしたくなることもあるかもしれません。そのような場合でもご安心ください。Veeam Backup & Replicationには30日間の無償評価版がありますので、お使いの環境の様々なアイテムや色々な場所で、バックアップやリストアを実行することができます。

ディザスタリカバリ以上の機能を

Veeam Availability Orchestratorにできることは、災害が発生したときに仮想マシンを復元することだけではありません。Veeam DataLabテストには、災害発生時にプランの手順が全て問題なく実行されていることを、本番環境に影響を与えずに確認できる機能が搭載されています。また、DataLabテストではRTOの評価も厳密に行われ、RTOの達成状況をDataLabのテストレポートで正確に確認できます。

アプリケーションのコピーがもう1つあったら何ができるか、考えてみましょう。新たなゼロデイエクスプロイトが発生しても新しいパッチをすぐにテストできますし、トレーニング環境としても使えます。可能性は、ほぼ無限です。

DRテストだけでなく、様々な用途に活用できるので、ディザスタ・リカバリ・インフラストラクチャのビジネスの立ち上げにも役立てられます。

DataLabテストの実行は、すばやく簡単に行えます。また、VAOを使用して、定期的に実行するよう設定することもできます。

また、Veeam Availability Orchestratorは、データセンターの移行にも最適で、特に、NetApp ONTAPサポートが追加されたことでさらに優れた力を発揮します。これまで、NetApp SnapMirrorと多数の手動プロセスやスクリプトを組み合わせて手動でデータセンターの移行を行ってきた方の場合、VAOを使用すると驚くほど作業が簡単になります。

PowerShellスクリプトは、VAOにアップロードするだけで、オーケストレーションプランで、VMに対してスクリプトをプランの前手順で実行するか後手順で実行するかを選択できます。

自動文書化でDRコンプライアンスを向上

覚えておいていただきたいのは、上に挙げた全ての機能はもちろん、それ以外の機能もVAOの動的な文書化に多数組み込まれているということです。監査ログを含むプラン定義レポート、準備状態の確認レポート、DataLabテストレポート、実行レポートのレポート間でコンプライアンスも簡単に維持できるので、内部にも外部にもSLAを保証できるほか、組織のステークホルダー全員がディザスタリカバリの準備状態を常に把握しておくことができます。

バージョン3では機能改善がいくつか行われ、4つのレポートをzipファイルにまとめて簡単にダウンロードできるようになっています。


ここで、VAOの動的な文書化について、現在実装されている優れた特徴を一部ご紹介します。

  • RTOとRPOをプラン内にプロパティとして設定し、テスト後にそれらを実際の値と比較する
  • 全ての内部ラベルをはじめレポートテンプレートのカスタマイズが可能なので、ビジネスに最適なデザインや使い勝手を実現できる
  • レポートは全て、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、日本語、ポルトガル語、スペイン語、ロシア語に対応

DRパックの導入

現代において、重要でないデータなどありません。Veeamでは、企業によるDR計画を、これまで最も重要なワークロードとみなされてきた領域を超えて、簡単に、かつ確実に拡大できるようにしたいと考えています。

Veeam Availability Orchestratorを使用することで、ご利用の全てのVMware VMをかつてないほど簡単に保護できるようになります。このたびVeeamでは、DRパックという、新しい価格オプションを導入いたします。DR計画とコンプライアンスソリューションを、Veeam Backup & ReplicationやVeeam Availability Suiteに簡単に追加することができ、さらにコストも最大で80%抑えることができます。

ビジネスにとって最も重要なワークロードはどれかを決めるのに時間を費やす必要はもうありません。DRパックは、まったく新しい、非常にシンプルで投資対効果の高いBC/DRサービスとなっています。DRパックの詳細はこちらからご覧ください。

Veeam Availability Orchestrator v3のその他の新機能

Veeam Availability Orchestrator v3には、このほかにも、ディザスタリカバリや移行の効率化と加速を目的とした素晴らしい機能が多数搭載されています。

1つ目は新しい「プランオペレーター」ロールの追加で、その役割は名前のとおりです。このロールでは、プランの操作はできますが、作成や編集はできないため、オペレーションチームに最適なロールとなっています。

また、Veeam Availability Orchestratorには、バックアップコピーのジョブをリストアプランに活用できる機能もあるので、DRサイトにとって最もローカルなデータを使用することができます。

レポート機能やVAO APIにも、驚くような機能拡張が多数実装されています。

このように素晴らしい機能が多数搭載されたVeeam Availability Orchestratorですが、実際に試すことももちろん可能です。30日間の無償評価版を用意していますので、こちらよりダウンロードして是非ご利用ください。

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 Veeam、再びリーダーに!

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この数ヶ月に「かつてない」という言葉や、「ニューノーマル」というフレーズを何度見聞きしたかわかりません。しかし、これらはこの状況を表すのにふさわしい言葉です。それでもVeeamは、最も信頼できるバックアップ・ソリューション・プロバイダになり、革新を続け、顧客第一の労働倫理を実現し、コミュニティを保護するためのクラウド・データ・マネジメントを提供するという目標を最重視していることに変わりはありません。それがVeeamをかたどる特徴であり、ガートナー社のデータセンターのバックアップおよび復元ソリューションに関する2020年版のマジック・クアドラントで4年連続リーダーに選出された1理由だと私たちは確信しています。リーダーへの選出は喜ばしいことですが、ガートナー社がVeeamを最も実行力のある企業と位置付けているという事実を私はより一層嬉しく思っています。

これは、従業員やエコシステムを含め、Veeamの全てに対する素晴らしい評価であり、Veeamのデータ管理に対する戦略およびアプローチの有効性を認めるものであると思います。さらには、この1年間、Veeamのビジョンを継続的に実行するために会社全体で取り組んできたことの証明にもなります。375,000社以上のお客様としては、Veeamがビジョンを継続的に実行することは基本であり、実行が証明されることが最も重要なのです。そのため、最も実行力に優れているという評価をいただけたことを本当に光栄に感じています。Veeamは革新を起こすと約束しました。そして、Veeam Availability Suite v10の発売や、最近VeeamON 2020で発表した、あらゆる規模のお客様がマルチ/ハイブリッドクラウド環境で今日の成功に必要なビジネス継続性とデータ管理を実現できるよう支援する新しいソリューションによって、その約束を果たすことができたと思います。

実行とはビジョンを実現することだけでなく、お客様が安心して受け入れることのできる強固で信頼性の高いプラットフォームやビジネスモデルを構築することでもあります。Veeamは、前年比2桁の成長を達成しています。また、お客様のどのようなニーズにも対応できるように、研究開発に多大な投資を行い、世界クラスのエコシステムを構築しています。ガートナー社のマジック・クアドラントにおける評価について嬉しく思います。また、ガートナー社が最近発行した「2019 Market Share: All Software Markets, Worldwide」リサーチでは、2019年時点でVeeamはその前年と比べてマーケットシェアを拡大し、世界で3番目に大きいバックアップおよび復元ソフトウェアプロバイダとなっています2

ガートナー社が2.5%成長したと示した市場で、Veeamの収益は前年比(2019年を2018年と比較して)25.9%増でした。これは、Veeamの成長が世界のバックアップおよび復元ソフトウェア市場全体の10倍以上だったことを意味します。* Veeamの見解では、このマーケット・シェア・ランキングは、マジック・クアドラントの評価と併せて、Veeamがクラウド・データ・マネジメントを提供する最も信頼できるバックアッププロバイダになるというビジョンを実現していることを示しています。

出典および免責事項:

「Gartner, Magic Quadrant for Data Center Backup and Recovery Solutions」、Santhosh Rao、Nik Simpson、Michael Hoeck(2020年7月20日)以前のタイトルには「Magic Quadrant for Data Center Backup and Recovery Software」が含まれています。

「Gartner, Market Share: All Software Markets, Worldwide, 2019」、Neha Gupta、Vanitha Dsilva他(2020年4月13日)*Veeamによる計算ガートナー社は、リサーチ出版物に記載されたいかなるベンダー、製品、またはサービスも推奨するものではありません。また、技術の利用者に対して、最高の評価やその他の指名を得たベンダーのみを選択するように助言するものでもありません。ガートナー社のリサーチ出版物は、ガートナー社のリサーチ部門の見解を示したものであり、事実の記述として解釈すべきものではありません。ガートナー社は、明示的または暗黙的を問わず、商品性や特定目的に対する適合性を含め、このリサーチに関して一切の保証を負いません。

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バックアップの重複排除とバックアップレポジトリ入れたときの見え方の挙動

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はじめましてVeeam Softwareの高橋です。

ここでの初めてのブログです。

少しだけ自己紹介をさせていただくと、ハードウェア的なキャリアはたくさんあって、ギネスブックに載っているような大型機から、ワークステーション、ラズパイまで扱ったことがあります。データマネージメント業界では、古くはファイルバックアップの製品、新しめのクラウドでのマネージメントツールなどをやってきました。

さて、今日のお題ですが、バックアップデータをしっかりみてもらうということで、「バックアップの重複排除とバックアップレポジトリを入れたときの見え方の挙動」について書いていきたいと思います。

バックアップの重複排除

仮想マシンや物理マシンをバックアップすると結構な容量になると思います。

もっぱらテンプレートから展開した仮想マシンの場合は、実はOSやアプリケーションの部分が共通なものなので、重複排除が効くのではと思われるかもしれません。

バックアップ時における重複排除について考えてみましょう。以下の2つに分かれるかと思います。

  1. ファイルコンテンツの重複排除
  2. イメージレベルの重複排除

1. ファイルコンテンツの重複排除

以下のようなケースで重複排除が起きると思います。

  • 同じファイルシステムの中で同じファイルが存在するケース。例えば個々のアプリケーションが参照するダイナミックリンクライブラリが実は同一なものだった
  • ディレクトリ構造を維持してファイルコピーでアーカイブをとっていて、多くのファイルが同一ファイルであるケース

2. イメージレベルの重複排除

例えば、同じ仮想マシンテンプレートからクローンした仮想マシンがたくさんある。あるいは、同じOSバージョンの物理マシンのバックアップがある。

いずれにせよ、オンリーワンのデータをしっかり保存して、重複排除をしてバックアップ保存先のデータ消費を少なくしたいと思う人が多いと思います。

Veeamでこれらを検証したいと思います。

Veeamでは、組み込みの重複排除のエンジンが入っています。

このチェックボックスをオン、オフをすることによって重複排除が制御できます。

この設定を利用してテストをしてみたいと思います。

テスト環境は、CentOS 8に /: 16GB OS /data: 100GB /dataには1GBの同一ファイルが10ファイルあります。

1.ファイルコンテンツの重複排除

ファイルコンテンツの重複排除の場合、重複排除が効けば/dataのファイルは1GB程度になると想定できます。

<重複排除オフ>

転送データ量12GB

かかった時間 20:07

実際のサイズ: 14.7GB

バックアップサイズ:12GB

<重複排除オン>

転送データ量12GB

かかった時間 20:42

実際のサイズ: 14.7GB

バックアップサイズ:2.97GB

重複排除前:バックアップサイズ:12GB

重複排除後:バックアップサイズ:2.97GB

仮想マシン1台に対してもデータの重複排除が効くことがわかります。

2. イメージレベルの重複排除

仮想マシンのバックアップは、1ジョブに対して1仮想マシンではなく、複数の仮想マシンを指定することができます。

仮想マシンをクローンしたものでテストしてみたいと思います。

この仮想マシンは、同じ仮想マシンをクローンしているのでOSの部分が重複排除されるはずなので、4仮想マシン対象で実質1仮想マシン分程度しか消費しないと推測されます。

この場合の重複排除は、以下のように、1つのジョブに複数の仮想マシンを登録すると重複排除が効きます。重複排除を効果的に効かせるには

 - 同じテンプレートから展開されたもの

 - 同じOS

 - 同じイメージサイズ

ということが重要です。また、通常のレポジトリだと1つのジョブに30仮想マシン以内にすることをお勧めします。

バックアップレポジトリを入れたときの
見え方の挙動

次に、バックアップレポジトリの形式についてです。

バックアップレポジトリとは、バックアップデータを保存しておくためのストレージです。

サポートしているストレージは主に以下のようなバックアップレポジトリがあります。

先ほどの4仮想マシンを1つのジョブでバックアップしたバックアップレポジトリの中身は以下のようになっています。

4つの仮想マシンをバックアップしているのですが、バックアップの実態は1つのファイルです。

このファイルはフルバックアップのファイルで、以後、増分バックアップのファイルが1つづつ増えていきます。

このように、4つの仮想マシンが1つのバックアップファイルになっています。

バックアップレポジトリには主に2つの形式があります。

- 通常のバックアップレポジトリ

- Per-VMバックアップレポジトリ

通常のバックアップレポジトリは、ジョブ単位でバックアップファイルが作成されます。

Per-VMバックアップレポジトリは、仮想マシン単位でバックアップファイルが作成されます。

Per-VMバックアップレポジトリの設定は、バックアップレポジトリの設定でRepository → Advanced 設定で行うことができます。

PerーVMバックアップレポジトリは、仮想マシンのバックアップを複数同時に扱うことができるのでバックアップパフォーマンスが向上します。反面、仮想マシン単位なので、生成されるバックアップファイルは多くなります。

以下がPer-VMバックアップレポジトリでバックアップした場合のケースです。

仮想マシン分のファイルが生成されているのがわかると思います。

もう一度、通常のバックアップレポジトリと照らし合わせてみると、Per-VMバックアップレポジトリの方が必要とするバックアップデータ量が多いことがわかります。

さて、このPer-VMバックアップレポジトリは何のためにあるのでしょうか?

このPer-VMバックアップレポジトリは、ストレージ側で重複排除をする場合に有効となります。

つまり、仮想マシンごとのファイルでストレージ側で重複排除が有効的にできるようになります。

よって、バックアップレポジトリとして重複排除ストレージを利用する場合、バックアップレポジトリの設定をPer-VMバックアップレポジトリにするのが一般的です。

また、その場合は、Veeamの重複排除をオフに設定する必要があります。重複排除は、Veeamで行うか、ストレージで行うかはトレードオフです。

Per-VMレポジトリは、重複排除レポジトリだけではなく、スケールアウトバックアップレポジトリの場合は、自動的に有効になります。

スケールアウトバックアップレポジトリとは、複数のバックアップレポジトリを1つに束ねたり、Cloud Tierとしてオブジェクトストレージを利用する場合に使います。Per-VMの設定が有効になると、スケールアウトバックアップレポジトリで構成されているバックアップレポジトリが個々でバックアップタスクを受け取ることができ、また、細かくファイルを配置ができるのでストレージを有効活用することが可能になります。

バックアップレポジトリの設定でバックアップファイル自体で効率化するか、ストレージの機能を有効活用するかはやはりトレードオフになります。

また、このPer-VMバックアップレポジトリは、1つのジョブで300仮想マシン程度を指定することができます。重複排除ストレージと連携させるなどの大規模環境で利用すると便利な設定です。

まとめ

今回、Veeamの重複排除の機能を実際のバックアップジョブで確かめてみました。環境によっては、1仮想マシン、1ジョブで設定されているケースもありますが、OSやサイズが一緒のものであれば、複数仮想マシンを1ジョブで設定することをお勧めします。単体の仮想マシンのバックアップがしたいという場合は、Quick Backupという機能を使うことで単体の仮想マシンのバックアップも可能です。Quick Backupはいずれお話ししたいと思います。

また、レポジトリ形式でジョブ単位でバックアップファイルが生成できる、Per-VMバックアップレポジトリで、仮想マシン単位でバックアップファイルが生成できることを説明しました。状況に応じて使い分けて効率化をすることをお勧めします。

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